反町隆史さんが、4月1日に放送されたカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』の反響を受け、急きょ取材会を開催。印象に残ったシーンや、更なる続編の可能性について語りました。
反町隆史が印象に残ったシーンは?そのシーンに込められた思い
劇中では、鬼塚が令和の学生たちとTikTokで配信するダンスを踊る場面がありましたが、「振り付けは決まっていたんですけど、僕は途中でドリフターズのヒゲダンスを入れてみたんです。でも、あの子たちはよく分かっていなくて。その掛け違いが鬼塚らしいなと思ったので、一つの表現方法として使わせていただきました」とコメント。
また、「印象に残ったシーン」を聞かれると、「最後の最後(鬼塚が新たな学校で面接を受けるシーン)ですね」と即答。
鬼塚は、教師をやっている理由を聞かれ、子どもたちに未来を諦めてほしくない思いから教師を続けていると答えるのですが、「劇中で『夢なんか持ってもしょうがない』と言う生徒がいたんですけど、でも僕は子どもたちにはたくさんの夢と可能性を持っていてほしいなと思っていて。たぶん、その僕の思いと鬼塚の思いは同じだと思ったので、セリフとして入れていただきました」と、自身の熱い思いが込められたシーンだったと言います。
さらに、反町さんのこだわりは別のシーンにも。物語終盤、なかなか電話に出ない鬼塚を冬月あずさ(松嶋菜々子)が迎えに来るシーンは、実は当初、村井(池内博之)が営む居酒屋の予定だったそう。しかし、反町さんから「学校に来たほうがいいんじゃない?」との提案があり変更。学校というシチュエーションに、鬼塚と冬月、そしてかつての生徒たちが集結したこのシーンはSNSでも特に「エモい」「ありがとう」などと大きな反響を呼びました。
記者からは「反町さんにとって『GTO』や“鬼塚英吉”はどんな存在ですか?」という質問も。これに対し反町さんは「僕もいろいろな役をやらせていただきました。そのなかで、“鬼塚英吉”という男だったら、もう一度テレビの前にお客さんを呼び戻せる可能性があるんじゃないか、と思いました。子どもたちに大事なことを伝えられる人物ですし、作品だなと思います」と回答。
また、多くの反響があり、気になるのは続編があるのかどうか。反町さんはまず「今作を制作するにあたって一番に話したのは、26年前に見てくださっていた方々を裏切らないことと、初めて見る子どもたちに鬼塚が受け入れられるように作ること。そのために、鬼塚は少しライトなキャラクター設定にしました」と、説明。「今の子たちが『この先生、3歩くらい先に行ってて面白い』と言って、親御さんたちが『いいだろ』と言える『GTO』を作りたいねと話していました」と、明かします。
そして、「もし(続編の)機会をいただけるのであれば、元暴走族あがりの鬼塚をまた演じたいなと思いますね」と付け加え、期待感を高めました。
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