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森泉が千葉県・南房総にある別荘を公開。自身がDIYで作製したオシャレな空間を紹介した。

12月21日（火）の『所JAPAN』（カンテレ・フジテレビ系）では、夢中になり過ぎて、スンゴイものをつくっちゃった人を徹底調査した。

番組は、“DIYの女王”森泉に密着し、千葉県・南房総の別荘に向かった。外観はシックな黒壁の平屋だが、内装は、森が得意のDIYで、壁のタイルや収納棚まで手作りしたオシャレな空間になっている。

玄関を入ってすぐにあるリビングキッチン。

天井は、トラスと言われる三角形に組まれた構造形式になっており、あえて柱を剥き出しにしている。なるべく仕切りをなくしたオープンなスペースにすることで、広々とした空間を生み出す工夫がされていた。

他にも、広いダイニングキッチンを中心にし、寝室、お風呂場、トイレを周囲に配置。銅管を使って作ったという森のお手製の棚は、ホームセンターで売られている銅管のパーツを組み合わせただけもの。「安くかつ格好のいいものを」というこだわりを語った。

1番のお気に入りの場所と語ったのは、リビングのソファから座って見る、庭の景色。大きく取られた窓から「のんびり庭を眺める時間が好き」だという。そんな庭にも、こだわって作ったスンゴイものがあるそうで…。

紹介したのはウッドデッキ。実は電車の線路などに敷かれている枕木を再利用しており、これもDIYで作ったそう。枕木に使用される木材は、栗の木などの硬いものが使われており、丈夫であることに加えて、防腐、防虫の処理がされているものが多いため、ウッドデッキにぴったりなんだとか。

その他にも、森が「絶対なきゃいけない部屋」と語る、工具や塗料が並ぶDIYルームを紹介した。

そして、森が今、夢中になっているというのがドライガーデン。サボテンなど乾燥地帯の植物を中心とした庭のことで、水やりの手間がなく、ほったらかにしていても育つので、「ガーデニング初心者でも始めやすい！」とハマる人が急増している。

しかし日本は雨量が多く、本来乾燥地帯で育つサボテンはすぐに腐ってしまうことから、屋根のない庭で育てるのは不可能と言われていた。そんな日本で、サボテン栽培を実現させたスンゴイ人物がいた。

森の別荘の庭造りも手掛けたという人物に会うため、千葉県木更津市へ。そこには、一面サボテンだらけの場所が。森が「ドライガーデンの第一人者と言っても過言ではない」と紹介したのはロック井坂さん。海外を飛び回り、サボテンの買い付け、栽培を行っているそう。

なぜドライガーデンを始めたのか、気になったスタッフが尋ねると「昔からアメリカに憧れがあって、平屋の庭に憧れていた」と明かす。

9年ほど前からGoogleのストリートビューで、アメリカ西海岸の庭を覗くうちに、「庭にサボテンのある家に住みたい」と強く思うようになり、6年前に家族の反対を押しきり、脱サラして、千葉県でサボテンの栽培を開始したという。

日本の気候が栽培環境にあっていない問題に対しても諦めず、3年間あらゆる土を使って栽培方法を研究。そこで見つけたのが軽石。

細かく砕き、6対4の割合で軽石と堆肥と混ぜると水捌けがよく、乾燥しやすいことから、雨の多い日本でも育つことを発見した。

「誰だよ、ダメって言ったの」と井坂さん。「あらゆるところにサボテンを置いてアクアラインを渡ったらカリフォルニアみたいなところにしたいですね」と夢を語った。

実はこの夢、実現しつつあり、別荘の多い千葉では、水やりの手間が掛からずちょうどいいと、サボテンを中心とした庭を作る人が増えてきているそう。

栽培を実現させたスンゴイ人物は、サボテンに夢中になりすぎて、千葉をサボテン王国にしていた。

続いて、カズレーザーが気になっているフリーパワー自転車を調査。発売以来驚異の売り上げで話題の自転車を、実際にスタジオで試乗してみると、ペダルを漕ぎ始めてすぐに「アレ、これ楽だぞ」（所）、「全然違う！漕いでないみたい！」（森）と電動じゃないのに軽やかな乗り心地に、一同仰天！

漕いでないくらい楽に感じる秘密とは？販売元を訪ねると、「ギアが違うんです」と説明。“シリコーン”という、ゴムの一種のパーツがギアに組み込まれており、この弾力が楽に感じる秘密だという。

ペダルを踏み込んだ時に、中のシリコーンが潰れ、真下までくると踏み込めなくなるので、そのときに反発してチェーンを引っ張る。このシリコーンが反発することで、ギアが回り推進力が生まれるのだ。

さらに、その自転車を生み出した発明家を取材すると、開発には紆余曲折！？があったことが判明。

開発のきっかけは、14年前。「シートベルトの違反が続き、免停になりました。そこから自転車に乗ることになり…」と意外なきっかけ明かす。その際に、「漕ぎ出しが重たい。何か楽になる方法はないか」と考えたのが始まりだそう。

開発に着手するも、すぐに資金が底をつくという問題が。しかし、そこで諦めないのが発明王。「新しいものを発明して、それを売って開発資金にしよう」と方向転換。

重心の低い杖（つえ）を新しく開発したのだ。従来のものは、持ち運びしやすい軽いものが多かったが、杖の先端に重りを入れて重さを調整できるようにしたのだ。ぐらつきを防ぎ、安定することから、これが大ヒット。

開発資金を手に入れ、再び自転車のギアの開発に着手し、完成したのは発想から11年後。発売から3年で、6800万円を売り上げた。

現在、シリーコーンを使ったアイデアは、新幹線や自動車のモーターなどにも活用できると各企業と開発プロジェクトが進行中。

フリーパワー自転車の産みの親は、ピンチをチャンスに変えたスンゴイ発明王だった。