3連休最終日となった2024年9月16日も、多くの外国人や日本人観光客でにぎわう京都・嵐山。
そんな人気観光地に張られた「京都で最も美しいカフェ」という見出しと、おいしそうケーキが載った1枚のポスターが、今、物議を醸しています。
物議を醸している理由とは…? 「めざまし8」は京都・嵐山を取材しました。
番組スタッフ:
こちらのポスターには、ケーキのメニューが貼られていますね。
口コミサイトでは、外国人観光客とみられる人たちが、「京都で最も美しいカフェ」と書かれたポスターのカフェのケーキを絶賛しています。
外国人観光客SNS「ケーキの種類が豊富でおいしい」
外国人観光客SNS「チーズケーキがおいしかった!」
そんな外国人観光客にも人気のカフェの「ケーキ」を巡って、ある疑惑が浮上、カフェの近くに住む人からはこんな声が…。
近隣住民:
(カフェの)ケーキは「シャトレーゼ」のケーキだってことは聞きました。
シャトレーゼのケーキを無断で使用?
観光客に人気の嵐山にあるカフェ。近隣住民によると、そこで提供されているケーキが、“別の店のもの”の可能性があるというのです。
名前が挙がっている「シャトレーゼ」の広報に取材すると…。
シャトレーゼ広報・中島室長:
なんの断りもなく、弊社のケーキが販売されていると考えられます。弊社・シャトレーゼの製品で間違いないと考えております。
国内840店舗、海外にも180店舗を構える有名洋菓子店「シャトレーゼ」。
ケーキはフランチャイズや直営店のみで販売、鮮度・品質を大切にしているため、転売は禁止、公式HPでも呼びかけていたといいます。
しかし、このカフェでは無許可でシャトレーゼのケーキを飲み物とセットで、1580円ほどで提供しているというのです。
シャトレーゼ広報・中島室長:
社内調査でカフェに行ってケーキのデザインや味を確認し、弊社のケーキで間違いないと確信しました。もし無断で提供されていることが事実であれば、一刻もはやく販売をやめてほしいと思っています。
転売は禁止しているというシャトレーゼですが、カフェのポスターに掲載されているケーキに注目するとシャトレーゼの公式ページに記載されているケーキの画像と酷似しているのが分かります。
別のケーキも、シャトレーゼの商品とそっくり!
カフェのホームページなどによると、オーナーは、中国出身の実業家とみられます。
シャトレーゼ側は、8月23日を期限とした質問書をカフェに提出。9月16日の時点で回答はないといいます。
そして9月16日、めざまし8がそのカフェにむかうと、新たな事態が起きていました。
番組スタッフ:
嵐山近くのこちらのカフェですが現在はケーキの提供はしていないようですね。
いつのまにかメニューから消えたケーキ。番組スタッフが外国人とみられる店員に話を聞きました。
番組スタッフ:
カフェにケーキはありますか?
カフェ店員:
ワカラナイ….。
片言の日本語で「ワカラナイ」と繰り返す店員。シャトレーゼ側にも、ケーキがメニューから消えたことを伝えました。
シャトレーゼ広報・中島室長:
初耳です。ただ提供をやめたからといって、質問書を取り下げることはありません。
「ケーキの無許可転売」は違法なのか?
京都の有名観光地で起きた「ケーキの無許可転売」。
この行為は、果たして違法なのでしょうか?「めざまし8」は若狭勝弁護士に見解を聞きました。
――商品の転売 罪に問われる可能性は?
若狭勝弁護士:
ポイントは認識の有無です。転売禁止の認識があるにもかかわらず行った場合は、詐欺罪に問われる可能性がありますが、(転売の)認識がなければ罪に問われない可能性もあります。
さらに、スタジオゲストの元榮太一郎弁護士にも見解を聞きました。
MC谷原章介:
カフェとしてはお金を払ってシャトレーゼの商品を購入した。それを基にお客さんに付加価値を乗せて提供する。この法的な問題点は?
元榮太一郎弁護士:
転売禁止を呼びかけてはいるが、行為がわからない。シャトレーゼがもしこれをやめてほしいのであれば、もっとそれなりのオペレーションが必要かと。例えば、スナックで柿ピーとかポテトチップスとか出してますよね。小売りの飲食の現場では一般的に行われていることです。本当にやめてほしい場合は明確に同意してもらう必要がありますね。
MC谷原章介:
シャトレーゼ側としては、これは乾きものというか焼き菓子とか日持ちするものではなくて、その日のうちに消費してほしい生菓子だからという思いはありますよね。
元榮太一郎弁護士:
その気持ちはわかりますが、法律的にはやはり明確な同意をもらう必要がありますね。
(『めざまし8』 2024年9月17日放送より)
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