12月18日(土)、映画「私はいったい、何と闘っているのか」の公開記念舞台挨拶が行われ、安田顕、小池栄子、岡田結実、SWAY(劇団 EXILE)、菊池日菜子、李闘士男監督が登壇した。
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MCから「撮影中のムードメーカーが誰でしたか?」と尋ねられた岡田は、「誰かが率先してしゃべるとかじゃなくて、家族みたいに話があるときに誰かがしゃべって、笑い合ったりしてました。どの現場も中心となる人はいると思うんですけど、(本作は)そういう感じの現場ではなかったです」と説明。
「何といっても(弟役の)小山春朋くんが、マスコット役でかわいくて、ずっと体のどこかしらを触ってました(笑)」と明かすと、李監督も「現場で嫌なことがあると、彼(春朋くん)のお腹を触ってました」とエピソードを重ねた。
岡田演じる小梅の恋人・梅垣聡役を演じたSWAYには、作中で、安田演じる春男から古い財布を譲り受けるシーンが。そのシーンにちなみ、「お下がりの財布をもらうことをどう思うか?」という質問が飛ぶと、SWAYは「くれる相手しだいですよね。お金持ちの方からお財布をいただくと、お金の縁が引き継がれるということも聞くので、そういうのは良いと思います」と回答。
続けて、「今回、作中で『安田顕さんから財布をいただいた』というのは、(安田と同じ)北海道出身の僕としては、父も喜んだだろうし、僕も仕事運をいただいたのかなと捉えています」と喜びを表現。すると安田は「あれは私の財布ではなく、小道具さんが用意した財布ですから」と説明。
しかし、SWAYは折れず「ではあるんですけど、ポジティブな意味をつけるのであれば『ここから飛躍したいな』と思いながら、財布をいただきました」と前向きに捉えた。
また、本作が映画初主演でこの日が初の舞台挨拶となった菊池は、印象深かったことについて「全部が印象的ではあるんですけど、クランクイン前に見学した現場で(岡田が演じた)小梅ちゃんの泣きの芝居に、グッとくるものがあって、『お芝居ってこういうことなんだ』と感じたことを鮮明に覚えています」と語った。
現場での菊池について小池は、「現場で一生懸命勉強していて。分からないこととかを正直に口にするから、僭越ながら私もアドバイスもしたくなるし、堂々としててステキでした」と称賛。
また事務所の先輩、安田からもらったアドバイスについて菊池は「監督のアドバイスをもらって、いっぱいいっぱいになっているときに『そういうときは1回、目を逸らして頭をスッキリさせてごらん』とアドバイスいただいて。リラックスできました」と振り返り、感謝。
菊池の話を受け、安田は「さっき舞台挨拶前に『何もしゃべれないと思いますが、よろしくお願いします』と言ってた割に、ずいぶんしゃべりますね。素晴らしいですよ」と感心していた。
映画「私はいったい、何と闘っているのか」は、全国公開中。
©2021 つぶやきシロー ・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会
配給:日活・東京テアトル
最新情報は、映画「私はいったい、何と闘っているのか」の公式サイトまで。