北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢と北朝鮮の軍人との恋愛を描き、2020年のユーキャン新語・流行語大賞でもTOP10入りを果たすなど、日本でも人気を博したドラマ『愛の不時着』(Netflix)。

1月8日(金)から東京を皮切りに全国4ヵ所で開催される「愛の不時着」展が、7日(木)に報道陣に向けて内覧会を行った。この展示の様子をフジテレビュー!!編集部員が写真たっぷりでお届けする。

2階建ての広々とした大きな会場には、ドラマでも実際に使用された美術セット、衣装、小道具の数々が、各話の場面写真パネルとともに展示。450点を超える展示写真のうち、未公開カットはなんと約250点にも及ぶ。

また、出演者たちのお茶目なNGシーンなどが流れるメイキング映像(日本語字幕付き)も随所に映し出されており、ドラマの世界をたっぷりと堪能できる。

入口を過ぎてまず目の前に登場するのは、『愛の不時着』でのキーアイテムともいえる「パラグライダー」。ヒロインのユン・セリ(ソン・イェジン)がパラグライダーで北朝鮮の非武装地帯に不時着し、それを北朝鮮の軍人であるリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)が見つけるという、2人の運命の出会いのシーンを再現している。

その横には撮影時に着用していたセリのパラグライダースーツが展示されており、細部までじっくりと確認できる。「ここから物語が始まった…」と、はやる気持ちを抑えながら2階への階段を上った。

広大な展示室には、各話ごとにシーン写真と小道具も合わせて展示され、よりリアルに立体的に名シーンの数々がよみがえってきた。

さらに、ジョンヒョクが北朝鮮でセリをかくまっていた家のリビングも再現!劇中で実際に使用されたカーテン、カーペット、ローテーブル、ガラス扉付きの棚を用いて細かい部分までリアルに表現されており、実際に訪れたような錯覚を覚えるほどだ。

この「ジョンヒョクの家」は撮影可能だが、立ち入りは禁止とのこと。薄暗くもやわらかな光までもが再現されており、そこにジョンヒョクや第5中隊の皆がいるような気がしてくるほどだ。

また、室内にはジョンヒョクを待ちわびながら酔いつぶれたセリが並べた“空き缶の国境”や、セリがジョンヒョクに毒味させようとしていた料理も再現。

展示はまだまだ続く。「国境」がテーマの展示コーナーでは、黄色のラインで北朝鮮と韓国の国境を表現し、劇中の名言とともに衣装やシーン写真を展示。“国境を越えて愛し合う”という、このドラマならではの設定が反映されていた。

そして、「再会」のコーナーでは、セリとジョンヒョクを繋ぐ重要な存在であるピアノが、スイスの湖畔を模したステージに登場。このピアノはスイスで撮影されたシーンでも使用され、ジョンヒョクが弾いていた実物だ。BGMに使用されているのは、もちろんジョンヒョクが兄を想って作った曲。

ここでしか手に入らない豊富なグッズも

さらに、会場でしかゲットできない限定品も魅力だ。展示コーナーを余韻とともに抜けると、ネームステッカーマシーンやクレーンゲームが楽しめるエリアが広がっている。

会場には撮影可能なフォトスポットも多数あり、等身大のセリとジョンヒョクのパネルと並んで写真撮影も可能だ。細部にまで工夫を凝らした「愛の不時着」展はコアなファンもきっと満足することだろう。

「愛の不時着」展は、1都3県における緊急事態宣言発令に伴い特別対応で開催。最新の情報は公式サイトまで。