栃木VS茨城！ライバル県の“日本の夏を支える”魅力を大調査

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栃木県と茨城県には、それぞれ日本の夏を支える魅力的なモノがありました。

8月2日（火）放送の『所JAPAN』（カンテレ・フジテレビ系）では、「日本の夏を支えている県はどっち！」というテーマで、長年ライバル関係にある栃木県と茨城県が対決。

栃木県出身のU字工事（福田薫さん、益子卓郎さん）と、茨城県出身のカミナリ（竹内まなぶさん、石田たくみさん）が、それぞれの故郷に出向いて現地からその魅力を調査しました。

フジテレビュー!!では、そのうちのいくつかを紹介します。

スタジオには、所ジョージさん、佐々木希さん、カズレーザー（メイプル超合金）さん、陣内智則さん、若槻千夏さん、U字工事、カミナリが登場しました。

夏スイーツの新定番になっているのが、茨城県発の「冷やし焼き芋」。

そのブームの火付け役になったというのが、たくみさんの幼なじみの小沼広太さんです。

「冷やし焼き芋」は、秋に収穫されたさつまいもを半年熟成させ、焼き芋にしたあと、2ヵ月間冷凍させます。そうすることで、でんぷんが糖に変化し、糖度が50を超える甘さになります。

小沼さんは、「もともと、焼き芋を冷凍するっつうのは、農家が（自分たちで食べるために）やっているみてぇな話を聞いた。『ウチでもやってみっぺ』ってやったら、すんげぇうめぇのができた。『冷凍のまま売っちゃうべ』というのが始まり」と説明。

8年前に、そんな「冷やし焼き芋」にどこよりも早く目をつけた小沼さん。今では年間3000万円を超える大ヒット商品になりました。

この夏、コンビニ各社も新たなスイーツとして販売し、バズる寸前なんだとか。

たくみさんは、「これを食べてもらえれば、『冷やし焼き芋』のブームは茨城が作ったとわかってもらえるはずです！」と呼びかけました。

栃木県代表のU字工事が、日本を支える食材と豪語する、夏に欠かせない「ニラ」。

U字工事は、とちぎテレビのロケで知り合ったニラ農家の八木澤康之さんのもとへ向かいました。

八木澤さんは、栃木県の「ニラ」の特徴を「（栃木県産のニラは）食べ応えがあって、甘みがある」と説明。

栃木県は、日光連山などの山々に囲まれ、おいしい水が豊富。その水をたっぷりと吸った「ニラ」は瑞々しく甘くなるため、全国の評判を呼び、一大産地になっていきました。

そんな「ニラ」ですが、スーパーでは一束約100円ほど（番組調べ）のお値打ちな野菜。

しかし、栃木県では「金持ちになりたきゃ、ニラ農家をやれ」という合言葉があるのだとか。

八木澤さんは、そのからくりを「（ニラは）1回刈って終わりじゃない。何回も生えてくるので。うちだと、8～10回くらい。あと、『ニラ』のいいところは、1年を通して採れる」と説明。

栃木県は「ニラ」の出荷量が、42年連続1位（東京都中央卸売市場）。日本の夏のスタミナ源になっています。

夏になるとホームセンターなどで爆売れするのが、ちびっこの人気者「カブトムシ」。

日本最大級、2万匹もの「カブトムシ」を誕生させているのが、茨城県かすみがうら市にある「株式会社ミタニ」です。

こちらの会社では、幼虫から成虫まで、土の中で成長させる養殖を行っています。

ピーク時には、1日6000匹が羽化するんだとか。

哀川翔さんもこちらの会社で飼育をし、ギネス世界記録級の大きさである8.8cmの「カブトムシ」を生み出しました。

ほかにも、虹色に輝く「ニジイロクワガタ」や、大型の貴重種である「パラワンオオヒラタクワガタ」などが養殖されています。

夏の一大イベントである“夏祭り”に欠かせないのが豪華絢爛（ごうかけんらん）な「山車（だし）」。

そんな「山車」の車輪部分を作っているのが、栃木県鹿沼市にある、江戸時代から7代続く老舗「乾樫木工所」です。

山車の重量は約3トンあり、通常、車輪は20年ほどで壊れるそうですが、乾芳雄さんは、「昭和57年（40年前）におさめた車輪が、まだ元気なんだよ！ぼっこわれて（壊れて）もらった方が、金になんだけど！」と笑顔で語りました。

作り方は企業秘密だそうで、「（弟子が）一生懸命修行しても、俺がみんなに（作り方を）教えちゃうとかわいそう。だから、誰にも教えない」と、弟子の将来のため、江戸時代から続く技術は、一子相伝で守られていました。

ほかにも、茨城県からは「“夏”メロン」、「麦茶ポット」、「水鉄砲」、栃木県からは「天然氷」、「法被（はっぴ）」が紹介されました。