奥平大兼 撮影の1ヵ月前からアクション練習!「筋肉痛がきつかった(笑)」
──奥平さんは、ラウールさんはじめクラスメイトの皆さんのアクションを司令塔として見ていていかがでしたか?
奥平:僕は最後しかアクションするところがないので、みんなを見ていて最初に思ったのは「頑張ってるなぁ」という感じでした(笑)。
荒邦も含めてクラスメイトのみんなそれぞれに戦い方が違って、それぞれの魅力がありますよね。現場で見る機会があまりなかったのですが、完成した映画で見たときに「すごいな」と感激しましたね。
──奥平さん自身のアクションは、どれくらい練習しましたか?
奥平: 撮影の1ヵ月ぐらい前から練習していました。
──苦労したことはありましたか?
奥平:筋肉痛が結構きつかったです(笑)。あとは、先ほどラウールくんが言っていましたけど、人とやるというのが大変でしたね。
練習ではアクション部の方とやっていたのですが、役者さんと対峙したときに、勝手に練習していた相手のリズム感みたいなものがあることに気づいて。当たり前ですけど、対峙する人によってリズム感は変わってくるので、合わせるのが大変だなと思いました。
──お芝居のセリフなどの呼吸と、アクションの呼吸は違いましたか?
奥平:全然違うと思います。もともと僕はお芝居ではあまり相手のリズムを気にせずやってしまうところがあって。アクションではそれじゃいけないんですよね、ケガをしてしまうので。
今回の澄彦は強い設定だったので、スマートじゃなきゃいけないというところもあり、相手に合わせながらスピード感を出すのが大変でした。
でも、アクションもお芝居の形の一つとして面白いものだなということは、今回改めて感じました。
──ラウールさんは今回、座長でしたが、現場で意識していたことはありますか?
ラウール:全くないです(笑)。でも、自然体でいることは心がけていたかもしれないです。僕は皆さんのなかでも年齢が下のほうでしたし、「座長です!」というより「(遠慮がちに)おはようございま~す」という感じだったかも。“座長感”は極力なくしていたというか。
──周りの人たちの様子を見ていた感じですか?
ラウール:面白く、興味深く見ていました。自分がいないシーンも、見たくて見に行っていましたしね。
──クラスメイトは皆さん個性的ですが、どうしても目が行ってしまう方はいましたか?
ラウール:戸塚(純貴)くんが演じる迅来(風太)くんかな。
奥平:面白いよね!
ラウール:可愛くて面白くて、大好きなキャラクターになりました!
──奥平さんには、座長・ラウールさんはどんなふうに映っていましたか?
奥平:現場にはキャストもスタッフもたくさんいましたが、細かい気遣いを結構されていたなと、一緒に現場にいるときに感じていました。
あとは、荒邦のお話と言っても過言ではない作品なので、そこの説得力が大事だと思うのですが、そういうものって出そうと思って出せるものじゃないですよね。でもラウールくんが持っているものが荒邦にいい影響を与えていて、画に映せる力があることがうらやましいなと思いながら見ていました。
ラウール:ふぉ(笑)。
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