＜コラム＞『嘘解きレトリック』左右馬（鈴鹿央士）への視線がラブとも青春ともとれる、ラブ＆ポップな絶妙な演出！！その違いにも注目して

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視聴後、きっとみなさんが、気になったであろうこと…先にググっておきました！！

昭和初期の1円は、現在の800円くらい？の価値？？だったそうで？（僕調べ）、左右馬（鈴鹿央士）が得た報酬＝50円は約4万円ほど、令嬢・千代さん（片山友希）の身代金＝8300円は660万円ほど…とのことです！！

…いや、でも、もっと調べていくと、昭和初期の教職員の初任給が50円だったという説も…あり？？…だったら、50円は20万円くらい？！8300円は3000万強！？…ってもう、全然、違うじゃん！！祝が今でいうところの、4万で歓喜してるのと、20万で小躍りしてるのとじゃ、祝のキャラクター性が、その変態性が、少し、いやかなり、違ってくるじゃあ、ないですか？！

それもそうだし、そもそも、狂言誘拐を目論んだ耕吉（宮崎秋人）の、その身代金要求額が、“キッカリ”だったから！ってんで、人情噺（ばなし）になったっていうのに、その額が、600万と、3000万じゃ、“キッカリ”のレベルが、違い過ぎる！！じゃん！！

人情じゃ、片づけられなさすぎる！！じゃん！！ねぇ！？誰か、誰か、昭和初期の、お金の価値、詳しく教えて！！（誰に！？）

いや、だけど、僕は、1円800円説を推すね！だってだって、左右馬は、4万くらいで、小躍りしてる方が、らしい！？らしいじゃん！！そんな、左右馬であって、ほしい！？じゃん！！ねぇ！？そう、思いますよねぇ？！（誰にだよ）

はい。というわけで、冒頭からあさまし過ぎる、金問題でやいのやいの言いましたが、そんなこたぁ、実際、心底、どうでもいいのです（なんだったんだよ）。

千代さんの身代金が実際いくらであろうとも、耕吉の要求金額が“キッカリ”であるということと、そこに“馬鹿正直さ”が感じられること…そこに、そこにこそ“意味”があるのです。

だから、左右馬も、その報酬がいくらであろうとも、左右馬と鹿乃子（松本穂香）の初めての報酬…ってのにこそ意味があり、その報酬に小躍りする！カステラにも小躍りする！！っていう、そういうところに“意味”があるのです！ね！ねぇ！？（だから誰にだよ！）

で、で、で、そんなこんなの報酬も、これまでのツケで、あっと言う間になくなってしまいましたとさ…っていう、っていう、あの素敵なオチ、だったわけじゃないですか！？だから、そこに実際の金額なんて、関係ないのです！！

それらの物語の中に添えられた“意味”にこそ、大切なメッセージが込められているのです！！

だから、あの場面を見て「え？身代金が8300円？」「え？え？報酬が50円！？」ってとこに、そんなとこに、今のリアリティを持ち込んで、そんな額であそこまで喜んじゃってるの！？とか思った、そこの、俺！俺だよ俺！！なんて卑しくて幼稚な人間！！

こんな、素敵すぎる、ノスタルジック＆ファンタジックな月9に、現代のお金の価値、だなんて、こんな大作ドラマに“月9予算”とか、そんな不毛な価値、持ち出すんじゃあないよ（“月9予算”とか言ってたのは、先週の僕♡）！！