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正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>

7月14日(木)放送『純愛ディソナンス』第1話

めざましmedia編集部

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『純愛ディソナンス』第1話完全版

新田正樹(中島裕翔)は、父・秀雄(神保悟志)が学校法人「立秀学園」の理事長、母・景子(舟木幸)が教師という規律正しい家庭に生まれた。

優秀だった兄・幸助と常に比較され続け、強いコンプレックスを抱いていた正樹。幸助が大学時代に事故で他界してからも、どうすれば周囲から良く思われるかを考え、打算的に生きている。

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そんな折、勤めていたピアノ教室が倒産し、職を失ったばかりの正樹のもとへ、音大の先輩で、幸助の恋人でもあった小坂由希乃(筧美和子)から連絡が入った。

私立桐谷高校で音楽教師をしていた由希乃は、もうすぐ学校を辞めるため、正樹に後任を任せたいと言う。最初はそれを断る正樹だったが、「来月からうちの学校に来い」という秀雄の命令から逃れるため、仕方なく由希乃の申し出を受けた。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

赴任前夜、桐谷高校を訪れて教頭の影山勉(手塚とおる)に会った正樹は、2年3組の副担任を任せられる。

その後、音楽室に立ち寄り、ピアノを弾き始める正樹。すると、ピアノの下に隠れていた2年3組の生徒・和泉冴(吉川愛)と目が合った。

冴は、ともに映像研究部でもある同級生の朝比慎太郎(髙橋優斗)ら数人の仲間と学校に忍び込み、あるものを探していた。だが、影山に見つかってしまったためバラバラになって逃げ、音楽室に隠れたのだ。その騒ぎに巻き込まれた正樹は、逃げる際に冴が落としていった1枚の紙に気づき…。

あくる朝、職員室でも前夜の出来事が話題になる。2年3組の担任で社会科教師の加賀美理(眞島秀和)は、「新任早々災難でしたね」と正樹に声をかけると、由希乃のデスクを使うよう指示し、隣席の国語教師・碓井愛菜美(比嘉愛未)に、由希乃の私物の整理を頼む。

実は由希乃は「一身上の都合」とだけ書いた辞職願のメールを学校側に送り、それ以後、一切連絡が取れなくなっており、影山は、退職理由については「病気ということにする」と教師たちに指示していた。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

加賀美は、2年3組の生徒たちに正樹を紹介。すると慎太郎が、スマホに保存していた、由希乃がいなくなる少し前の動画を流す。その動画には、楽しそうに話している由希乃の姿が映っていた。

こんなに元気なのにいきなり病気というのはおかしい──そう言って騒ぎ出す慎太郎。

すると正樹は、「今朝、小坂先生から電話があった」と皆に告げる。由希乃は難しい病気で、実家がある四国の病院で療養していると言い、「今は静かに待ってあげよう」と続ける正樹。それはすべて嘘だったが、静かになる生徒たち。だが冴だけは、正樹が小さく笑ったのを見逃さなかった。

その時、冴のスマートフォンに、母親の静(富田靖子)から「お母さん、死んじゃうかも」というメッセージが届く。それを見た冴は、「早退したい」と言って教室を飛び出した。

冴が自宅に戻ると、静は大喜びし、「さっき転んだ」と言って包帯を巻いた足を見せる。そして、状況を説明するどころか、「ケーキを食べに行こう」などとはしゃいでいた。

放課後、学校に戻った冴は、音楽室に向かい、昨夜職員室から盗み出したものを探していた。

そこにやってきた正樹は、冴が探していたもの──由希乃の履歴書を見せ、事情を話してほしいと言う。冴は、「学校のことは信用していないから、自分たちで調べるしかない」と返し、取り引きしないかと持ちかけた。

自分たちのことを黙っていてくれたら、今朝、正樹が話した由希乃の話が作り話であることをバラさない、というのだ。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

その夜、冴は静が仕事に行ったのを見計らって、アルバイト先に向かう。冴は自立するため、静に内緒でアルバイトをしており、すでに80万円近くの金を貯めていた。だが、出かける冴の姿を静は物陰からじっと見ていて…。

同じころ、加賀美たちは、居酒屋で正樹の歓迎会を開いていた。だが、話題は由希乃のこと。その席で、「職場の人間関係に興味がない」と言って話に加わらず、焼き魚を分解している愛菜美が気になる正樹。

店を出た正樹は「もう1軒付き合ってほしい」と愛菜美に声をかけた。愛菜美は「あまり自分には関わらないほうが良い」と正樹に告げると、「小坂先生のこと、聞きたかったんでしょ?」と話し始めた。

愛菜美いわく、由希乃は華やかで、親しみやすく、それでいて凛とした雰囲気があって、生徒からも人気があったという。「私と真逆です」という愛菜美。

すると正樹は、愛菜美を誘って良かった、自分と同じひねくれものだと返す。そこで愛菜美は、桐谷高校の裏掲示板を正樹に見せ、「誰からも好かれる人は、その分裏もある。小坂先生が今どんな状況でも、それは自分が招いたことだ」と告げた。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

あくる日、正樹は由希乃のマンションを訪ねた。だが由希乃はおらず、郵便受けからはチラシなどが溢れていた。

そこに、アルバイトの休憩中だという冴が現れる。桐谷高校ではアルバイトが禁止されているが、冴はピザのデリバリーのほか、カラオケ店でも働いていた。由希乃は、自立するためにアルバイトをしている冴のことを理解してくれていたという。

その時、ふいに冴が、持っていた配達用のバッグと上着を正樹に押し付けた。静が、恋人の葉山(七枝実)とデートしていたのだ。冴を見つけて駆け寄ってきた静は、正樹が教師だと知ると、明るく挨拶して、葉山とともに去っていった。

正樹が自宅に戻ると、マンションの前で秀雄が待っていた。秀雄は、幸助の七回忌で正樹を自分の後継者に指名することを伝えに来たのだ。秀雄は、「お前のために道を作ってやっているんだ」と正樹に告げて帰っていき…。

別の日、冴が帰宅すると、ちょうど葉山が家から出てきた。「いつもご苦労さん」という葉山の言葉に嫌な予感がした冴は、部屋に戻り、スマホの銀行アプリを開いた。

預金がすべておろされていることを知り、静から話を聞こうとする冴。すると静は、「金はすべて葉山さんにあげた」と返す。「あなたがお金稼ぐ必要なんてないの。いい男を見つければ全部上手くいくんだから」。静は、そう冴に告げた。

冴は、そんな静の姿に絶望し、「お母さんの中はいつも自分だけだね。私のことなんてどうでもいいんだ」と言い残して家を出て行く。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

遮断機が下りた踏切の前に立ち、一歩、また一歩と線路に向かって歩を進める冴。そんな冴に声をかけたのは、正樹だった。

「このまま進むとどうなると思う?」声をかけ、時速110キロで走る電車とぶつかるわけだから大抵の場合は即死だが、数秒間は意識がもつ場合がある、などと言い出す正樹。飛び込もうとしていた理由を問われた冴は、「先生には分からない」と返す。それに対して正樹は、「分からなければダメなのか」と逆に問いかけた。他人のことなんて理解できないというのだ。

そんな正樹に、冴は「なぜ教師になったのか」と尋ねた。「ピアノ教室がつぶれたから」という正樹に、冴は「その教室はどこにあるのか」と言いだす。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

ピアノ教室を訪れる正樹と冴。だが、ドアや窓には鍵がかかっており、中には入れなかった。

その間に冴は、静とのことを正樹に話していた。庭のベンチに座る2人。そこで冴は、小説家になりたいという夢を打ち明ける。

冴から、由希乃と付き合っていたのかと問われた正樹は、彼女が亡き兄の恋人であること、来週行われる七回忌には兄の代わりに学校法人の後継者に指名されることを話す。正樹が、跡を継ぎたくないと思っていることを察した冴は、「つまらない大人じゃなくて良かった」といって笑った。

そのとき、表の通りに通報を受けた警察官がやってくる。冴を連れて、物置に隠れる正樹。警察官たちは、正樹と冴に気づかず去っていった。正樹は、汚れていた冴の顔をハンカチで拭いてやり…。

そんな折、桐谷高校のメールフォームに、夜道を歩いている正樹と冴の写真が送られてくる。影山と加賀美は、正樹にそれを見せ、事情説明を求めた。正樹は、コンビニで偶然出会っただけだと説明するが、影山は聞く耳を持たない。

正樹は、「教師の軽率な行動のせいで、生徒の将来を潰してしまっていいのか」と叱責され…。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

冴は、正樹から借りたハンカチを返しに音楽室にやってくる。そこで、由希乃に関する新しい情報を伝えようとするが、正樹は冴の言葉をさえぎり、「無駄なことをしなくていい」と伝える。「いない人間にこだわっても仕方ない」と。

正樹の態度にショックを受けた冴は、「自分のこと話したの、小坂先生以外じゃ先生だけだったんだ。話さなきゃよかったよ」と言って出て行く。

正樹の兄・幸助の七回忌の日。

部活を終えて帰宅した冴は、葉山が合い鍵を使って家に入っていくのを目撃。棚をあさって、静の貴金属を盗もうとしている葉山を見た冴は、「金を返せ」と叫んで彼に掴みかかった。

だが、葉山に突き飛ばされてしまった冴は、出て行こうとする彼に罵声を浴びせる。それに怒った葉山は、冴の首を押さえつけ、「あんな親に育てられている自分の人生をよく見てみろ」と言い放った。

セレモニー会館で法要を終えた正樹は、秀雄や他の理事とともに理事会会場へ向かった。と、そこに息を切らしながら冴がやってくる。

近くで法要をやっている場所を調べたと言い、「このまま進むとどうなると思う?」と、踏切の前で正樹に言われた言葉を引用しながら、「そこで死ねたなら問題ないけどさ、そのまま死ねずにずっと生きてたらさ、ヤバくない?」「逃げよう。全部捨てちゃおう」と言って正樹に手を差し出す冴。

正樹は、冴に関わるのは間違っていると理解しながらも、その手をとって一緒に走りだし…。

正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)の禁断の恋が、運命の歯車を狂わせる!<『純愛ディソナンス』第1話完全版>_bodies

別の日、登校してくる正樹と冴の姿を見ていた影山は、加賀美に2人の監視を指示する。

一方、愛菜美は、慎太郎を呼び止め、「このメール送ったの、君でしょ?」と言ってスマホを見せる。それは、学校に匿名で送られてきた、正樹と冴の写真だった。

そんな折、桐谷高校にパトカーがやってくる。職員室を訪れた刑事たちは、由希乃の遺体が発見され、殺人の疑いで捜査を始めたことを正樹たちに告げて…。

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