同期芸人・ヒコロヒーとAマッソ加納が「芸人大文筆家時代」の到来について熱弁
芸人・ヒコロヒーとAマッソ加納が、11月21日(日)に開催された『久保みねヒャダこじらせナイト』の恒例イベント「久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#18」にゲスト出演し、番組MCの久保ミツロウ、能町みね子、ヒャダインと「芸能界について感じていること」に関して赤裸々なトークを繰り広げた。
※『久保みねヒャダこじらせナイト』はフジテレビ系でほぼ月イチ不定期で放送、FODにて配信中。
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冒頭のトークでは、MC陣との意外な繋がりの話題で盛り上がる。ヒャダインが、加納の相方・村上と加納の母と同じ幼稚園出身だったと明かすと、能町もヒコロヒーとの“間接的”な出会いについて語る。お笑い好きな能町は、ヒコロヒーが事務所の先輩・みなみかわと組んだコンビ「ヒコロヒーとみなみかわ」で『M-1グランプリ』の予選に出場した際に披露した「ヴィ―ガン漫才」を見ていたことを告げて、そのセンスを絶賛した。
久保は、ヒコロヒーについて「テレビで見るたびに、いい女だな~と思っていた」と、自分の中の「昭和の男性」的な人格が沸き立ってしまうそうで、「失礼なことを言わないように気をつける」と自制していた。それでも、ヒコロヒー本人を目の前にしながら、本音が飛び出してしまう久保のトークにも注目だ。
昨年、初のエッセイ「イルカも泳ぐわい。」(加納愛子/筑摩書房)を上梓した加納。能町は「加納さんの文才に嫉妬している」と褒めたたえ、エッセイを書く難しさを説きながら「何も書くことが思いつかないときの文章がうまい」と、加納のエッセイの才能を称賛する。エッセイの上手さに定評のあるハライチ・岩井勇気の文章を例に出し、能町が加納の文章について分析をしていく。
加納も、「エッセイは本当に書くことないですよね」と能町に同意をしつつ、今は「芸人大文筆家時代」が到来していて、「芸人が数人で一緒にいるときに起こったエピソードは取り合いになる」と、ヒコロヒーと実例を出しながらリアルな現状を吐露していた。
千葉雄大と仲の良いヒャダインにけん制?「こっちが先に手をつけていた」(久保ミツロウ・能町みね子)
久保が“インスタマンガ・エッセイマンガあるある“について、漫画家としての視点から持論を展開すると、そこから話題は「大阪のコントと東京のコントの違い」に。そしてヒコロヒーと加納が芸人デビューした際のエピソードについても語っていく。
ヒコロヒーと加納は、お互い大学生時代に同じ事務所で同期だった頃からの仲良し。当時、事務所から“第2のオセロ”として推されていた(?)頃の話、ヒコロヒーが学生時代にライブで「藤本美貴のものまね」を披露して事務所から声をかけられた話、学生をしながら芸人デビューした時代に出会った“トンデモ”な人たちについて、絶妙なかけあいで振り返っていく。
また、Aマッソが事務所を移籍した際のエピソードを披露すると、ヒコロヒーが「個人的な意見」として、芸人が所属する“事務所の問題”について、自身が所属する松竹芸能や「気になっている」事務所を例に出して鋭い意見を繰り出し、MC陣の爆笑を誘う。
「芸能界で売れそうになかった人が売れていった実例」について、加納から話を振られたMC陣は、今では番組の準レギュラーともいえる千葉雄大について「ここまで売れるとは思わなかった」と本音を明かす場面も。
千葉との出会いは、9年前に久保と能町がやっていた深夜ラジオに千葉がペンネームを用いてネタを投稿していた頃にさかのぼる。久保と能町は、千葉との歴史を振り返りながら、「私たちをすっ飛ばしてヒャダインさんと仲良くなった」と、いつの間にかヒャダインと仲良くなっていたことについて言及。「こっちが先に手をつけていた」と糾弾されたヒャダインの反応は…?
そして話題は「売れるとは思わなかった人」についても進んでいく。ヒコロヒーと加納は、“売れた芸人”としてのブレないスタンスを語り合い、「売れたらどうせ結果論」(ヒコロヒー)、「22、3歳で売れた人にはどうしても陰が出る」(加納)、「早く売れると傷つき方を知らない」(ヒャダイン)などの鋭い意見交換も行われた。
「おでんにいらない具材」で食べ物戦争が勃発!?
ここで、加納の新刊エッセイ「イルカも泳ぐわい。」の中から、加納の独特な感性を感じられて好きだとヒャダインが語る「時間の持つ“〇〇感”」(例:十五時の「今日のハイライトはここではない」感、四時の「誰もいらん時間」感、など)。これをテーマに、月や日にちをお題にして「〇〇感」を全員で考えて発表していく。大喜利とはひと味違う、それぞれのセンスが光る発表の結果は、感心と爆笑の連続だった。
恒例のリレーで4コマ漫画を作成する「こじらせリレー4コマ漫画」コーナーでは、今回は5コマに挑戦。能町がセレクトした漫画「美少女戦士セーラームーン」(武内直子/講談社)風に、本日は参加していない加納の相方・村上を主人公に、能町→加納→ヒコロヒー→ヒャダイン→久保の順で1コマずつ漫画を描いて発表していく。
セーラー戦士・村上を襲った危機に、久保はどのような壮大なオチをつけるのか?ヒコロヒーと加納も登場するラストでは、今回のイベントの伏線を見事に回収した見事なオチが披露される。
「好きな〇〇ベスト3」を発表しあうコーナーでは、久保のリクエストにより“好きな朝のみそ汁 ベスト3”をテーマに、それぞれが好きな具材をランキング形式で発表。久保が提案する「ネオ豚汁」とは?ヒャダインが行きついたストイックな回答に一同は驚き、そこからそれぞれのこだわりの具について食べ物トークはヒートアップしていく。
久保は5コマ漫画のラストを描きながらみそ汁トークに参戦、スタジオが大爆笑した斬新なスタイルで熱弁する久保にも注目だ。平和なみそ汁トークから一転、「おでんにいらない具材」を聞かれたヒコロヒーと加納が出した具材によって、「ゆずれない戦い」が勃発していく様子も見逃せない。
イベント後半では視聴者からと、MC陣からの質問にヒコロヒーと加納が答えていく。「M-1で男性芸人が活躍する理由」「2人の最終目標について」「尊敬する先輩・反面教師にしている先輩」などについて、本音で答えて笑いを誘った。
配信だからこそ語れるディープなトークの全容は「久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#18」の追っかけ再生にて、11月28日(日)23時59分まで視聴可能。(※追っかけ再生は「PiaLiveStreaming」にて購入可能。詳しくはこちらへ)
イベント終了後、フジテレビュー!!はヒコロヒーと加納にインタビューし、配信の見どころについてアフタートークを敢行。お互いに「聞いてみたいこと」についても質問し合ってもらった。
【ヒコロヒー&Aマッソ加納のアフタートーク&お互いへの質問】
『久保みねヒャダこじらせナイト』はフジテレビ系でほぼ月イチ不定期で放送、FODにて配信中。放送日程等の詳細は番組オフィシャルサイトまで。
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