石橋貴明が文化人、ミュージシャン、タレント、アスリートなどジャンルを問わず“話してみたい”ゲストを迎え、焚き火の前でじっくり語り合うフジテレビ『石橋、薪を焚べる』。
7月21日(火)の放送は、政治家・石破茂が登場。政治家になるつもりはなかったという銀行員時代、運命を変えた田中角栄からの一言、政治家の在り方、そして今後の夢について語った。
石橋:勝手な親近感を持ってるんですけど、石破さんがニュースとかに出られると、必ず「石破氏(イシバシ)が…」と。今日はその石破氏と石橋が初めて共演。
石破:そうそう、パソコン打つと石橋しか出てこないもん。「石破氏」とは出てこない。まだダメだなぁって思ってね(笑)。
と、2人のトークは和やかムードでスタート。
父の勧めで銀行へ…行員時代のとんでもない大失敗
鳥取県生まれの石破は、鳥取県知事を務め参議院議員であった父・二朗の勧めで銀行員に。
石破:最初は、とにかく仕事ができない。「本当に大卒って駄目ねぇ。仕事できないのに私たちより給料多いのよ」とか言われてね。もう辞めようかなと思ったけど、それでも、何にも身につけないまま辞めるのは悔しいので、お札勘定と計算機はできるようになって辞めようと思って、一生懸命練習したの。
石橋:よくニュースで、ボーナス時期とかに、扇形にして数えてますよね。
石破:そうそう。あれ、ある日突然できるようになるんですよ。できるようになってね、「これは面白い」と銀行を辞める気がだんだんなくなって。やがて窓口に出される。そしたら初日にね、100万円余計にお釣りを渡してね。
石橋:(苦笑)。とんでもないミスですね。
石破:もうね(笑)。3時に締まるじゃないですか、銀行って。そうすると伝票と現金と合わせるわけね。私のところだけ100万円足りないからすぐにわかる。「ヤベ」と思ってね、辞表を書こうかどうしようか。さすがにヤバいなと思っていたら、お客様が「100万円多かったよ」と返してくれたんで。
石橋:え!持ってきてくれたんですか?
石破:持ってきてくれた。今でもその人の顔覚えていますよ。
父の死と、田中角栄からの「今すぐ銀行辞めて」
石橋:なぜ、銀行が楽しくなっていたのに、政治家へ?
石破:銀行に入って3年目に親が死ぬわけ。私は24歳だったんですよ。(父親は)自治大臣になってすぐに、すい臓がんで辞めて、それから9ヵ月くらいで死ぬわけね。参議院議員だったから、30歳にならなきゃ出られないでしょ、参議院って。私24歳だから、後継ぎなんかで出られるはずもないし。これは「お前は政治家になるな」という天のお告げだと思ったわけね。ところがその、葬儀委員長が田中角栄先生だったのね。
石橋:そんなにお父さんと田中角栄さんは仲が良かったんですか?
石破:無二の親友だった。本当に「田中のためなら死んでもいい」と言っていたもん。
石破は、田中氏が父親の見舞いに駆けつけてくれたこと、父親が田中氏に「葬儀委員長やってくれないか」と頼んでいたというエピソードを明かした。
石破:田中先生は、(東京の)青山斎場で葬儀委員長をやってくださった。「ありがとうございました」とお礼に行ったら、「君ね、今すぐ銀行辞めて、鳥取県を一軒ずつ回って。いいか、選挙の基本は一軒ずつ個別訪問だ」とか言うんですよ。「だけど先生、私は24歳で、私は(選挙には)出られません」「何を言うんだ。お父さんは知事4期、参議院議員2期、それだけ鳥取の皆さんにお世話になって、君は自分さえよければいいのか」と。
何でこんなことで怒られるのかと思ったんだけど。その時にね、よく覚えていますよ。机をバーン!と叩いてね「よく聞け、日本で起こるすべてのことはここで決まるんだ!」って。本当に言ったからね(笑)。こっちは24歳のあんちゃんですよ。向こうは、闇将軍、絶頂ですよ。
石橋:それがきっかけなんですか。
石破:そう、それしかないですよ(笑)。それだけ。
石橋:「NO」ということはないんですか。
石破:選択肢として、ない。あの人は人間じゃないですよ。神ですよ、神。魔人だな。
と、当時を振り返った。
総理大臣には「天命」がなければなれない
石破は、 1986年の衆議院議員選挙で初当選。 政治家として「一番うれしかった」 と語る。
石橋:田中角栄さんは、 どんなことを教えてくれたんですか?
石破:いや、直接教えられることはない。でも時々ね、一対一で話してくれることがあった。その時に言われたのは「努力すれば大臣というものはなれる。すごく努力すると大臣2回3回できる。ものすごく努力すると、幹事長とか政調会長、総務会長とか自民党三役にはなれる。ただ、総理大臣にだけはだなお前、努力したってなれないぞ。努力だけではなれないぞ」と、これは2回聞いたね。一対一で。
石橋:総理大臣になるには、何が?
石破:党三役になるのはものすごい努力でしょ。そこから先は、“天命”というの?「お前がやれ」という、天からの命令でしょう。
石橋:今、ご自身が次期総理最有力と言われているわけじゃないですか、それも最後は天命なんですか。
石破:そりゃそうです。私みたいなものはですね、大臣もやって、幹事長も政調会長もやって、我ながら出来すぎだと思いますよ。だけど、そこから先は努力はするけど、一生懸命ね、だけどやっぱりその天の命令というのがないと、なることはないでしょうね。
小泉純一郎氏から突然の電話…その内容とは?
石破は、小泉純一郎氏とのエピソードも披露。
石破:当選5回の時に、小泉(純一郎)さんが総理大臣で。突如として小泉さんから電話かかってきて「僕の方針に賛成するということを条件に、大臣をやってくれ」と。
石橋:条件?
石破:そのころは郵政民営化をやりたかったわけで。私、小泉さんとめちゃくちゃ仲悪かったからね。いろんな政策で対立もしてきた。小泉さんが自民党総裁になるときは、私は違う人を一生懸命応援した。だから、小泉さんからは嫌われているだろうなと思ってた。そしたら突然電話かかってきて。小泉内閣始まって1年目だったな。
「君、大臣やってくれ」「わかりました」「あ、君ね、この話は誰にも言っちゃいけないよ、人に言ったらこの話はなしだからね」とか言われてね。誰にも言えなくて。妻と秘書だけには言いましたけどね。そして総理大臣の官邸に行ったらば、「防衛庁長官やれ」と。私あんなに驚いたことはないな。小泉さんってのは、人を好き嫌いで見ない人でしたからね。
石橋:何で見るんですか?小泉さんは。
石破:能力。人を能力でしか見ない、でも、好き嫌いで判断しないというのが小泉純一郎って人だったと思いますね。
石橋:派閥とかいう中で、大臣とかを決めるときに、全く派閥を超えて…。
石破:小泉さんはあんまりというか、ほとんど派閥気にしなかったですね。
石橋:はぁ。
石破:だから、それは小泉さんのようなやり方もある。派閥から推薦の名簿が出てきて、それを大事にして大臣を決める、そういう総理大臣もいる。それは総理大臣の考え方だから。
石橋は、石破が今の安倍内閣をどう見ているかも聞いていく。
石橋:今、国民の世論としたら、限界点に近いところまで来ちゃっているじゃないですか。なるべく今、何か、謝らずに…。
石破:そこはね、今の政治スタイルというものは、いちいち謝ったり、非を認めたりしていたらば、かえって政権の強さが失われるという、そういう冷徹な、厳しい判断がたぶん今の政権にはあるんだと思うのね。それでもう、7年間も続いたわけ。7年間も続いた政権なんて日本で初めてですよ。
石橋:どうしても東京オリンピックまでやりたいのかなって感じが(笑)。
石破:それも天命だもん。なるかならないかも天命だし、続けるか続けないかも天命だし。だからね、私、思うんだけどね、一番辛いのも今の総理なんだろうなって思ったりする。
石破:尊敬していた福田康夫さんていう総理がいてね。「石破くんね、総理になると誰も本当のこと言ってくれないんだよね」って。やっぱり日本の最高権力者ですから、みんなヨイショしますよ。嫌なことは言わないですよ。ただずっとそれが続くと、世の中と感覚がだんだんずれてくるのかも、気をつけないと。
石橋:だから、インスタとかに犬抱いて出てきちゃったり、コーヒー飲んじゃったりとか。
石破:でも「これはきっと国民に受ける」と。
石橋:思ったんですかね?
石破:そりゃあ、思わなかったらやらないって(笑)。だから周りの人もずれちゃってるのかもしれない。私もいろんな大臣やらせてもらいましたけどね、秘書官っているじゃないですか。「大臣、あなたの意見は間違っていますよ」という人でなきゃ秘書官にしなかった。
石橋:「イエスマン」は置かなかったわけですね。
石破:置かなかった。
石橋:日本のトップになってもそれは変わらないですか?
石破:そうでなきゃいけないと思います。
石橋:厳しい意見を言ってくれる人間を周りに。
石破:(総理大臣に)なるかならないかは置いておいて、そもそも、そういうものを遠ざけちゃいけないんでしょうね。難しいけどね。
南沙織から浅香唯まで~アイドルトークで大盛り上がり
アイドル通としても知られる石破は、石橋とアイドルトークでも盛り上がる。
石橋:やたらと詳しいって聞いたんですけど。
石破:はい。1970年代女性アイドル。B面まで歌える。
と、お気に入りのアイドルとして、南沙織、麻丘めぐみ、太田裕美、柏原芳恵、河合奈保子らの名前を挙げた。
石破:だいたい、浅香唯さんくらいで昭和が終わるの。
石橋:そこまで!南沙織さんから浅香唯ちゃんまで、かなりの守備範囲ですよね。
石破:昭和46年から昭和62年までいくからね。
石橋:ベストソングは何ですか?
石破:1曲だけですか?それはねぇ、何だろうなぁ。太田裕美さんの「九月の雨」かな。
石橋:「九月の雨」って?
石破:「セプテンバーレインレイン~」(歌う)
石橋:はいはいはい!あれがベストなんですか?
石破:「九月の雨」と岩崎宏美さんの「思秋期」というのが同じころでね。私はどっちかっていうと岩崎宏美派だったんだけどね。
石橋:岩崎宏美さん!
石破:えぇ、コンサート行きましたよ。
石橋:ただかわいいだけじゃなくて、そこに歌唱力もなくちゃダメなんですね。
石破:岩崎宏美さんは天才だね。あの高音の伸び、透き通るような声。あれはやっぱりすごいな。
石橋:僕の4つぐらい上だと思うんで。たぶん石破さんと同じくらいじゃないですか。
石破:キャンディーズが私の1期上だから。
石橋:キャンディーズもちゃんとフォローしてるんですか?
石破:全曲歌える、歌える。
石橋:ちなみにキャンディーズでは、誰のファンですか?
石破:私はね、ミキちゃん派なんですよ。
石橋:えぇ!?
と、アイドルトークに花を咲かせた。
「普通のおじさんに戻りたい」引退後に描く夢とは?
石破は、石橋の「政治家として、これだけは絶対にやり遂げたいことは?」。という質問に、「この国が、人口が減らない国にしたい。やがて人口の減り方が止まっていくこと、そしてエネルギーにしても、エネルギーのほとんどは外国から、食料の半分以上が外国から。そんな国がいつまでも持つとは思えない。防衛もアメリカがいないと成り立たない、人口はどんどん減っていく。そういうのに歯止めをかけるきっかけだけは、作りたいなと思っています」と回答。
また、引退後は「普通のおじさんに戻りたい」、愛妻家としても知られる石破らしく「妻とドライブがしたい」と語った。
石橋が「それは、かなり先になりそうですね。ひょっとしたら叶わぬ夢かも…?」と、今後もまだまだ日本の政界には石破の力が必要だと説くと、「冗談じゃありません!私はもう、明日にでも辞めたい」と言い「(大好きな)鉄道に乗って、アイドルの歌でも歌っていたい」とこぼして笑わせた。
Yahoo!知恵袋×フジテレビ「福山雅治のモノマネがうまくなるには?」…など、さまざまなお悩みを60秒で瞬間回答!
2024年12月26日 |
11:00
おじゃす&ゆめぽて&みりちゃむが「生理」の悩みをぶっちゃける『心と身体をアップデート!Lady Go』
2024年12月26日 |
08:30
令和ロマン冠番組第2弾!売れない芸人もしくは妻が高収入!週刊誌タレコミの謝礼、実は安い…令和ロマンが「どういうつもり?」と直撃
2024年12月26日 |
07:30
森田哲矢が“リアル地面師”の世界に潜入&その体験を話術1本で披露し笑いに『オードリーの弾込めてきました!』放送
2024年12月26日 |
07:00
【おめざめ脳トレ】マッチ棒を1本動かして、正しい式にしてください!【『クイズ!脳ベルSHOW』より】
2024年12月26日 |
06:00
香取慎吾「楽しかった。コント好きだもん」松尾駿&岡部大と昭和おじさんに!『新しいカギ 新春スペシャル』
2024年12月26日 |
04:00