院内で起きた窃盗事件を追う武良井（桐谷健太）はある“闇”を暴くことに＜『院内警察』第6話完全版＞

屋上にいた榊原の前にやってきた武良井は、浅田の紙袋は榊原が隠していたのではないか、と問いかける。防犯カメラには、中庭で榊原が結依に声をかける直前、紙袋が見つかった植え込みの近くで榊原が何かをしている姿が映っていたのだ。

榊原は、武良井の推論には答えず、マルコ社との契約が流れたのは良かったと返す。「望み通りですか？外科部長の座を手に入れて」。武良井からそう問われた榊原は、「権力はふさわしい者が持つべきです」と返し…。

外科部長室の片付けをしていた倉田は、やってきた榊原に恨みの言葉をぶつける。黙ってそれを聞いていた榊原は、先天性の心疾患HLHS（左心低形成症候群）を患い入院していた妹・希（共田すず）がオペ室に運ばれようとしていた際に、倉田が自分の患者を優先させたときのことを思い出していた。

倉田は、武良井の恋人・夏目美咲（入山法子）が亡くなった件をバラせばただでは済まない、と榊原を脅す。だが榊原は、指示したのはあなただ、と冷たく言い放った。

外科部長室を出た榊原は、院内の廊下で倒れた結依のもとへ駆けつける。そこで榊原は、結依がHLHSであることを知り…。

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