東京・六本木の住宅街にある、しらす専門店「土佐しらす食堂 二万匹」の店主・岩本梨沙が、「埋もれたいほど好き」だというしらすへのこだわりや、新メニューの生み出し方、気持ちの切り替え方などを、11月9日(火)放送の『セブンルール』で語った。
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地元・高知を21歳のときに飛び出しバックパッカーとして約20ヵ国を放浪。帰郷したときに食べたしらすのおいしさに魅了され、昨年店をオープンした。
しらすの魅力にハマり、「高知のこの素晴らしい食材を伝えなければ」という使命感に駆られているという、岩本梨沙の“セブンルール”とは?
ルール①:全メニューにしらすを使う
お店の看板メニューは、高知県産のしらすをたっぷり載せた「禁断のしらすバター丼」。3段階の味が楽しめるというこのメニューは、まずはそのまま味わう。次にバターと混ぜてコクを出し、最後に、日本酒と醤油の入った秘伝のタレで旨味を何層にも膨らませて堪能できるという。
お店では、全メニューにしらすを使うというこだわりが。カウンターには、しらすとエノキを合わせて山椒でアクセントを出した「しらすなめ茸」や、ごま油で風味付けしたこんにゃくに、しらすをたっぷり入れて鷹の爪を加えた「チリチリこんにゃく」といった、おばんざいが並ぶ。
さらにはデザートの、焼きなすアイスと青のりアイスにもトッピングとして、じゃこをまぶすという徹底ぶりだ。
スタジオには、看板メニューの「禁断のしらすバター丼」が登場。「おいしすぎる」(長濱ねる)、「ご飯との融合感がすごい」(青木崇高)、「おいしいね」(本谷有希子)、「バターやばい、急に洋食みたいになる」(YOU)、「うまい、本当に」(尾崎世界観)、と全員が称賛した。
ルール②:メニューにない料理を即興で作る
「土佐しらす食堂 二万匹」は、従業員の田村由紀子さんと二人三脚で切り盛りしており、午後5時に開店する。
店には常連客も多く、ときには「白ワインに合うご飯を作って」といった、突然のオーダーが入ることも。岩本は即興で、クリームチーズとドライフルーツとじゃこをあわせたおつまみを作り、お客さんを喜ばせた。
「即興で作った料理が、1週間後メニューに載っていたりする」というように、岩本は、こういった創作を楽しんでいる。何の料理にでも合う、としらすの無限性について語り、「私はしらすの手伝いみたいな感じ」と微笑んだ。
ルール③:感動はポーズで記憶する
この日は、山梨に出張し、2日間限定でしらす丼を提供。自分たちの店の10倍以上もある約300席という大きな店で、悪戦苦闘しながらも目標の100杯を達成。
すると、岩本と従業員の田村さんは腕を上下に振り上げ、独特な動きで喜びを表現。気持ちが動いたときはポーズを取って表現することで、「(その動きが)思い出すときのタグみたいになる」と、田村さんとの間にある個性的なルールを語った。
ルール④:落ち込んだら“東京のお母さん”に会いに行く
取材を始めた7月、緊急事態宣言により4度目の休業が決定。そんなとき岩本が向かったのは、銀座のスナック「ブラン亭」。
「お母さん」と慕う佐藤千恵子さんと知り合って12年、相談したいことがあるとこの店を訪れる。両親が離婚し、母がいなかったという岩本は、「願い事や悩み事があるときにお母さん(佐藤さん)が答えてくれる。本当に母みたいに思ってます」と感謝した。
スタジオでは尾崎が「うらやましいですよね、(お母さん)と言えることが。(僕だったら)こっちだけ言っていても、相手はそう思ってなかったらどうしよう、って思っちゃう」とネガティブ発言。すると、青木は「出た出た、いつもの」とツッコミを入れた。
YOUは「人と共演するたびに、息子、娘が増えていく」と明かすと、長濱を指差し「これも娘です」と紹介した。
しかし、長濱は「『東京のお母さんはいますか?』のアンケートにYOUさんって書きたかったんですけど、一方的だったら悪いなと思って(書かなかった)」と告白。そんな長濱に、尾崎は「(そういう風に思っているのは)俺だけじゃないじゃないですか、先に言ってくださいよ」と苦笑した。
ルール⑤:疲れたときは「ウォーキング・デッド」
帰宅後、晩酌を終え一息ついた岩本が見始めたのは、ゾンビだらけの世界で生き抜く術を模索していくドラマ『ウォーキング・デッド』。
この作品を繰り返し見ているという岩本は、「小さい頃に分からないことがあると父から、『まず自分で考えて工夫してみなさい』」と言われていたと明かし、「どんな過酷な環境でも、そこにあるものを使ってどうにか乗り越えるというストーリーが、ストレス発散になる」と語った。
ルール⑥:開店前に高知新聞をチェックする
10月、「二万匹」の営業が再開。お店では、高知県産の食材を取り寄せて使用しているため、営業前にはアプリで高知新聞を読み、旬の食材の情報を収集。
離れていても岩本は、地元・高知とつながっている。
ルール⑦:しらすは最後の一匹まで食べる
この日は高知に足を運び、しらす漁船に乗った。新鮮なとれたてのしらすをどんぶりで堪能すると、最後の1匹まで残さず完食。
岩本は「しらすって集合体だからまとめて食べることが多いじゃないですか。だけど最後の1匹を集中して食べると、まとめて食べるときと同じくらい味を感じられる」と表現。
「1匹たりとも無駄にはしない」、それは父・有弘さんの「食べ物を粗末にしない」という教えであり、代々受け継がれてきた岩本家のルール。
改めて岩本は、「丼の中のしらすと目が合う、そしたら食べないわけにはいかない」と笑顔で“しらす愛”を語った。
※記事内、敬称略。
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11月16日(火)放送の『セブンルール』では、タレント・辻希美に密着。登録者数92万人を突破する人気YouTuberであり、4人の子供を育てるママ。結婚15年目でも夫・杉浦太陽とラブラブでいるために、守っているルールも公開。国民的アイドルから、毎日家族6人分の食事を手際よく作る“お母さん”に。注目され続けるママタレント・辻希美の7つのルールとは。