世界7億人超のユーザーを抱える、中国最大のSNS「WEIBO(ウェイボー)」が主催する「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」が、2月4日(木)、東京・八芳園にて開催された。
今回で3度目の日本開催となる本イベントは、WEIBOで活躍し、中国で大きな影響力を持つ著名人や日本企業を表彰するもの。
「人気男性アイドルグループ賞」を受賞したSnow Manは、前回の「新人アーティスト賞」に続き、2度目の受賞となる。
授賞式前のレッドカーペット登場時から、「ニーハオ!」「イェーイ!」「もみあげ手裏剣!」などと声を上げながら笑顔でカメラマンの要求に次々と応え、会場の雰囲気を和ませていた彼ら。
授賞式ではメンバー同士の間にアクリル板が設置されたのだが、人数が多いためどうしても準備に手間取ってしまう。焦るスタッフに気づいた彼らは「大丈夫ですよ」と声をかけ、ニコニコと待機していた。
グループを代表してラウールがトロフィーを受け取ると、まずは岩本照から受賞のコメントを。
前回受賞時は岩本、ラウール、目黒蓮の3名のみがイベントへ出席していたことに触れ、「こうしてSnow Man全員で来させていただいたのは初めてでなのですが、2年連続受賞させていただけたことをありがたく思います」と感謝を述べた。
続けて「1日も早く皆さんの前でパフォーマンスをしたい。その時まで、みんなが元気で過ごしてくれることを願っています」とファンへ呼びかけた。
続くラウール、目黒、阿部亮平は3人揃って中国語でスピーチ。司会の観月ありさから「皆さん、中国語すごいですね」とほめられると、なぜか、しゃべっていない深澤辰哉がひょっこりと顔を出し「シェイシェイ」とお礼を述べた。
マスコミ向けに行われた取材会で、その中国語スピーチの内容を問われると、ラウールが「本当は岩本くんも中国語でしゃべる予定だったのに、トラブルが起きてしまいまして」と明かし、岩本へ無茶振りを。岩本は、流暢な中国語で「2021年は、ツアーなどで皆さまとお会いできることを楽しみにしています」と語った。
なお、授賞式ではそれぞれ「人気男性グループ賞を受賞できてとてもうれしいです、ありがとうございます」(ラウール)、「2年連続で授賞式に来ることができてとても光栄です」(目黒)、「来年もこの賞をこの場所でいただけるように、2021年、僕たちももっと頑張ります」(阿部)と、話していたとのこと。
そして、コロナ禍で中止になったアジアツアーについての思いを問われると、なぜか向井康二が「岩本くんいこうか」と、回答者を指名。
指名された岩本は「できなかった悔しさを感じているのは、僕たちに限らず、ファンの皆さんも同じだと思います。その悔しさが次へのバネになるというか、僕たち全員が絶対にアジアツアーを実現したいと思っています」と、その強い思いを語った。
さらに「落ち着いて直接会える機会が絶対に来ると信じていますので、その日が来るまで、会えない時間で愛を育めたらと思います」と語ると、真剣に聞き入っていた取材陣に「…ちょっと笑ってもらっても構わないですけど」といたずらっぽく呼びかけて笑いを誘った。
Snow Manは、WEIBOアカウントのフォロワーがまもなく100万人に到達する人気ぶり。それについて阿部は、「僕らがさっきのように中国語で挨拶をしたことで、フォローしてくれている中国のファンの方にも歩み寄れているのかなと思います」と話した。
そんな中国語の挨拶は、個人練習もした上で、最終的に全員で集まって本番を想定した練習もおこなったという。マイクの受け渡しの練習までおこなっていたことを阿部が明かすと、「でも本番では予想外のことが起こったから、あまり練習の意味がなかったかもしれないですね」としゃべりながら、どんどんと前に進んでいく向井。
「(話題を)振られていないから!」とメンバーから制止された向井がすごすごと立ち位置に戻ると、スタッフが「一回マイク消毒します」と声をかけ、そのタイミングの絶妙さに爆笑が起こった。
最後に、今月16日に誕生日を迎える目黒へ、記者が当日の予定を尋ねると、「こういう時期なので、なかなか外に出たりはできないですが、メンバーから来るメールでも待とうかなと。頼むからみんなメールしてね」と、目黒。
同じ記者が「ザリガニ釣りには行かれないんですか?」と続けて問いかけると、向井は思わず「誰がわかるの?その質問!」とツッコみ、全員大爆笑。目黒は「確か去年もザリガニの話してくださいましたよね?」と、記者の顔に見覚えがあった様子。
「ザリガニ釣りって、エサは何を使うの?」と無邪気に尋ねるラウールに、「広げるの!?この話題」と、目黒もびっくり。最後は向井が「WEIBOといえばザリガニということで」と締めて、和やかな雰囲気のまま取材会を終えた。