9月7日(火)、映画「マスカレード・ナイト」完成披露試写会がTOKYO DOME CITY HALLで開催され、木村拓哉、長澤まさみをはじめとする豪華キャストが顔をそろえた。
本作は、数々の傑作ミステリーを世に送り出してきたベストセラー作家・東野圭吾が描く「マスカレード」シリーズを原作とし、その第一作である「マスカレード・ホテル」は2019年に実写映画化され、大ヒットを記録。
最新作でも破天荒な刑事・新田浩介に扮する木村と、彼の相棒である真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美を演じる長澤のコンビは健在。
石橋凌、渡部篤郎が前作から続投で出演しているほか、新キャストとして中村アン、石黒賢、沢村一樹、勝村政信、木村佳乃、凰稀かなめ、麻生久美子、高岡早紀、博多華丸らが作品に彩りを添えている。
予告編が流れた後、スクリーンが上がると、階段の上には仮面をつけたキャストが勢ぞろい。そして、仮面を投げ捨てたキャストが木村を先頭に階段を降り、広い会場をうめた800名超の観客を前に自信に満ちた表情を浮かべた。
<木村拓哉コメント>
今日はこの状況下にお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。木村拓哉です。「マスカレード・ホテル」に続いて、「マスカレード・ナイト」という作品をつくらせていただきました。映画を撮るという作業をやっていてもそうなんですけど、こうやって実際にたくさんのお客様とお会いすることができて非常にうれしく思っております。どうかこの作品も受け取ってください。
<長澤まさみコメント>
また、ホテルコルテシアに事件が起こってしまうということで、“山岸尚美”としてはたまったものではありません。ですが、そこにまた新田刑事がやってくることによって、どういうふうに解決していくのか楽しんでいただけたらと思います。
<中村アンコメント>
今回、アルゼンチンタンゴに挑戦したのですが、実は踊りながら酔ってしまったので、いつも酔い止めを飲みながら撮影に臨んでいました。
<石黒賢コメント>
本当に楽しい、ムードのよい現場でした。今日、久しぶりにみんなに会えてうれしいです。非常に厳しく、ホテルマンとはかくあるべきという、ホテルマンの権化のような氏原という役を演じ、木村くんとも楽しいシーンをやりました。私はフロントの中、オールバックで、眼鏡をかけております。以上です。
<沢村一樹コメント>
つい先日、完成した作品を拝見して、ちょうど隣が(長澤)まさみちゃんだったんです。とても緊迫したシーンで、まさみちゃんはどんな顔で見ているんだろうと思って隣を見たら、こんな顔になっていました(と、真顔で身を乗り出す)。というぐらいに、ハラハラドキドキするサスペンスなので、皆さん存分に楽しんで帰っていただけたらと思います。
<勝村政信コメント>
出来上がったメンバーの中に入るというのは、とてもスリリングで緊張していたのですが、監督と木村くんがフレンドリーに迎えてくれたおかげで、楽しくやることができました。最近は人を捕まえたり、手術したりが多かったのですが、今回は容疑者の500分の1ということで、久しぶりに“じゃないほう”をやって楽しかったです。
<木村佳乃コメント>
改めて「大作に出させていただいたんだな」と実感しております。私は勝村さんの嫁を演じまして、容疑者の1人でございました。仮装パーティのシーンで私は魔女になったのですが、「テキサスチェーンソーになりたい」と最初に言ったら却下されました(笑)。
<凰稀かなめコメント>
素晴らしい監督、素晴らしいキャストの皆様とこうして並べていることが信じられない状態です。作品は、最初から最後までハラハラドキドキの感じで見させていただきました。今は状況的にパーティとかできないと思うんですけど、この「マスカレード・ナイト」を見て、極上の一夜を過ごしていただけたらうれしいです。
<麻生久美子コメント>
私は容疑者の1人をやらせていただいたんですけど、監督から「怪しいお芝居でいい」とおっしゃっていただき、今まであまりそういう芝居をしたことがなかったので、楽しくやらせていただきました。そして、木村拓哉さんと初めてご一緒させていただいて、木村さんの座長としての現場の居方、佇まいが大変素晴らしくて感動したのを覚えています(ここで木村がガッツポーズ)。
一緒にお芝居しながら心が震える瞬間が何度もあって、木村さんじゃないとできなかったお芝居があったなと感じました。いい経験をさせていただきました。
<高岡早紀コメント>
私が今回の撮影で一番驚いたのはセットです。ホテルコルテシアのセットが素晴らしくて、そのへんのホテルとは比べ物にならないほど圧巻でした。拓哉さんとは子どものころからちょこちょこお仕事させていただいていて、懐かしいメンバーもたくさんいました。楽しく愉快なメンバーの中で撮影させていただき、とても幸せでした。
<博多華丸コメント>
場違いなところにいるという自覚はあります。可能ならば、仮面は取りたくなかった(笑)。本当に豪華なセットと豪華な出演者の方々に、現場でドキドキさせていただきましたが、幸いにも常にドキドキしている役だったので、難を逃れたと思います(笑)。
<石橋凌コメント>
まだまだ大変な日が続いていますが、皆さんお元気でしょうか。今日はどうぞごゆっくり、じっくりとお楽しみください。
<渡部篤郎コメント>
たいへんな時期に撮影したんですけど、監督をはじめ、スタッフの皆さん、木村さん、長澤さん、キャストの皆さん、たくさんの不安があったと思いますが、こうして皆さんに見ていただくことでその不安も少し癒やされるのではないでしょうか。
<鈴木雅之監督コメント>
この映画はコロナ真っただ中の去年、脚本をつくって、今年1月に撮影をして、やっと完成しました。今日ここに来ていただいた皆さんが初めてのお客様です。この映画を世間に出していただいて、やっと完成だと思うので、楽しんで見ていただけると幸いです。
最新情報は、映画「マスカレード・ナイト」公式サイトまで。