『#コールドゲーム』久間田琳加インタビュー！羽田美智子は「温かい気持ちに包まれる、愛情いっぱいのお母さんみたいな方」

全ての画像を見る

6月19日（土）23時40分より、羽田美智子主演、オトナの土ドラ『♯コールドゲーム』第3話が放送される。

本作は、隕石衝突の影響で地軸が大きく変動し急激に寒冷化、マイナス45℃の氷河期に覆われた地球が舞台。避難所第七支部に逃げ込んできた、前科2犯の天才詐欺師・木村祥子（羽田美智子）が、大輝（結木滉星）、陽菜（久間田琳加）、隆（やす）の偽装家族の母親として過酷な日々を戦い抜く、完全オリジナルサバイバルストーリー。

第2話では、避難所第七支部の発電機が故障し室内がマイナス温度になる大ピンチに。どうしても死ねない理由がある祥子ら木村家は、まったく経験のない修理に立ち向かった。

また、支部長の如月（中村俊介）と祥子は元の世界で知り合っていた様子で…！？SNSでも「続きが気になる」「どこに向かうんだろう」と早速今後が気になる人が続出している。

木村家の長女で、避難所でも同級生と交わることなく、もめ事を起こしてばかりの頭脳明晰な高校生、木村陽菜を演じるのは、“りんくま”の愛称で親しまれる、女優、モデルとして活躍中の久間田琳加。

近年では、情報番組やバラエティ番組などにも出演、仕事の幅を広げている。羽田をお母さんのように慕うエピソードや、隆との格闘シーンでの話などの撮影秘話、小学生のころからモデルとして活躍する久間田の仕事に対する姿勢などについて話を聞いた。

——「今まで演じた役とは違う」とコメントされていましたが、改めて今どんなことを感じていますか？

陽菜は、とてもクールな女の子で、こういうタイプの役は初めてです。毎日の撮影が新鮮な気持ちで、また新たに学ばせていただいています。

台本を読んだときに、陽菜を身近に感じるためにいろいろ考えてみましたが、近しいところがほとんどなくて、逆にもっと知りたい気持ちが日に日に強くなっています。

——隕石衝突で氷河期に突入した地球という設定が、SNSでも話題となっています。

最初は、どんな世界観になるのか想像がつかなかったです。木村家のみなさんとも「初めまして」でしたし、偽装家族としてここからどうやってバレないように生活していくのかなとか。

学校での撮影も新鮮です。でも、今は本当に初日の空気感が懐かしいくらい、みなさんとも打ち解けていて、偽装家族として出会った木村家のリアルな感じを現場で体験できていると思います。

——木村家のみなさんはとても仲が良くて、結束力だけでいえばどの家族よりも生き延びられる感じがします。そのように感じますか？

本当にそう思います（笑）。4人がとても良いバランスで、隆（やす）さんみたいな朗らかなキャラクターもいたり、祥子（羽田）さんみたいなしっかり者もいたり、お互いが足りないところを埋め合わせて支えあっていて、家族の形って、もしかしたらこういうことなのかなという気がしています。

4人で食事をするシーンでは、缶詰のお肉とパンもちょこっとしか配られなくて「これじゃあ、お腹いっぱいにはならないよね」と、みんなで話したり、「あの日食べたカップラーメンは、めっちゃ美味しかったよね」とか、4人で日々のありがたみを感じていることはありますね。

——祥子役の羽田さんの印象は？

羽田さんは“魔法の手”を持っているかのように、いろんなものが出てくる方なんです。少し寒い日に体が冷えたなと思っていたときに、何も言っていないのに羽田さんがそっとカイロを背中に貼ってくれたりとか、お茶を出してくれたりとか、本当にたくさんケアをしてくださっていて、頼ってばかりです。温かい気持ちに包まれる、愛情いっぱいのお母さんみたいな方です。

——隆役のやすさんとは、プロレス技をかけるなど、ドタバタシーンも多そうですね。

隆さんを蹴ったり叩いたりするシーンは、何気に多いです。正直、「本当に叩いて大丈夫かな」みたいな遠慮もやっぱり出てきてしまって。

でも、そこはやすさんが「思いっきり、一発いってください！」と言ってくださるので、私も陽菜として挑めたかなと思います。しかも、「いいパンチでした！」などと言ってくださって、やすさん、ホントやさしいんです。

——結木滉星さん演じる大輝とは、恋心を抱く雰囲気も…！？

恋心的になる予定です（笑）。大輝に“頭をポンポン”してもらうシーンがよくあるのですが、「頭ポンポンなんて、普通できないよ。だから大輝ってモテるんだよね」と2人で話しています。

年齢も近いということもあり、結木さんとお話する時間が多いので、それが役に活かされていればいいなと思います。

——避難所では、誰もが生き延びることを願っているなか、陽菜は消極的です。久間田さんは、生きるエネルギーとなっている楽しみなどはありますか？

新しいことにチャレンジする瞬間にパワーがあふれてきます。緊張や不安な気持ちにはもちろんなりますが、そういう出来事に向かって頑張っているときに、生きがいを感じます！

——最初にこのドラマの話が来たときも？

はい。「おー！」ってなりました（笑）。日々が普通に過ぎていくより、いろいろあった方がいいなと個人的には思ってしまうタイプです。仕事でも、新しい世界を見るのがとても好きなのかもしれないです。

——モデル、女優、タレントなど、幅広く仕事をしているイメージですが、目標にしていること、将来の自分像みたいなものは？

20歳になってそういうことを考える機会も増えました。今はどの仕事もとても楽しく感じていて、将来的にもマルチに活動したいという気持ちはあります。

——“りんくま”の愛称で、特にモデル業では同世代の憧れ的存在になっていますね。

小学校6年生からモデル業をやらせていただいているので、長年応援してくださる人もいますし、20歳になって、よりみなさんと一緒に年を重ねている感じが実感できています。

今までいただいたお手紙もすべて取ってあって、お守りみたいになっていますし、SNSが身近になってからよりリアルな声が届きやすくなったので、一緒に大人になっていくような、成長している感覚がありますね。

——最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

お話が進んでいくにつれて陽菜を含め、みんながどんな思いで避難所に来たのかが次々と明かされていきます。

私も台本を読み進めていくにつれて、「えっ、そうだったの？」みたいに後半になってわかることもかなりあります。

そんな家族4人が集まったときにどんな化学反応を起こすのか、みなさんに楽しみにしていただきたいと思います。

氷河期を生き抜くため、偽装家族の木村家として第七支部で生活する祥子（羽田美智子）たちだが、避難所内にはある噂が流れ始める。

この中に脱獄犯が素性を隠して潜んでいるというのだ。まさか自分たちが疑われているのか…ビクビクし始める隆（やす）と陽菜（久間田琳加）だったが、大輝（結木滉星）が隣の教室の家族が怪しいことに気づく。

「まさか、彼らも…？」不穏な空気が流れる中、騒ぎを鎮めるために如月（中村俊介）は怪しい人物を申告するよう情報提供を呼び掛ける箱を設置。包囲網が狭まる中、祥子はある行動に出る…。