2019年12月20日に、急性腎盂腎炎で緊急入院した長渕剛が1月18日、自身が主演を務めた映画「太陽の家」の公開記念舞台挨拶に登場。およそ1ヵ月ぶりとなる公の場に、完全復活した姿を見せた。
共演の飯島直子、山口まゆ、潤浩、永山瑛太、広末涼子、そしてメガホンを取った権野元監督と共に登壇した。
客席には「剛お帰り」のうちわを掲げるファンも。熱烈な「剛!」コールで迎えられた長渕は、「コンサート会場じゃないんだから、少しは考えろよ」と声援に答えながら、「心配かけちゃったんだけど、まぁもう全快しましたんでね。みんなと早く会いたかったんで、とってもうれしいです」と笑顔を見せた。
本作の完成披露試写会は、長渕が緊急入院した3日後の12月23日だったため、長渕は欠席となってしまった。久しぶりの再会に、本作で長渕の妻役を演じた飯島は「長渕さん、お帰りなさい!待ってました!」と声をかけ、永山は「(会場の)剛さんコールを聞きながら、自分がまるで長渕剛になったような気分で登壇できたことをすごく幸せに思いました」と話した。
舞台挨拶終了後の取材で、長渕は、「やっぱりなっていう感じで、『倒れるな』って感じがしたんですよね。動く濃度と汗のかき方が違う。でも、まさかこんなに激痛に見舞われるとは思わなかったですね」と最初に病気になった時の症状について語った。
「担当医の方も、看護師さんも、たくさんよくしてくれましたね」と2週間弱の入院生活を振り返った長渕。「始終、健康については考えているんですよ。ただ、やっぱり我々の世界は無理するなって言っても、無理しちゃう世界なので、その辺のさじ加減が難しいよね。健康は十分に留意してトレーニングしてるんだけど、それ以上のオーバーワークだったって事だと思う。逆に言ったら、倒れるまでやれるっていうことは幸せですよ」と、自身の健康管理について話した。
飯島は「少し痩せられたかなと思いましたけど、相変わらずかっこよくてお元気でほっとしました」と長渕の回復に安堵していた。