2月28日(日)放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』では、岡山県津山市の「そずり鍋」が紹介された。

江戸時代から牛肉を食べる文化が受け継がれてきたという津山市。田原義彦さんは「そぐことを津山地方ではそずるという」と説明し、牛の骨からそいだ肉を使った鍋を「そずり鍋」と言うと、松岡修造に伝える。

松岡は田原さんに作り方を教えてもらいながら、かつおと昆布のだしに、しょうゆで味付けした汁が入った鍋の中に、牛骨から“そずった”肉を入れる。続いて、ごぼう、にら、ねぎ、もやし、豆腐、糸こんにゃくも投入し、蓋をして煮立たせる。

松岡が「津山の人はお肉を大事にする」と言うと、田原さんはロースやカルビなどの高級な部位も食べるが、そずり肉のようなところまで、牛一頭を全て食べる文化が受け継がれていると話す。

肉と野菜に火が通ったら完成。松岡は熱々の鍋から受け皿に取って一口食べると、「こんなに小さい肉なんですけど、味がすごい出ます」と感動。「脂もしっかり乗っている」と驚く。

田原さんは脂が多い部位のため、鍋で煮込むことによって出汁が出て、野菜の出汁とも合わさり「何とも言えないおいしい味になります」とアピール。

松岡は「骨の周りの肉だからこそ出る味なんですね」と納得。「牛肉をずっと愛してきた文化、そして、皆の思いが詰まっていますね」と感想を述べた。

次回、3月7日(日)の放送は、「スティックセニョールの温玉のせサラダ」を紹介する。

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