『Women’s Health Action』とは?
ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会では、国や自治体、医療・教育の現場や職場・家庭・地域などが連携し、現代日本における女性の健康推進の必要性とその課題について考えるための取組みを行っています。
女性は、思春期、妊娠・出産期、更年期、老年期と生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、また、結婚や育児などのライフステージによっても、心と体に男性とは異なる様々な変化が現れます。女性ホルモンの変動に伴い、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)、不眠やうつなどQOL(生活の質)の低下を伴う心身の失調を起こしやすい特徴があります。女性の健康リスクを低減させることは、人生各期における女性の自己実現と社会参加を促進し、日本全体の経済発展と活力増進を促す力となります。今、様々な場所で思春期や妊娠・出産期、更年期などのライフステージに応じた女性の健康推進サポート強化の動きが生まれています。
「国際ガールズ・デー」とは?
国連に公認・登録され世界70か国以上で活動を展開する国際NGOのプラン・インターナショナルの働きかけを受けて、国連によって定められた日です。「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の 促進を、広く国際社会に呼びかける日。国際ガールズ・デーには、世界各地で女の子自らが声を上げ、彼女たちを応援するイベントやアクションが⾏なわれています。
(国際連合広報センター/UN WOMEN/公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンより)
「メノポーズ週間」とは?
毎年10⽉18⽇は「World Menopause Day (世界メノポーズデー)」です。 平成11年に開催された第9 回国際閉経学会において21世紀を目前に高齢化社会の到来を受け、今後更年期の健康に関わる情報を全 世界へ提供する⽇として、毎年10⽉18⽇を「世界メノポーズデー」と定めることが、採択されました。 本年も10⽉18⽇から24⽇までの1週間を「メノポーズ週間」とし、さまざまな活動が⾏なわれています。
(日本女性医学学会より)
登壇者プロフィール
大須賀穣(Women’s Health Action共同代表)
東京大学 大学院医学系研究科産婦人科学講座 教授、東京大学医学部附属病院副院長、日本産科婦人科学会副理事長
産婦人科学・生殖医学・内視鏡手術学を専門とし、産婦人科を「女性に寄り添う科であり、女性の一生をみる科」として患者に寄り添い、診療と研究、教育、社会活動に取り組む。
女性ホルモンの変動と関連する体調不良が非常に多いことについて、また、現代女性が知っておきたい病気の情報やセルフチェックなどを紹介する「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」の監修など、女性の健康増進に貢献している。
対馬ルリ子(Women’s Health Action共同代表)
一般財団法人日本女性財団 理事長、NPO法人女性医療ネットワーク 理事
医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス 女性ライフクリニック銀座・新宿 理事長 産婦人科医。
女性のための総合医療を実践。NPO法人女性医療ネットワークでは、全国約450名の医師らと連携し、様々な啓発活動や政策提言を行う。
コロナ禍の2020年、次世代の女性の心身の健康および社会的な活躍を後押しするため、課題を抱える女性の支援を行う団体活動をサポートする日本女性財団を設立。「女性の生涯の心身と社会的なウェルビーイングを支援する」テーマを掲げ、新たな取組みを始めている。
阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント)
1996年6月18日生まれ/大分県出身
早稲田大学文学部在学中の2016年4月から、『めざましテレビ』のお天気キャスターを6年間担当。
在任中には「好きなお天気キャスター/天気予報士ランキング」で1位に2度選出され、女性キャスター(天気予報士)として初めて2年連続1位となる。
2022年4月からは『めざましどようび』のメインMCとして出演中。
景井ひな(TikTokクリエイター・タレント)
1999年2月19日生まれ/熊本県出身
2019年よりTikTokの投稿を始め、現在のフォロワー数は国内女性最多の1000万人を超える。
昨年のカンヌ国際映画祭2023では、世界のクリエイター7人の中にアジア代表として正式招待を受け参加するなど、SNSクリエイターとしても活躍。
現在は、バラエティ番組やドラマにも多数出演、地元熊本県宇城市のPR大使としても活動中。
佐々木恭子(フジテレビアナウンサー)
兵庫県出身。東京大学教養学部を卒業後、1996年にフジテレビ入社。
これまで報道番組『報道2001』『イット!』や情報番組『とくダネ!』などを担当し、現在は『ワイドナショー』に出演中。2021年7月より管理職。
2024年3月には国際女性デーに向けて「女性の健康課題と働き方」のシンポジウムに登壇するなど幅広く活動している。プライベートでは思春期の2児の母。