8月9日、ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のプレスコール、囲み取材が行われ、Snow Manの岩本照さん、横山由依さん、吉田栄作さんが登壇しました。
1980年に出版された、フランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説「世界をだました男」をもとに製作された映画をミュージカル化。
Snow Man・岩本照がミュージカル初主演!メンバーに「『観にきてよ』は恥ずかしい」
岩本照、初共演の横山由依は「優しさの塊」
本作で初共演となる岩本さんと横山さん。
横山さんの印象について、岩本さんは「すごく気さくな方で、優しさの塊。チョコくれたりしました(笑)」とニッコリ。
そんな岩本さんを横山さんは、「すごくパワフルな方だなという印象があります。いつ気を抜いてるんだろうなってくらいに、全方向からエネルギーが出ています。間近でお仕事に取り組むところを見て、日々すごく刺激をいただいてます」と称賛。
「しかも優しくて、乳酸菌飲料を毎日みなさんに買ってくれるんですよ。ありがとうございました」と頭を下げると、吉田さんも「ありがとうございました」と続き、岩本さんは「いえいえ」と恐縮しました。
その行動について、岩本さんは「今の時期、暑かったりするんで、何より体調管理だなと思って」と伝えました。
気遣いのできる座長・岩本さんについて、吉田さんは「めちゃくちゃ男臭いやつです。座長としても、カンパニー全員のことを考えてくれたりとか、しっかりしてて頼り甲斐があるし。差し入れに、冷たいタピオカをくれたりとか。(座長が)岩本くんで良かったなと思いますね」と明かすと、岩本さんは「恐れ多いです」と頭を下げました。
岩本さんは、吉田さんについて、「人生の先輩でもありますし、何話しても全部カッコいいです。だから本題聞きたいんだけど、本題じゃないところの話が膨らんでいっちゃう(笑)。でも、今回ご一緒させていただくからこそ、ノウハウとか盗めるところは盗ませていただきたいですね」と意欲を。
さらに「知識が豊富な方なので、健康面で『体を作る上で、こういうものがいい』と教えてくださって。『ずっと俺タピオカしか飲んでないから、気を付けた方がいいな』と思いながら、お話させていただきました」と、照れ笑いを浮かべました。
役どころについて、本業・アイドルとの近さを実感
吉田さんは、稽古中のエピソードについて「ずっと、しっかりした不織布のマスクをつけてやってました。それで歌ったり踊ったり稽古しているわけですから、昨日のランスルーで初めてマスクを外したら、口が回りすぎて、みんな噛み噛みでした(笑)。それに慣れるというのが、この数日間の課題ですね」と紹介。
岩本さんも「本当は皆さんとコミュニケーションを取りたい中、距離を取りながらの稽古だったので。劇場に入ってからも距離は保ちつつ、できることをやっていきたいなと思います。マスクを外してやってると、稽古場よりもみんな生き生きしてるなって感じます。全然違います」と同調しました。
また、役作りで苦労した点を聞かれた岩本さんは、「嘘ついて騙して、いろんな人間になりすまして進んでいくスピードが早くて。(役によって)頭で切り替える時間が多いのは、難しいなと体感しました」と説明。
「1本の作品でいろんな役をやらせてもらうのは、ある意味アイドルでいろいろな職をやらせていただくのと、少し近さを感じて。ちょっと前も消防士をやらせていただいてたんで、そういう感覚と近いのかなと思いながら、いろんな人の話し方とか身振り手振りをアンテナとして張って、『この役はこの人っぽくやった方が、違う人に見えるのかな』と試行錯誤しました」と語りました。
役作りの上で参考にした人物については、「いますけど、内緒です(笑)。(詐欺師役は)嘘をつくのが苦手なので、向いてないと思いますね」と回答しました。
さまざまな衣装を着用する本作の中で、岩本さんの好みを聞かれると、「意外と医者が好きですね(笑)」と明かしました。
吉田さんは、本作の見どころについて「(岩本さん、横山さん)2人のデュエットがとってもステキですよ、大好き。ぜひ観にきてください」と呼びかけました。
そのシーンについて、2人は、「楽しいです。すごく自然な感じにできてます」(岩本)、「岩本くんの声は安心感があり、稽古重ねる中でより膨らんでいって、すごくやりやすいです」(横山)とアピールしました。
作品概要
ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
1968年のニューヨーク州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・ジュニア(岩本照)は、父のフランク・シニア(岸祐二)、母のポーラ(春野寿美礼)と3人で仲良く暮らしていたが、幸せな生活は父の事業失敗により破綻。
家は売られ、母は別の男と出て行ってしまった。マンハッタンへと渡った失意のフランクは、父からもらった小切手をきっかけに、小切手偽造を思いつく。さらに、街で衆目を集めるパイロットを見かけたことから、なりすましも計画。フランクは“偽パイロット”として、偽造小切手片手に世界中を旅する生活を始めることに。
世界的な小切手偽造犯の捜査に、ついにFBI捜査官のカール(吉田栄作)が乗り出す。追われるフランクと追うカールの間には、いつしか奇妙な友情が芽生え始める。
カールの捜査をつらくも逃れながら、パイロットから医者へと姿を変えたフランクは、看護師ブレンダ(横山由依)と恋に落ちる。ブレンダの父・ロジャー(阿部裕)や、母・キャロル(生田智子)のような温かい家庭を築こうと結婚を誓った矢先、カールの捜査の手が再びフランクに迫る…。
【東京公演】8月11日(木・祝)〜9月4日(日)東京国際フォーラム ホールC
【大阪公演】9月9日(金)〜9月15日(木)オリックス劇場