蒼井翔太「僕自身、アニメやゲームに救われて生きてきた」

旬のアーティストのライブやトーク、ゲストによる音楽談議などで、音楽の魅力に深く迫るフジテレビの『Love music』。

6月21日（日）はライブ＆トークゲストに蒼井翔太が登場。ミュージシャン、声優、俳優と幅広く活躍する蒼井が、自身のルーツについて明かした。

Kis-My-Ft2の宮田俊哉は、2019年に『Love music』に出演した際、蒼井の魅力について熱弁。「男が惚れる男」「男性なのに女性キーまで歌えるハイトーンボイスの持ち主」と語り「あの声は努力だけでできる声じゃない」「天性の歌声」と絶賛した。

一方、蒼井もKis-My-Ft2のライブに足を運び、その際に「（宮田と）目が合った！」と興奮ぎみに回想。自分もファンから“公演中に目が合った”と言われるが「みんなの気持ちがよくわかった」「とても楽しくて感動した」と振り返った。

また、同じレーベルに所属する水樹奈々、宮野真守とは親交が深く、特に宮野とは昨年、ミュージカルでWキャストを務めたこともあり、「たくさんアドバイスをいただいた」と明かした。

幼い頃は音楽を聴くのは好きだったが、「自分の声がコンプレックスだった」蒼井。だがあるとき、友人とのカラオケで、“歌わないと部屋代がもったいない”と思い歌ってみると「いい声だね」と褒められた。それが「歌うことは楽しい」と感じ、この道を志すきっかけになったという。

蒼井は、小学校3年生から不登校で当時は家の中でゲームばかりしていたため、“青春の１曲”としてそのゲームの挿入歌だった倖田來未の「1000の言葉」をあげる。

学校に行かない蒼井のことを厳しく叱ることなく、優しく見守ってくれていた祖母も「1000の言葉」が大好きだったと言い、蒼井は、人生初のオーディションでそれを歌ったという。さらに昨年、『FNS歌謡祭』で憧れの倖田とデュエット。そのときに祖母とのエピソードを話すと、倖田が「一緒に泣いてくれた」と振り返った。

また影響を受けた1曲として、番組MC・森高千里の「私がオバさんになっても」をあげ、「歌声がすごく好き！」「母がよく聞いていた」とアピール。さらに、本人を前に口伴奏をしながら、振り付きで踊ってみせ、森高を喜ばせた。

そして、やはり影響を受けた音楽はアニソン全般だったと言い、「僕自身、アニメやゲームに救われて生きてきた」と告白。蒼井がすごいと思った声優アーティストをあげた。

1人目はアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」の成瀬順役などを務める水瀬いのり。「かわいいポップな曲から、力強いかっこいい曲まで歌いこなす」とリスペクト。

2人目はTVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』の雪音クリス役などの高垣彩陽。声優だと“いろいろな声で歌えるのは当たり前”と言われてしまうが、キャラクターソングとしても、自分として歌うときでも、幅広い表現が可能で、さらには「オペラ風にも歌える」のだという。蒼井は一度、生で歌声を聴いたときは「鳥肌が立った」とその素晴らしさを語った。

さらに蒼井は“元気が出る曲”として、Do As Infinityの「本日ハ晴天ナリ」、荒井由実（松任谷由実）の「やさしさに包まれたなら」（映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマ）などをあげつつ、自身の最新作「BAD END」も紹介。「一見、悪役に見えるけど、それなりの正義があって、力強いメッセージが込められている」と言い、ロックで激しい曲をライブで披露した。

次回の『Love music』は6月28日（日）24時30分より放送予定。トークゲストに志尊淳が登場。吉川晃司のメッセージ＆ライブ映像を公開する他、iri、WONK、Karin.のスタジオライブなども放送する。