永作博美さんが、『ザ・ノンフィクション「母と息子のやさしいごはん2~僕と母さん 時々父さん~前編」』)(8月18日14時~/フジテレビ※関東ローカル)のナレーションを担当します。
収録後には、永作さんにインタビュー。息子のために飲食店を開き再出発を図る一家を見ての印象や、「ビックリするぐらい分かる」という子育てへの共感について聞きました。
息子のために作った店はコロナ禍で閉店…母と子の再出発の行方は
母と息子にとって、この小さな料理店は、絶対に守らなければいけない大切な居場所…。
東京・護国寺にある「酒・食事処 大(たい)」。調理担当の息子・大貴さん(31)と接客担当の母・貴美子さん(67)の二人三脚で営む店には、自家製デミグラスソースを掛けた名物のハンバーグを目当てに、お昼時は多くの客が訪れます。
幼い頃から成績優秀だった大貴さんは、中学生の時、突然の不登校に。その後、発達障害の診断を受け、自宅に引きこもる日々を送っていました。
そんな大貴さんを変えたのが、初めて作った料理。母が喜んでくれたことをきっかけに、料理人の道を歩み始めました。
その姿を一番近くで見ていた母は「大貴が思う存分、料理が作れる場所を…」と、2020年1月、文京区・本郷に食堂を開店させたのです。ところが、開店直後からのコロナ禍で、店の経営は火の車…わずか2年で閉店することに。
一度は居場所をなくした大貴さんでしたが、ディナーメニューを研究し、日本酒も取り揃えた本格的な飲食店として、母と新たな店をオープンさせました。しかし、採算のとれない食材を使おうとする大貴さんのこだわりは変わらず、売り上げは伸びずじまい…。
そんな中、これまで店の赤字を補填し、経済的にサポートしてくれていた父・充明さん(84)が、高齢のため歯科医を廃業することに。「今度こそは、この店を軌道に乗せなくてはならない」大きな後ろ盾を失った母と息子の再出発の行方は…。
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