日本時間3月11日（月）午前8時40分ごろ、米映画界最大の祭典であるアカデミー賞の授賞式で、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を受賞しました。日本の作品が長編アニメーション賞を受賞するのは、同じく宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりです。

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第96回アカデミー賞授賞式はアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。

宮崎駿監督としては2013年公開の『風立ちぬ』以来、10年ぶりの長編アニメーションとなった『君たちはどう生きるか』は、声の出演に菅田将暉さん、柴咲コウさん、あいみょんさん、木村佳乃さん、木村拓哉さん、大竹しのぶさん、國村隼さん、小林薫さんら。主題歌は米津玄師さんの書き下ろし新曲「地球儀」という豪華な布陣にも関わらず、公開前に明かされたのはタイトルとポスターの情報のみ。一切のプロモーションを行わないまま公開を迎えたことでも話題を呼びました。

宮崎監督が原作・脚本もつとめたオリジナルストーリーで、タイトルは宮崎監督が少年時代に読んだという吉野源三郎さんの著書『君たちはどう生きるか』から借りたものでした。

第77回 英アカデミー賞のアニメ映画賞や、アメリカ・ゴールデングローブ賞のアニメ映画賞を受賞。さらにアニー賞では絵コンテ賞、キャラクターアニメーション賞で2冠に輝くなど世界中で高い評価を受けていました。

今回のアカデミー賞は、宮崎監督作品としては4度目となる長編アニメーションのノミネート。長編アニメーション作品賞受賞の期待は高く、最大の敵とみられていた『スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース』を退け『千と千尋の神隠し』以来2度目の受賞を成し遂げました。

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