毎週月曜21時より、フジテレビでは、ドラマ『ナイト・ドクター』が放送されている。
本作は、波瑠演じる主人公の救急医・朝倉美月が、夜間救急専門のナイト・ドクター結成のために集められた、年齢、キャリア、価値観がまったく異なる医師たちが命と向き合いながら絆を紡いでいく“青春群像医療ドラマ”だ。
この作品で、新米看護師・新村風太(にいむら・ふうた)を演じている櫻井海音(さくらい・かいと)にインタビュー。
櫻井は、2019年に結成したロックバンド・インナージャーニーでドラムを担当。Kaito名義で活動していたが、2021年には個人での活動名を「櫻井海音」に改名。恋愛バラエティ「オオカミくんには騙されない」(Abema)、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS)などに出演し話題に。『ナイト・ドクター』が初の連続ドラマ出演となる。
そんな櫻井に看護師という職業について、主人公・美月を演じる波瑠ら共演陣とのエピソード、また、櫻井自身を癒やしてくれる大切な存在について聞いた。
<櫻井海音インタビュー>
──まずは、本作の台本を初めて読んだときの感想から聞かせてください。
連続ドラマに参加すること自体が初めてで、1クール分の台本を読むことも初めての経験だったのですが、普段、読書を苦手としている僕でもスーッと読み進めることができました。純粋に「面白いな」という印象で、この世界観の中に自分が入っていけることがとても楽しみになりました。
──どんなところに面白さを感じたのですか?
シンプルな医療ドラマではなく、青春群像劇との絶妙なバランスですね。
──新村を演じるにあたって、役作りはどのようなことから始めましたか?
インターネットなどに多くの情報が転がっている時代なので、「看護師とはどういうものなのか」という初歩的なことから調べたり、医療モノのドラマを見て、看護師さんがどんなふうに動いているのかを観察したりしました。
──調べる中で感じた看護師という職業の印象について聞かせてください。
それまで、看護師さんに抱いていた僕のイメージは、手術などにはあまり携わらず、患者さんのお世話をするという印象だったのですが、調べてみたらドクターのサポートをはじめ、さまざまな業務をされていて、ものすごく大変な仕事なんだと驚きました。
新村を演じながらも、「こういうシチュエーションにも看護師さんが出てくるんだ」と新たな発見があったので、看護師の方を改めてリスペクトするようになりました。
──「医療ドラマに参加している」と特に実感したシチュエーションはありますか?
専門用語のセリフや治療、手術などにおける手さばきなどは医療ドラマならではのもので、新村が登場するのはそのような緊迫したシーンがほとんどなので、「あぁ、医療の現場ってこういう緊迫感なんだ」と実感しました。撮影序盤は、初療室へ急患が運び込まれてきても、素早く対応できないことも多かったのですが、撮影を重ねるごとに少しずつ慣れて、一つ一つの動作のスピードが速くなっていると思います。
──手さばきの話が出ましたが、櫻井さん自身の手先は器用ですか?
小学校の工作の授業でも、クラスで一番に作品を仕上げることができていたので、わりと器用なほうだと自負しています。今は衰えがあるので、どうかわからないですけど(笑)。
──これまでの撮影の中で、苦労したシーンや印象に残っているシーンについて聞かせてください。
ドクターが今、何をやっているかを観察し、次に何を必要としているのだろうと先を読んで、なおかつ、ドクターにとって適切な場所に、適切なタイミングで器具を差し出すことが難しかったです。
──野呂佳代さん演じる先輩看護師・舞子とペアで動くことも多い新村ですが、演じるにあたって、野呂さんとお話したことはありますか?
野呂さんとは最初の共演シーンを撮る前に、「舞子と新村はベテラン看護師と新米看護師という間柄だけど、どうして仲がいいのか。2人の距離の近さを表現したい」というお話をしました。プロデューサーさんも、「まるで夫婦漫才のようなポップな感じを出したい」とお話されていたので、そんな雰囲気を出すことを意識しましたね。
──波瑠さんをはじめドクター役の、岸優太さん、田中圭さん、北村匠海さん、岡崎紗絵さんとは普段、どのように接していますか?
ドクターの皆さんと一緒のシーンがほとんどなので、とても仲良くさせていただいています。僕自身、俳優としては新人なので、前室で何気ない会話をしているときでも、皆さんから一つでも多くのことを学べるように集中しています。
特に、ナイト・ドクターの指導医・本郷役の沢村一樹さんは、とても知識が豊富で、いろいろなことをご存じですし、他の先輩方も人生の先輩として学ぶべきところがたくさんあるので、近い距離感で接していただけることがとてもありがたいです。
――具体的にどんな話をしているのか教えてください。
結構たわいもないことばかり話しているのですが(笑)、僕は爬虫類が大好きで、波瑠さんと会話を交わせるようになったのも爬虫類がきっかけでした。北村匠海さんは音楽と俳優業を両立されている先輩でもあるので、個人的なアドバイスをいただきましたね。
(田中)圭さんは、作品を掛け持ちされている印象がある俳優さんなので「混乱しないんですか?」と聞いたら、「混乱したことは一度もない。若いときは同時に複数の作品へ臨んでいたほうがどちらも疎かにせず、どちらにも迷惑をかけられないという感情になるから、より緊張感をもって演じることができる。一つの作品だけに出演しているほうが、悪い意味での余裕が生まれてしまう」とおっしゃっていて、すごいなと感心しました。
──1話で岸さん演じる深澤が「僕は穏やかに生きていきたい」と発言していましたが、櫻井さんは「こう生きていきたい」という考えはありますか?
僕も深澤先生と同じで、何事もなく穏やかに生きていけたら幸せです。小心者で安定を求めるタイプなので、衣食住が満たされていれば、それで十分です(笑)。
──劇中、美月は休日に他の病院でアルバイトをし、成瀬はジムで体力づくりをしていました。櫻井さんは休日をどのように過ごしていますか?
自然が好きなので、公園へ行ったり、散歩をしたりしています。散歩は1、2時間かけて歩きますね。
――体を動かすことは?
サッカーも好きなので、誘われると行きます。
――現在、癒やしとなっていることはありますか?
爬虫類には癒やされていますね。自宅ではトカゲ2匹とヘビを1匹飼っています。トカゲのほうはヒョウモントカゲモドキといって、厳密にはヤモリの仲間なのですが、1年ぐらい前から一緒に生活しています。このドラマの撮影に入ってから、波瑠さんと爬虫類の話をしていたら、さらに飼いたくなってしまって、オオトカゲとヘビを購入するに至りました。
――爬虫類の魅力はどんなところですか?
懐かないところです(笑)。犬や猫と違って、そっけない感じがより可愛らしいですね。
――櫻井さんも北村匠海さんと同じようにアーティスト、俳優として活動していますが、双方の活動についての考えを聞かせてください。
20歳になるまではいろいろなことに挑戦していたのですが、20代は一つ一つを極めていくフェーズに入ったと考えているので、まずは音楽と俳優の二つの軸をしっかりと極めたいと思いました。その軸の中で俳優・櫻井海音として、そして、ドラマー・Kaitoとして全力で挑むだけです。
――初めての連ドラを経験したことで、役者業への意識に変化はありましたか?
俳優業への野心みたいなものはより強くなって、もっと中心にいたいと思うようになりました。最前線で一番手、二番手を張れるような俳優になることが、今の目標ですね。
――最後に視聴者、読者へメッセージをお願いします。
女性が多い看護師社会の中、あえて看護師という職業を選択し、ドクターたちの成長を間近で感じながら、自分も一緒に成長していかなければと奮闘する新村。そんな彼を、新人俳優として歩み始めた僕自身と照らし合わせて表現していきたいと思っているので、最後まで見守ってください。
撮影:河井彩美
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