5月に公開される永野芽郁が主演を務める、映画「地獄の花園」の特報映像が解禁された。
本作の舞台は、真面目に働き、経済を支える日本のOLたちの世界。花園のようにも見える華やかな彼女たちの職場…、しかし裏では拳(こぶし)による地獄のような派閥争いが行われていた。そんな地獄のような花園のような世界が描かれる。
そんな、日本中のOLが抗争を繰り広げる壮大なストーリーをオリジナル脚本で手掛けたのは、お笑い界の鬼才、向田邦子賞・ギャラクシー受賞のバカリズム。その世界観を唯一無二の映像美で表現するのは、Perfume 、サカナクション、星野源のMVを手掛ける、関和亮監督が務めた。
解禁された映像では、ごくごく普通のOL生活を送る直子(永野芽郁)が、特攻服を着たOLたちの熾烈な争いに巻き込まれる様子が映し出される。さらには黒い日傘をさし、両脇に裸にサスペンダー姿の色男を携え、バラの花びらを浴びる艶やかな謎の女(※総務部)も登場。
謎が謎を呼ぶ中、抗争はさらに激しさを増し、腹パンチ、飛び蹴り、傷だらけの女、仁義なき地獄の花園が描かれる。ラストには永野が「寝言こいてんじゃねぇよ、ブス」と暴言を吐くも、スタッフから「カット」の声がかかると即座に「今ので大丈夫ですか?」と笑顔を見せた。
また、劇中では永野が本格的なワイヤーアクションに挑戦。映画への出演について「特攻服を着てみたかった」「着ると“自分、強いな”と自信がつく!」と弾けるような笑顔で語った。
<永野芽郁、バカリズム、関和亮監督 コメント>
■永野芽郁
ごく普通のOLライフに憧れる直子という役を演じておりますが、「なにを言っているんだろう」と思ってしまうほど、暴言も吐いています。普段の生活ではなじみのない言葉なので、イントネーションや言葉の吐き捨て方など、合っているのか全く分からず(笑)。そういう点では苦労しましたね。撮影現場はずっと笑いが絶えなかったですし、監督・スタッフ、そして他の出演者の方みんなで面白い作品になるよう一生懸命頑張りました。きっと今までに見たことのない私をお見せできると思いますし、今までにない大きな作品になっていると思いますので、楽しみに待っていてください。
■バカリズム
今回、「女性のヤンキーものを書いて欲しい」というオファーを頂き、最初は女子高生のバイオレンスな話を書いていたのですが、もっと非現実的でバカバカしくするために関監督に「設定をOLにしませんか?」と提案したところ、「面白いですね!」と乗っていただき、そこから関監督の演出でより壮大なバカバカしい映画になりました。これまで関監督とはいろんな作品でご一緒させていただいていますが、一番バカバカしさに振り切った笑える作品になっていると思います。
■関和亮監督
「OL×ヤンキー」という、バカリズム独特の世界観を素敵なキャスト陣が全力で演じております。ありそうでなかった世界でどんなことが起こっていくか、ご期待いただければと思います。