錦鯉・渡辺同期キングコングの活躍に「俺はこうは…」下積み時代の切ない思い出にナイツ塙、モグライダー芝も共感

3月10日（日）7時～『ボクらの時代』

ボクらの時代

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3月10日（日）の『ボクらの時代』は、ナイツの塙宣之さん、錦鯉の渡辺隆さん、モグライダーの芝大輔さんが登場します。
気の置けない芸人仲間3人が芸人を始めたきっかけや、長い下積み生活時代に同世代の売れっ子芸人との差を感じた瞬間について語りました。

塙大卒でお笑いを始めた理由は「親がブチ切れた」

渡辺：
いまの若い芸人はすごいですよね。みんな大学出ていますよね。塙さんも大卒ですけど、当時は珍しかったんじゃないですか？

塙：
そうね、でも本当は高校を卒業してやりたかったけど、僕の場合は兄貴（はなわさん：お笑い芸人、シンガー・ソングライター）が芸能活動をやっていたから、親が本当にブチ切れていたんで…。

渡辺：
ブチ切れていたんですか！？

塙宣之

塙：
「兄弟2人連続で何で芸人にしなくちゃいけないんだ！」と…。だから本当に親孝行で大学に行っただけ。

芝：
身内に芸人がすでにいるという環境はすごいですよね。
（渡辺）隆さんは大学卒業ですか？

渡辺：
俺は大学中退。4年ぐらい東京吉本にいたんですよ。24歳ぐらいまで。
そこでコンビを解散して、そのまま僕は吉本に何も言わないままフェードアウトして辞めた。

当時、バイト先もつぶれちゃって、お付き合いしている人の家に転がり込んでいて、そこで1日500円もらって生活していました。

塙：
ワンコイン生活？（笑）

芝：
（笑）

渡辺：
（500円で当時）タバコと、カップのお酒がちょうど買えたんですよ。夕方買って、近所の中学校の野球の練習をずっと見ていた

塙：
（笑）

芝：
（笑）　
そこで仕上がっていったんですね。だって20代でしょ？

渡辺：
24歳か25歳くらい。その時に（中学校野球部の）スタメン考えたりしてた。
『このスタメンだったら絶対いける…』って…できた瞬間に、『俺はいったい何を考えているんだ！』って思ったんですよ（笑）

塙・芝：
（笑）

塙：
芝くんは何で芸人になったの？

芝：
僕はめちゃくちゃ田舎もんなんですよ。（愛媛県北宇和郡出身）
高校の同級生でお笑いをすごく好きなやつに「俺、芸人になろうかな」とチラッと言ったんですよ。
（芸人になるためには）吉本に行くぐらいしか頭にないから、「大阪に引っ越さないといけないかな」とその友達に言ったら、『東京にも吉本の学校があるよ』と言われて。
その友達が願書を取り寄せてくれて、東京吉本の学校にも一緒に入ってくれたんです。

塙：
東京吉本なんだね！何期生なの？

芝大輔

芝：
9期生なので、ハリセンボン、サルゴリラ、ライス、しずるとかが同期です。
人数も多いので月に一回ライブに出られるか、出られないかの状況だったんですが、ほぼライブに出られなかったので、フェードアウトして、（途中）3年間ぐらい芸人を辞めていました。

塙：
芸人、辞めていたの！？

渡辺：
ブランクあったんだ！

芝：
ずっとバイトしていてガテン系の仕事をしていました。

芝・渡辺同世代芸人の活躍に「えらい違いに…」「俺はこんなふうにはならない…」

下積み生活が約20年の渡辺さんと、下積み生活約18年の芝さん。
芸人としてブレイクできずバイトをする中で、同世代の売れっ子芸人たちとの差を感じた瞬間を明かしました。

芝：
当時、渋谷でお店の屋根に登って雨どいにつまっている枯れ葉を取るという仕事があって、夜な夜な寒い中やっていたんですけど、パッと屋根から下を見たら真下が吉本の∞（無限大）ホールだった。
ホールに若い女の子たちがいっぱい入って行くのが見えて、それが同期のしずるのイベントだったんですよ。

「えらい違いになったな…俺は絶対向こうは無理だな…」と思って、3年ぐらい過ごしていました。

渡辺：
俺も弁当屋でバイトしていたときに、お弁当をフジテレビに何百個と持って行ったら、その隣のスタジオで「はねるのトびら（※2001年～2012年まで放送されていたバラエティ番組）」の収録をやっていて、そこに同期のキングコングがいた。