毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。
7月25日(日)の放送は、中村雅俊、田山涼成、小日向文世が登場する。
45年の付き合い!当時の小日向のヘアスタイルは…!?
中村:なんか不思議な感じだけどね。
田山:そうですか。
中村:いやいや、だって小日向とこうやって会うのは、いつも飲み屋ばっかしだもん。
小日向:ねえ。
中村:うん。
小日向:仕事で…仕事っていうか、こういう感じで中村さんと会うのは、ちゃんとこういうのは初めてですよね。
「初めて会ったのは、もう45年くらい前だよね」と語る中村は、当時の小日向の髪型を暴露し、3人は当時のヘアスタイルの話で笑い合う。
小日向が中村雅俊の付き人になるまで
45年前、中村の付き人をしていたという小日向は、その経緯を語る。
小日向は、上京後、お茶の水の専門学校に通うも、その年に、スキーで複雑骨折。以後2年間入退院を繰り返し、二十歳のときに写真の学校に入り、卒業する。
小日向:でも、「何か違うな」って就職する気しなくて。それで「あ、役者やろう」なんて勝手に思って。役者だったら、文学座に入ればなれると思って。で、文学座を受けて落っこちて「また来年受けりゃいいやと」思ってるときに、バイト先の人が「中村雅俊さんのコンサートを企画してる社長、知り合いなんだけど、スタッフ探してるんだって。やる?」っていうから、やればほら、来年コネで文学座入れるかもしれない。それでやったのが、きっかけだったの。
田山:えー。
小日向:だから、文学座…田山さんも文学座じゃない。
田山:同じ時期に、たぶん試験受けてるかもしれませんね。
当時の文学座は、中村雅俊と松田優作さんという2大スターを輩出しており、大人気。小日向と田山は「30人の定員に、6000人受けに来てた」と振り返りる。
「簡単に落っこちた!」という小日向に対し、田山は見事に突破。「ごめんなさいね~」と冗談交じりに語る田山に、小日向は「(あの高倍率の試験に)受かったの!?」と、本気で驚くことに…。
先頭切って走り「パッと振り向いたら…」(中村)
また、3人は年齢を重ねて思うことについても語り合う。
小日向:最近テレビとかを見るとさ、やっぱり当たり前なんだけど、もう若い人がどんどん出てるじゃない。
田山:そう。出てる。
小日向:それでさ「あれ?いつの間にか、もう俺たちそんなに居場所がなくなってきたぞ?」って思わない?
田山:思う、思う!
小日向:思うよね。
田山:思う。
中村:それ、ちょっと言いたいことあるんだけど。俺、主役やってきたの多いじゃない。だから、自分の中では「主役やってきたぞ」とか「お前ら、ついて来い!」みたいな意識みたいなのがあるんだよ。で、やっぱりずっとやってきたつもりなのに、パッと振り向いたら…。
デビューからトップを走り続けてきた中村ならではの見解に、小日向と田山は「特に主役やった人は感じるだろうね」と感想を漏らす。
そこから、何歳まで芝居をやりたいのか、現場でどのような役者でいたいか、70歳という節目に思うことなどを語っていく。
そのほか、俳優として活動している小日向の息子たち、それぞれの妻に思うことなど、長きに渡って知り合う間柄ならではの本音トークを展開する。
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