NIKE、JIMMY CHOO、スタジオジブリら名だたる企業と次々にコラボレーションを果たし、伝統工芸の概念を変える徳島の藍染め集団・BUAISOUの栄光と葛藤の道のりを追います。

『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』(3月29日/カンテレ ※関西ローカル)が放送されます。

徳島県上板町で活動する藍染め集団・BUAISOU。

伝統工芸である藍染めを生業にする彼らは、リアーナさんらが工房を訪れるなど、世界中から注目を集めています。

伝統的な藍染め産業と彼らが大きく異なるのは、「染料づくり」と「染め」を一貫して行っていること。土を耕し、藍を育て、染料(すくも)をつくり、染めます。

そうして“自分たちの藍色”をつくることにこだわる彼らの姿勢こそ、世界に評価されている理由のひとつです。

本番組では、藍染めを使った表現と自由な発想で、ファッションやアート業界の関係者から高く評価されるBUAISOU代表の楮覚郎(かじ・かくお)さんに密着取材。

「伝統にこだわると落ちていく」と断言する楮さんの真意はどこにあるのでしょうか。一方で、伝統を守り続けてきた人は伝統と距離を置き“自分たちの藍色”を追求するBUAISOUをどう見ているのか。

約2年に及ぶ取材から、独自のものづくりの姿勢を貫く“伝統の異端児”BUAISOUの輝かしい歩みと、その裏側の苦闘を映し出します。

最も信頼していたメンバーの離脱。職人と会社代表、2つの立場に揺れる姿。その先で葛藤しながらつくり上げた、楮さんの夢ともいえる製品とは…。“ものづくりをして生きていく”その姿を描き出します。

赤穂雄大ディレクターは、徳島県出身。生家の近隣に突如現れた、BUAISOUに衝撃を受け、約2年にわたる密着取材を行いました。

また、撮影を担当するのは、国際エミー賞にノミネートされ、ベネチアテレビ賞金賞など世界の賞を総なめにした『希容の形』(2021年8月放送)をはじめ、数々の受賞歴をもつ世界的カメラマン・樋口耕平さん。

『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』(関西ローカル)は、3月29日(金)25時25分より、カンテレで放送されます。