<松井玲奈 コメント>
放送を見ていた作品だったので、あの『問題物件』の世界観に入れることがうれしく、ワクワクしながら台本を読んでいました。実際の撮影も、犬頭さんと恵美子のやりとりを興奮を抑えながら見ていましたし、恵美子とカナエが言葉を交わすシーンでは、内田理央ちゃんのお芝居に心を震わされ、自分だけでは表現することのできない表情を引き出してもらえました。
人はつらい状況に陥ると、何かに頼りたくなってしまいます。たとえば友だちに相談するとか、占いとか、形は人によってさまざまです。カナエはたまたまそれが宗教で、信じたい気持ちを心に強く持つことで自分を立て直している女性だと感じました。
自分たちのもとへやってくる恵美子を快く受け入れられるやさしさを、まずは全面に演じたいと考えて撮影に臨みました。
今回は、恵美子が潜入捜査をする回です。不思議なことが連続して起きる物件に潜んだ物語を楽しんでいただけたらうれしいです。