お笑いの「ボケ」合戦企画はよくある印象だが、「ツッコミ」を競うものはなかったような…。そんな中生まれた番組が、1月13日と20日放送のフジテレビ『NO.1 ツッコミGP KIREAJI』だ。

ツッコミとは、タイミング、瞬発力、ワードセンス…そのすべての技術を駆使した言葉の芸術である!そう考えたこの番組は、そのお題のすべてを【実在する】ものや出来事からピックアップ。今をときめくツッコミの達人たちが勢ぞろいし、KIREAJI(切れ味)たっぷりに技を披露する。

チャレンジするのは、「M-1グランプリ」王者・橋本直(銀シャリ)、「キングオブコント」ファイナリスト・松尾駿(チョコレートプラネット)、「M-1グランプリ」ファイナリスト・石田たくみ(カミナリ)、「THE W」王者・福田麻貴(3時のヒロイン)、「M-1グランプリ」ファイナリスト・たける(東京ホテイソン)という名だたる賞レースで上位を獲ってきたメンバー5人。

スタジオの雰囲気に石田は、「正直緊張してしまいましたね」と語りつつ、すぐさま自分の衣装でツッコミを。周りから「セルフツッコミはやめて」といじられる。

濱家、小峠、澤部の“ツッコミ三銃士”が審査…しかし!

“MC”兼“審査員”兼“大会オーガナイザー”は、濱家隆一(かまいたち)、小峠英二(バイきんぐ)、澤部佑(ハライチ)のツッコミ芸人の中でも乗りに乗っている“ツッコミ三銃士”だ。この3人が2点ずつ持っているポイント計6点をゲットしたらクリア、となる。

埼玉県内にある道路標識に、橋本がするどいツッコミを入れるといきなり6点満点が。「すばらしい!」と拍手喝采を受けた橋本本人は「めっちゃ気持ちいいで!」と立ち上がる。その切れ味に濱家も「切れられたことに気づかないくらいの切れ味!」と絶賛。その後、実在する海外の衝撃写真に、たけるがナイスなツッコミをするなど、5人の調子が上がってくる。

しかし、ある衝撃写真について、松尾がウケるまでツッコミを繰り返すという荒技に出ると、小峠から「ねばりツッコミはやめて」と警告されてしまう。

名曲ツッコミでは尾崎豊の『15の夜』、RADWIMPS『前前前世』などにメンバーがするどい切れ味を見せる。濱家から「ちなみに澤部さんだったら…」、などと急にフリが入り、ツッコミ三銃士が“手本”をリクエストされる場面も。3人に意外な展開が待ち受ける。

その他、実際に起きた衝撃映像からお題も。回答にフリップも使いながら5人のツッコミはどんどん切れ味を増していく。リアルに起きた事象がお題ということで、様々な角度から熱のこもったツッコミが入る。それを三銃士がさらにどうツッコむのか?にも注目だ。

演出も想定を超えたツッコミの数々「新ジャンル“粘りツッコミ”誕生」

演出の山田賢太郎ディレクターは「例えツッコミ、ノリツッコミ、正論ツッコミ…色々なツッコミがあるのを想定していましたが、それを遙かに上回るツッコミの種類が!“なんで今までなかったんだ!”とテレビ業界にツッコミを入れたくなるような面白い大会になりました。この番組で誕生した新ジャンル“粘りツッコミ”にも大注目です!」と意気込んでいる。

誰の切れ味が一番なのか?果たして優勝は誰の手に!?