「三度の飯より肉が好き♡」
そんな肉への熱い思いを抱える“肉食系女子”のみなさんに送る【肉loverの感覚レシピ】。自身も大の“肉lover”である、料理家・今井真実さんが、“だいたいの感覚で作れる”肉レシピをエッセイ風に綴る。
【肉loverの感覚レシピ】過去のレシピはこちら!
第4回は、人気の韓国料理・参鶏湯(サムゲタン)。自宅で作るには、ちょっとハードルが高そうに思えるが、実は、スーパーで揃う食材&お鍋ひとつで本格的な参鶏湯が作れてしまう。白濁しとろっとしたスープ、ほろりと崩れるジューシーな鶏肉。寒い季節に心も体も温まるメニューだ。
<参鶏湯の作り方>
参鶏湯と聞くと、丸鶏にもち米を詰めて、漢方食材を一緒に入れて煮込んで…と、お店でいただく料理と思いがち。でも、この参鶏湯は、もち米も、朝鮮人参も不要。スーパーで揃う材料で作れます。
お家で作ればおいしいのはもちろん、煮込むほどに輝きを増すスープや漂ってくる香りで、気持ちもほっこりほぐれていきますよ。さあ、早速作ってみましょう。
まずは、下準備です。鶏肉を水から茹でて、強火で沸騰させます(ふたは不要)。写真のようにアクが出て、お肉の表面の色が変わったら、火を止めお湯を捨て、お肉についたアクも洗い流します(お鍋が汚れていたらきれいに洗いましょう)。
この“茹でこぼし”をすると、アクと余計な脂が落ち、すっきりとしたお味になります。
次に、お鍋に、鶏肉、ネギの青いところ、ショウガ、ニンニク、生の白米、塩小さじ2、水1.5Lを入れて強火で沸騰させます。生米は洗わずに入れることで、スープを白濁させ香りをよくします。鶏の臭みを逃がすため、お鍋にふたはいりません。
沸騰した後は、水面がぼこぼこと泡立つくらいの中火に落としましょう。ある程度、ふつふつとさせることでスープが白濁します。
ここから1時間煮込んでいきます。火加減は、中火のままで大丈夫です。
30分経ったころに、細かく切ったお餅を入れます。このお餅がもち米の代わりになり、スープにとろみをつけます。ただし、最初から入れると鍋肌が焦げ付いたり、お肉が柔らかくなりにくいので、ある程度煮込んでから入れるようにしましょう。
この間、スープが減っていたら、鶏肉が完全に浸るまで、お水を足します。
1時間後、鶏肉にスッとお箸が刺されば大丈夫。栗を入れて5分ほど煮たら出来上がりです。スープを味見してお塩を足したり、味が濃かったらお水を足しましょう。
白濁したスープ、ショウガとゴボウのおかげで、香りもとても良く、まるでお店の参鶏湯のよう!
スプーンを入れると、骨からもサッとお肉が離れます。しっとりとして、鶏肉の旨味を存分に味わえます。朝鮮人参の役割を担うゴボウは柔らかくてホクホク。鼻に抜ける香りがたまりません。栗の甘じょっぱさも癖になります。
そのままでも、ペロリといけてしまいますが、お家の参鶏湯は、楽しい食べ方があります。鶏肉を、ごま油、お塩、コショウにつけて食べてみて!あっさりのお肉と、こってりした香ばしさが口いっぱいに広がって箸が止まりません。
さらに、辛子醤油との相性もバツグン!辛子醤油をからめた鶏肉を噛みしめ、そこへスープを流し込む。これ、最高です。
食べ終わる頃には、ほかほかとお腹から温まり、じんわり元気も湧いてきます。寒さも本格的になり、一年の疲れが身に染みてくるころ。特に今年は皆さん大変な思いで過ごして来ましたよね。ぜひ、参鶏湯で「毎日お疲れさま、また明日」と、心と体を癒してあげてください。
今井真実(いまい・まみ)
料理家。神戸市生まれ。三度の飯より肉が好き。雑誌、web媒体、広告などでのレシピ作成、スタイリングも担当。東京都世田谷区でソーセージなどの料理教室を不定期で開催。noteで発表したカルボナーラのレシピも大きな話題に。キャンプで塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。
写真/今井裕治
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