高校生アンケートで1位！いま知るべきバンド「羊文学」の合言葉は“ありがとうSNS！”

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先日発表された「高校生最新トレンドランキング　次に来るトレンドは？10選」に選ばれたのは3人組バンドの羊文学。おととしメジャーデビューを果たし、現在アニメ「平家物語」のオープニングテーマも手がける、高校生や大学生を中心に大人気の彼らに『めざましテレビ』が単独インタビュー！3月1日の放送では公開されなかった未公開部分も含め、いま知っておきたい「羊文学」にあれこれ聞いてきました。

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――（高見侑里アナウンサー）最初に自己紹介をお願いします！

塩塚：ギターボーカルの塩塚モエカです。

河西：ベースの河西ゆりかです。

フクダ：ドラムのフクダヒロアです。

一同：よろしくお願いします。

めざましテレビが羊文学にインタビューするのは今回が初めて。3人とも緊張の面持ちでインタビューがスタートしました。

――よろしくお願いします！担当の楽器は教えていただきましたが、しゃべり担当、お笑い担当みたいな方はいますか？

塩塚：え～いないかも（汗）みんな結構静かで、（フクダは）動かないんですよ！全然！（笑）

――確かにフクダさん静止画かな？って一瞬思ってしまいますね。

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羊文学はギター・ボーカルの塩塚さんがSNSでメンバーを探し、2017年に今の体制になり、おととしメジャーデビューを果たしました。音楽を始めたきっかけと結成の経緯は何だったのでしょうか。

塩塚：私は幼稚園のときにテレビでSPEEDを見て「歌手になるぞ」と決めました。

河西：神社で和太鼓を見たのをきっかけに、エレクトーンを習い始めました。高校生になってからはバンドを始めて、ギターやベースに触れるようになりました。

フクダ：父がバンドのドラムをやっていて、ドラムが家にあったので叩いていたのが始まりで、父か遊び感覚で教えてくれていました。ライブハウスに連れて行ってもらったりして音楽に触れていました。

――羊文学の結成のいきさつを教えて下さい？

塩塚：高校生のときに周りの友達とバンドを組んでいましたが、進学などに伴いメンバーを探し直し、今の3人になりました。最初にフクダに会ったんですが、他のガールズバンドでサポートとしてドラムをやっていたので女の子かと思って声をかけたんですが、男の子でした！女の子に見えるし、上手だからいいかなと思って（笑）SNSでメッセージを送ってこの曲で叩いてくれませんか？と依頼しました。

――メッセージをもらったときはどんな気持ちでしたか？

フクダ：そのとき僕も自分のバンドはなくて、いろんなバンドのサポートをしていました。高校2年生のときで、自分のバンドを持ちたいなとちょうど思っていたので、1回新宿のスタジオで合わせてみました。

――女の子に見えたのでというきっかけも面白いですね。

塩塚：やはり見え方が大事だと思ったので。

――フクダさんは女性に間違われることもありますか？

フクダ：高校の頃はショートボブで、姉も2人いるので中性的だったかも知れないです。

――塩塚さんと河西さんの出会いは何でしたか？

塩塚：ベースの人が抜けてしまいピッタリの人が見つからなくて、どうしよう（涙）と思いTwitterで募集したら、河西さんが連絡をくれました。

――今はSNSが結成のきっかけになるんですね！

塩塚：そうですね。ライブハウスに張り紙もしましたが見つからなくて、本当に「ありがとうSNS！」って感じです。

バンドの転機となったのは2019年に発表したクリスマスソング「1999」。様々なクリスマスプレイリストに採用され、ストリーミング再生は1500万回を突破するなど、羊文学の名を広めるきっかけとなった曲です。

塩塚：「1999」というクリスマスソングが今も1番聴いていただいている曲なんじゃないかなと思います。クリスマスにライブをやりたいという思いで作ったんですが、意外にもクリスマスプレイリストなどに入れていただけました。

川西：「1999」はクリスマスになると皆さんがSNSで“メリークリスマス”って投稿してくれたので「ありがとうSNS！」でした。

――「1999」はタワレコ限定のCDも数日で完売したりすごい反響でしたね。

塩塚：かわいい絵本を付けたCDを作っていただきました。毎年新しい物を作っているので、今年もクリスマスになったら聴いてもらいたいです。

最新曲の「光るとき」がアニメ「平家物語」のオープニングテーマになっている羊文学。メンバーも反響が気になるようで・・・

塩塚：YouTubeでもかなりたくさん見ていただいていますね。エゴサーチしているので皆さんがつぶやいて下さっていて嬉しいです。

――エゴサーチは皆さんされるんですか？

川西：もうクセになっています。Twitter開いたら、検索！無意識でしちゃいますね。

フクダ：僕もします。

塩塚：いっぱいつぶやいて下さい！

――怖くないですか？

塩塚：「うっ」てなるときもありますが、それも率直な意見として受け止めます。

――「平家物語」でご自身の曲が流れているのはどのように感じますか？

塩塚：最初アニメに自分の曲が乗ったオープニング映像を見たときはすごく感慨深かったです。台本を読んで曲を作っていたので、キャラクターの生き生きとした姿と自分の曲が重なっていたのは感動しました。

河西：日本の昔話のアニメなので海外の方の反応も多く新鮮でした。

フクダ：「平家物語」は歴史的、古典的なワードも多いので面白かったですし、YouTubeの再生回数も多く、身内でも反応が良かったのでやれて良かったなと思います。

河西：ツイートの数もものすごく多かったですね。

――トレンド予測に名前が挙がることも多いですよね。

塩塚：もちろん嬉しいですが、何でだろう？って。今回は女子高生の方がたくさん聴いて下さっているということで、私も高校生のときに日本のロックバンドから色んな音楽を知ったりしたので嬉しかったです。「まさか！」とびっくりしています。

河西：女子高生が羊文学を一体どこから見つけてきたのか？気になっています。トレンドに選んでくれたのは嬉しいです。今どきの高校生はTwitterをやらないから見当がつかないです。教えて欲しいです。

フクダ：本当にびっくりしていますし、前まではライブハウスに来てくれるお客さんも大学生が多かったので、女子高生にも響いているというのが嬉しいです。

――羊文学のいまのトレンドはなんですか?

塩塚・川西：占いです！私たち2人でゲッターズ飯田さんの本を買って「きょうはこんな日」とか「今月はこれに気をつけた方がいい」とやっていたり、ライブの音響さんがタロットカードできるので暇があれば占ってもらったりしています。

――占いは信じて行動しますか?

川西：信じていますが、その通りには行動していないですね。

塩塚：私は怖くなってしまうタイプだったんですが、ゆりかちゃん（川西さん）が「占いは信じるのではなくて良いところを取り入れてアドバイス程度に聞くんだよ！」と言ってくれて、そうかって。1月は年下の人のアドバイスを聞くというのを意識していました。

――4月にアルバムが発売ということですが、どんなアルバムになっていますか？

塩塚：いつもよりちょっとだけスケールアップして、ポップだけれども私たちらしさもあるアルバムになっています。

河西：曲は羊文学の今までのいいところが詰まっていますが、その中でも新しい音を入れてみたり、アレンジも時間をかけて泊まり込みでやったりしたので是非聴いていただきたいです。

フクダ：今回は制作過程の音作りの中で、今までの羊文学プラス違う要素を加えたので、いい感じに仕上がりました。

――発売が待ち遠しいですね。音楽活動以外にも女優活動やアパレルコラボなど活動の場を広げていらっしゃいますが、それはなぜでしょうか。

塩塚：単純にすごくいろんなことに興味があるっていうのが第一ですが、羊文学の音楽は今までの主流ではない音楽かなってところもあるので、色んな入り口をきっかけにいろんな人に届けられたらいいなっていう気持ちで始めたのがきっかけです。

――実際にその活動が音楽にいい影響を与えているっていうのはありますか？

塩塚：明確にこの活動からこの曲ができたっていうのはまだないですが、たくさんの人に出会ったりとか、いろんな方に支えられるきっかけにはなっていると思います。

最後にちょっぴり気になる「一番好きな動物」を聞いてみました。

塩塚：え～ネコ・・・。飼ったことはないんですけどずっと動画を見たりとかしています。癒やされるんですよね。羊じゃなくてすみません（汗）

河西：ゾウですね。鼻で全部のことをやっているのがすごくかわいいですよね。動物園好きなので大きい動物が好きです。

――河西さんも羊ではないんですね・・・ではフクダさんは一番好きな動物は？

フクダ：そうですね、僕結構ネコ派とか言われるんですけどイヌが好きです。

塩塚：誰に言われるの？ネコ派って（笑）