日本の連続ドラマとしては初めて放射線技師にスポットを当て話題の、月9ドラマ『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』。

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フジテレビュー!!では、医療器具などに詳しいメカオタクの放射線技師・悠木倫を演じる矢野聖人にインタビュー。前回の取材で「悠木がフィーチャーされる回があるかが気になって…」と語っていたが、第7話ではその思いが実り、悠木が中心となって物語が進む回となる。そんな第7話の見どころはもちろん、矢野が最近ハマっていることから素顔にも迫った。

<矢野聖人 インタビュー>

待望のフィーチャー回に気合い「悠木のすべてを詰め込みました!」

──先日の取材では、今後「悠木がフィーチャーされる回はあるのか?」と気にされていましたが、第7話では、その思いが実を結びますね。

そうなんです!第7話は、悠木の回になります。前作も含めて今までの悠木は、“コミュ障”なところがあって、受け身で、感情が読み取りづらい部分が多かったかと思います。

正直なところ、僕自身、前作を撮っていたときは「悠木ってどういうやつなんだろう?」と思うこともあったんです。でも、今回の台本を読んだときに「こういうことか」と納得する部分もありましたし、「すごく人間らしいな」と感じました。この第7話で、皆さんにもいろいろと悠木のことを知ってもらえるはずです。

──具体的に、見どころを聞かせてください。

悠木が…笑うし、泣くし、苦しむし。なぜそういうことになるのかは、ぜひ放送を見ていただいて、いろいろな表情や思いを通して、悠木倫を知ってもらえたらうれしいです。これまで出すことができなかった分、悠木のすべてを詰め込みました。

──今までにない悠木倫を見ることができそうですね。

見せます!楽しみにしていてください。

「全然スタイリッシュじゃない!」クラッチバッグの不便さに…

──以前「眼福♡男子」にご登場いただいたとき、「洋服のリメイクにハマっている」という話をしていました。今もリメイク熱は続いていますか?

最近、忙しくてリメイク自体はできていないのですが、アイディアを携帯にメモしています。Gジャンを二つに切って、間にチェックシャツを縫うとか。

あ、ファッションの話でいうと、少し前に自分でデザインしたクラッチバッグを、オーダーメイドで作ってもらいました!僕、あまり荷物が多いのが好きじゃないんです。だから、クラッチバッグくらいがいいなと思って。現場に持っていくために、台本が入るサイズのものを作りました。

それが出来上がって、使っていたのですが…クラッチバッグの不便さに気づいてしまって。手がふさがっちゃうんですよね。梅雨の時期なんて、傘を持たなければいけないから両手がふさがって何もできなくなっちゃう。「全然スタイリッシュじゃない!」と思って、仕事のときはトートバッグの中にクラッチを入れて使っています(笑)。

数々の作品に出演する矢野聖人が「ずっとやりたいと思っている役」とは?

──では、最近ハマり始めたものはありますか?

4月から筋トレを始めたので、「眼福♡男子」に出させていただいたときから、8キロくらい体重は増えていると思います。今回、ドラマの撮影をする前に衣装合わせをしたら、サイズが合わなくて、ピッチピチになっていました(笑)。それくらい変化していると思います。

──筋トレを始めたきっかけは?

細いのはもういっか…と思って(笑)。今年30歳になるのですが、細いことに飽きたなというか、もう少しがっちりしてもいいなと思うようになってきたんです。

20代前半は、細い体でスキニーパンツを履いて、ロックTシャツを着て、ウォレットチェーンをして…というスタイルがかっこいいと思っていたんですけどね。最近はもう少し大人になろうと思い、最初に「体を大きくしよう」と思い立ち、筋トレを始めました。体が大きくなると、役の幅も広がりますしね。

──どんな筋トレをしていますか?

窪田(正孝)くんが「(マシンを使わない)自重トレーニングがいい」と言っていたので、セットの中で懸垂をしたりしています(笑)。

──トレーニングでパワーアップした矢野さんが、今後やってみたい役柄などはありますか?

イケメンでキラキラした女性にモテる系の役はずっとやりたいと思っているのですが(笑)、なかなかその機会がないんですよね。犯罪者の役をやったり、コメディ作品に出演することが多いので、それ以外のいろいろな役ができる役者になりたいなと思っています。

撮影:河井彩美