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『嗤う淑女』のシーン

『嗤う淑女』恭子(松井玲奈)の弟・弘樹を演じる前田拳太郎「悲惨な運命を辿ります。弘樹の葛藤もみなさんに伝わればいいな」

9月7日(土)23時40分~土ドラ『嗤う淑女』第7話

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<前田拳太郎 コメント>

『嗤う淑女』のシーン

野々宮弘樹(前田拳太郎)

――現場の雰囲気はいかがですか?

みなさん、すごくテキパキしていました。初めてご挨拶をした「衣装合わせ」のときから、すごくアットホームな雰囲気の現場です。僕は、途中からのゲスト入りですが、すごくなじみやすかったです。

――主演の内田理央さんの印象は?

僕がクランクインした日に、初めてご挨拶をさせていただきましたが、そのときに「大変なシーンがいっぱいあるけど、一緒にがんばろうね」と声をかけてもらい、すごくやさしい方だと思いました。

『嗤う淑女』のシーン

左から)蒲生美智留(内田理央)、野々宮弘樹(前田拳太郎)

――前田さん演じる、野々宮弘樹について教えてください。

すごい役がやってきた、というのが最初の感想です(笑)。今まであまりこういう役をしたことがなかったので、すごく新鮮な気持ちで演じさせていただきました。

弘樹は悲惨な運命を辿ります。どういう過程でその悲惨な運命になっていくのか。弘樹は、いろいろと苦労してきたところがあるので、その葛藤もみなさんに伝わればいいなと思っています。

『嗤う淑女』のシーン

左から)野々宮弘樹(前田拳太郎)、野々宮孝之(高杉亘)

――演じるにあたって苦労したことは?

弘樹の家族関係がうまくいっていないところは、とても難しかったです。僕は、弘樹とは逆で、家族とすごく仲が良くて、あまりケンカもしたことがないくらいなので(笑)。

母と2人で話すことも普通ですし、父と2人で飲みに行くこともあります。妹とは、一緒にご飯を食べて、カラオケに行ったりもします。野々宮家とは、真逆ですね(笑)。

真逆だと考えたら、普段、家族にしていることの逆をすればいいんだろうなと思いました。

――松木創監督とはどんな話をしましたか?

弘樹がたくさんしゃべるシーンがあるのですが、そこは段取りのときから松木監督と話し合い、演技について細かくアドバイスをいただきました。

いつもは、人にうまく伝えることができない弘樹ですが、そのときは不器用なりにしっかり伝えようとする意思を持って演じました。

――前田さんと野々宮弘樹に似ているところはありますか?

ないですね。結構、弘樹は自信過剰なところがありますが、僕はネガティブといいますか、自信がないタイプなので。しいて言えば…弘樹は負けず嫌いですが、そこは似ているかもしれません。僕も負けず嫌いで、何でも一番じゃないとイヤで、とりあえず一番になるまでやりたいと思うタイプです。

中学時代は、空手で全国優勝したいと思い、空手に打ち込んで中学3年生のときに全国優勝できました。大学時代は、社交ダンスで優勝したいと思って打ち込んだ結果、大学1年生のときにすべての大会で優勝できました。

僕は、一番練習したら一番になれると思っているので、隙間時間があれば練習をしていました。それこそ、丸一日練習していたときもありましたね。今、役者をしていて、逆に順位の出ないものだからこそ難しさも感じています。

空手の型と社交ダンスは人に見せるもので、表現するものという共通点があります。架空の相手と戦うのが空手の型なので、演技に近いものを感じます。

自分がどういうふうに動いたら、どう見えるかということをよく考えていました。そういう意味では、どちらのスポーツも演技に通じるものを感じますので、やっぱり部活をやってきたことが演技に活きていると思います。

――実際に、美智留のような悪女が目の前に現れたらどう思いますか?

騙(だま)されると思いますね。この人は僕がいないとダメなんだ、と思ってしまうタイプなので、たぶん引っかかってしまうと思います。自分では気づかないと思うので、周りの友だちが止めてくれると思います(笑)。

『嗤う淑女』のシーン

左から)野々宮弘樹(前田拳太郎)、蒲生美智留(内田理央)

――さまざまな欲望を持った人物が登場しますが、前田さんのどうしても捨てられない欲望は?

コレクター欲が捨てられないですね。アニメグッズなどをたくさん買ってしまいます。周りも僕がアニメ好きなのを知っているので、グッズをプレゼントしてくれるんです。だからアニメグッズがあふれかえっていて、行き場のないたくさんのアニメグッズで実家の自分の部屋が埋まっています(笑)。

部屋に等身大のポスターを貼っていたり、ショーケースにフィギュアを何百体と飾っていたり…次に引っ越しをするときは、いろいろと整理したいですね。

なるべく自分の家のグッズを減らして、実家にコレクション部屋を作ろうと思っています(笑)。母に「やめて!」と言われていますが、そこは戦います!

――俳優として目指すべきところは?

俳優を始めたのが22歳だったので、やりきれていない役がたくさんあります。例えば、中学生の役などは年齢的に難しいですよね。もっと早く俳優を始めていたら良かったなと思います。

だから、今できる役や芝居を、将来後悔しないように一生懸命やりながら、ずっと続けていけたらいいなと思います。

また声優にも挑戦してみたいですね。声優だったら年齢に縛られない若い役や外見にこだわらない役もできるので、幅広く挑戦できたらいいなと思っています。

自分の好きな作品の好きなキャラは、他人に取られたくないんですよ!誰かに渡すくらいなら、自分でやりたいと思いますね(笑)。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

この作品は、美智留という悪女が、事件に関わるたくさんの人たちをマインドコントロールしていきます。言葉巧みに、さまざまな人の弱みにつけこんで人生を狂わしていくのが、やっぱり面白いと思います。それぞれのキャラクター目線で見ていただけたら、いろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。まだまだ衝撃的なシーンもたくさんあるので、みなさん心して見てください!

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