山下美月 お気に入りの一枚は「ファンの方が嫉妬しないように、銅像と」

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乃木坂46・山下美月の写真集「忘れられない人」が1月21日（火）、小学館より発売され、同日、都内にて刊行記念お渡し会及び記者会見が行われた。

20歳になりたての昨年10月にフランス・パリで撮り下ろされた、自身初となる今回の写真集。初めて挑んだ水着での撮影について「ビキニとかも人生で初めて着て。紐のビキニだったんですけど、どうやって結べばいいかも分からなくて、何重にもしないと取れちゃうんじゃないかって不安でした」と振り返った。

東京よりも寒かったというパリだが、「プールの温水機能が壊れてて、ただの冷水（笑）スタッフさんたちにも、入らなくていいよ！って止められたんですけど、ここで入らなくていつ入るんだ！って謎の気合いが湧いてきて、思い切って入りました」と、意外な！？根性を明かして取材陣を驚かせた。

こちらも初めてだったというランジェリー姿での撮影に関して、どんな下着を身につけたのかと聞かれて「こんな公共の場でですか？（笑）」と、写真集で顔を隠し恥ずかしがる場面も。

“初めて”づくしとなった今回の写真集。なぜそこまで色々なことに挑戦したのか問われると、「せっかくの写真集だから、妥協したくないというか。全部、1ページ1ページこだわりを持って仕上げたくて」と語り、特にこだわった部分については「肌を大切にしたいなって思って。今までのグラビアより露出は多いんですけど、それでも安っぽく見えない、上品に見えるように、それからニキビや傷をつけないように気をつけました」と明かした。

露出の多い写真集の撮影前、跡がつくのを嫌って下着をつけずに過ごす例が多いことを記者から聞かされた山下は「えーっ、それ知ってたら下着つけなかった…（笑）教えてくださいよぉ！」と残念がっていた。

写真集刊行時にはお決まりの質問「写真集の出来上がりの点数は？」を受け、「待ってました！」と山下。「歴代の乃木坂46のメンバーのつけてきた点数を、出番の5分前に調べました（笑）それで考えたんですけど、私は“無限”にしようかなって（笑）」とまさかの数字が飛び出した。

「この写真集は、人それぞれ妄想しながら読んでほしいなって思って。彼女としてでも、女友達としてでも。読む人によって捉え方は違うと思うし、無限の可能性ってことで」とコメント。すでに初版で15万部を突破しているという数字からも読者層の厚さが注目されている。

お気に入りのカットは、銅像にキスしているように見えるショット。これは写真集の裏テーマである“大恋愛”から着想を得て、悩んだ末の撮影だったと明かした。

「男性と撮る写真があってもいいのでは？と言われた時に、アイドル的にどうなんだ？ファンの人は嫉妬しちゃうんじゃないか？と思って山下美月的NGが出まして（笑）銅像ならいいんじゃないかと思って、銅像を提案しました（笑）」

猫を抱えた真っ白なイメージが印象的な表紙については「元々はこの写真を表紙にしようと思っていなかったのですが、あまりに猫ちゃんが可愛すぎて。実は、大恋愛の相手は人間じゃなくてこの猫ちゃんだったり…あ、今のは、やんわり書いておいてください（笑）」と取材陣にリクエスト。

グループ卒業を発表した白石麻衣に、憧れを抱いているという山下。「弱音を見せないところ。白石さんは本当にいつも笑顔で、常に美しいんですよ。アイドルとしてもそうですけど、1人の女性として尊敬してます」と真っ直ぐな眼差しで語った。

終了間際、滑り込みで記者に聞かれた「猫派ですか？」の質問に「犬派です！」と断言し、笑いの最中に会見は幕を閉じた。