欽ちゃん本人役で『ちびまる子ちゃん』に出演！アフレコ現場にめざまし独占密着　

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5月1日（日）にアニメ『ちびまる子ちゃん』が放送1500回を迎えます。

それを記念して『ちびまる子ちゃん「ありがとう！みんなのおかげで放送1500回1時間スペシャル」』と題し、感謝の気持ちを伝える盛りだくさんの内容で放送されます。

美しい桜の木をめぐる「まる子と山桜」、憧れの欽ちゃん（萩本欽一）への思いがつまった「まる子、欽ちゃんに会いたい」の2本に加え、懐かしい映像と共に『ちびまる子ちゃん』のこれまでを振り返るコーナーも登場します。

今回『めざましテレビ』は、本人役を演じた萩本欽一さんのアフレコの模様を密着取材。

初出演への思いや幼少期の思い出を聞きました。4月29日の放送ではお伝えしきれなかった未公開部分も含めて掲載します。

＜『ちびまる子ちゃん 』放送1500回SPに萩本欽一が本人役で初出演！＞

アフレコの様子に密着すると、萩本さんが過去に担当していたバラエティ番組『欽ちゃんのドンとやってみよう！』の名前をセリフで言う場面も。「昔よりもかわいくなったかもしれないね。（昔は）もう少しハリがあったけど、年取ったから迫力はない分、かわいくやろうかな」と細かく声色に変化をつけていました。

過去に度々口にしていたセリフをアフレコすることについて、萩本さんは「いいですね！さくらももこさんが欽ちゃんのことを見ていたのかな？と思うと幸せな気分になります」と嬉しそう。

最初にアニメ化した自分のキャラクターを見ると、「俺よりキレイにできている！」と満足げな様子で収録が開始まりました。

「ドンとやってみよう！」というセリフでは手を挙げて表情豊かに演じる一方で、「ちびまる子ちゃんを見るとつい笑顔になっちゃうけど、ちゃんと台本を見ないとだな」と冷静な一面も見せました。

収録の合間には、画面に映るちびまる子ちゃんを見て、「計算するとあなたも60歳くらいよ、まる子ばあちゃん！いいな～年とらないの」と笑いを入れて和む萩本さんでした。

過去の自身を思い出しながら、様々な工夫を凝らしてアフレコに挑んだ萩本さん。収録後にインタビューを行い、アフレコの感想やさくらももこさんへの思いなど、お話を聞きました。

――ちびまる子ちゃんに初出演の感想はいかがでしょうか。

アニメーションに欽ちゃんがそのまま出てくるなんて思わなかったのでありがたいことですよ。「ドンとやってみよう！」というセリフもありましたが、声だけかなと思ったら映像もちゃんとあって恐縮です。

さくらももこさんに会いたくなりました。「ありがとうございました」とお礼を言いたい気分です。

――『ちびまる子ちゃん』はご覧になっていましたか？

この話が来たときに何本か見返しました。（まる子の祖父の）友蔵だったら私も上手にできるんだけどな、と思いながらね。あんなに品良く出来ないけどね。お母さんはキレの良いお母さんですよね。まる子ちゃんのお母さんだからもっと優しいのかなと思いきや、きっとさくらさんも厳しいおうちで育ったのかもしれませんね。まる子ちゃんは怒られてもシュンとしないでいつも明るくて、そこがあなたのいいところだね！（ぬいぐるみに向かって褒める仕草）

――アニメの中の欽ちゃんを演じてみていかがでしたか？

実在の欽ちゃんが出ているなんて本当に感謝ですし、夢のようですね。あの有名な作品にそのまま出ているからね。

――「どーんとやってみよう」という台詞もありましたね。

欽ちゃんの時代を変えてくれた番組でありがたい恩人で、そこから違う世界が開けてきました。それがアニメとして残るというのはすごいことなので、死んだときに大事な物をしまっておく場所に『ちびまる子ちゃん』も入れておきたいと思います。

――どんな人に見てもらいたいですか？

アニメというと子供の番組という感じもしますが、『ちびまる子ちゃん』は私と同世代の人が見ても孫のようで和やかになるので、（見ることで）その時代に戻ってみようよ！と思いますね。

――まる子ちゃんは小学3年生ですが、萩本さんの小学3年生はどんな感じでしたか？

すっごくいい子でした。お勉強もするし、お母さんの言うことも聞くし、萩本家の御曹司と言われるくらい品のいい子でした。でも東京に引っ越してきてからずんずん柄が悪くなりました（笑）。それでコメディアンになって初めてお勉強しないとだめだと気付きました。70歳の時に気付いてそれから学校に行ったんですよね。

――若者に人生のアドバイスをするならどんなことを伝えたいですか？

若者がぼそぼそしゃべるの。小さい頃から大きな声を出す人はどんな仕事もできてしまうと思います。大きな声を出しましょう。

最後に写真を撮らせてもらうと、ちびまる子ちゃんを顔に近づけてポーズをとってくれた萩本さん。置いてきぼりになっためざましくんに、慌てて「ごめんな、完全に無視していたよ。クッションだと思ってしまったよ！」と話しかけるお茶目な一面も見せてくれました。