桂由美さんの原点「人を幸せにしたい」
現在では、9割以上の花嫁がウェディングドレスを着用。桂さんが、日本のブライダルの風景を一変させました。
そんな桂さんのウェディングデザイナーとして原点は、幼いころの経験にあったといいます。
宮智泉氏:
桂さんの原体験で戦争があって、彼女はすごい“軍国少女”だったんですけど、それが終戦で変わり果てた人とか、別の様子を見て絶望して、それから何か美しいものに対して、彼女自身の“渇望感”というのが、だんだん「美しいもの作りたい」とか「人を幸せにしたい」というふうな方向にずっといったと思うんですね。その一つがウェディングドレス。
1930年、東京・小岩に生まれた桂さん。
日本が戦争へと突き進む激動の時代に幼少期を過ごしました。
桂由美さん:
「シンデレラ」とか「人魚姫」とかおとぎ話の中に生きているという感じでしたから、日本もそういう国でありたいという気持ちはあった。
最後は日本が勝つと思っていましたよね。天皇陛下のお言葉は一番ショックでしたよね。
絶望という感じ。今まで張り切ってやってきたのに全部無になると…。
愛国心が強かったという、桂さん。終戦と共に、“ある思い”が生まれたといいます。
桂由美さん:
私一つだけ褒めてもらっていいこと思うことは今の話なのね、「世のため人のため」といつも思っているでしょう。私の仕事を喜んでくれる人がずっといる限り私は辞めないし、続けられる。
国のためでなく「世のため人のため」。
喜ぶ人の顔を見るために、第一人者としてブライダルの道を切り開いてきたのです。
関連記事
【入賞】あるある…「更年期川柳」に共感の声続々 症状をテーマに詠むことで更年期に向き合うヒントも
2024年11月21日 |
15:16
詩人・谷川俊太郎さん(92)死去…90歳を超えても創作に意欲的 谷原章介明かす「詩の言葉の力が世の中には必要と…」
2024年11月20日 |
16:12
【激白】TKO木下に警察官名乗る電話「石川県警に出頭願えますか?」巧妙な特殊詐欺の一部始終…「俺、巻き込まれてるんだ…」
2024年11月19日 |
16:47
【注目】茨城県警が“オタ芸”で交通事故防止をアピール SNSに投稿後5日間で50万回再生「これで交通整理してほしい」
2024年11月19日 |
16:33
「熟年離婚しようという夫婦だったんだけど…」安藤和津 孫二人を預かって感じた夫・奥田瑛二の「信じられない」成長ぶりを告白
2024年11月19日 |
05:00
きょうから一気に冷え込み「冬将軍」到来 寒さはどこまで?天達気象予報士が解説
2024年11月18日 |
14:16