映画「Dr.コトー診療所」の製作報告会見が行われ、吉岡秀隆さん、柴咲コウさん、大塚寧々さん、髙橋海人さん(King & Prince)、生田絵梨花さんらが登壇しました。
東京から僻地の離島(志木那島)に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助(吉岡さん)と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く「Dr.コトー診療所」。今回16年ぶりに映画となり、12月16日(金)に公開されます。
吉岡秀隆「まだ観ていない」、泉谷しげる「この作品は完成しません」
吉岡さんは、連続ドラマから16年ぶりに映画となった本作について「正直(本作を)まだ観ていないので、何とも言いようがないのですが、僕自身(完成を)楽しみにしております」と挨拶。
泉谷しげるさんも「この作品は完成していないので、何とも言えないんだけど、この作品は完成しません。俺はコメントのしようがない。なのに感動しているという、この不思議さ。これこそが『Dr.コトー』の残酷な現場がもたらした結果です」と表現し、笑いを誘いました。
柴咲さんは「前作では星野彩佳だったんですけど、本作では(五島先生と結婚し)五島彩佳として戻ってまいりました、妊娠7ヵ月です。彩佳も含めて島の皆さんがどういう暮らしをしていて、どんなことが起きるのか、皆さんの目で肌で感じていただきたいなと思います」と呼びかけました。
大塚さんは「16年ぶりということで入る前は心配な気持ちがあったんですけど、会ってみたら親戚が集まったみたいに何の違和感もなくスッと役に入れたのがすごくうれしかったです」とコメント。
筧利夫さんは「さぁ、いよいよ12月16日、世紀の大決戦が近づいて参りました。”大Dr.コトー診療所”映画版です。皆さんお分かりのとおり、我々16年間、身長、体重、心に抱えている悩み、何も変わっておりません。どうぞ皆さま、我々と一緒に世紀の瞬間をご覧ください、よろしくお願いします!」とアナウンスし、会場を笑わせました。
小林薫さんは、仕事先で「『Dr.コトー映画化』するんですね」といった声を聞いていたそうで、「作品の生命力を感じました。僕も声を掛けられて、参加できて良かったなと思っています。僕だけ声をかけられていなかったら中江監督との関係もギクシャクするし(笑)。ここにいるだけで、ホッとしています」と微笑みました。
髙橋海人が限界突破「100%を超えて、120%がんばった」
本作で新キャストとして、志木那島に研修でやってきた医師・織田判斗(おだ・はんと)役を演じる髙橋さん。
「ずっと長く愛されているこの作品に出させていただくと聞いたときに、本当にうれしくて。プレッシャーを感じたので本気で挑もうと台本をたくさん読んで現場に行ったときに、周りのキャストさんのすごさや、スタッフさんの熱量を感じ、僕の至らなさもあってすごく打ちのめされました」と告白。
「家に帰ってからもすごく悔しくて『明日こそは』と思い、いろいろ準備して、また現場に行って打ちのめされて…という日々を繰り返していて。僕の中で限界突破というか、『100%を超えて、120%がんばったな』と今感じております」と意気込みました。
髙橋海人 映画「Dr.コトー診療所」の撮影で「苦労したのは、全シーン」
また同じく新キャストで、診療所の新たな看護師・西野那美役を演じる生田さんは「コトーの登場人物と同じ空気を吸って、志木那島の診療所の看護師の一員として奮闘できたことが本当に幸せだったなと思います」と挨拶。
「撮影中は緊張を忘れられるくらいに皆さんが温かく、自然体で迎え入れてくださって、そのおかげで楽しみながら学ぶことができた日々でした。今こうして(報告会見の場にいると)すごい場所に入らせていただけたなと実感して、再び身震いしております」と明かしました。
同じメンバーが元気に揃ったことが奇跡
ドラマシリーズでも演出を務めた中江功監督は「3年くらい前に(映画化の)話があり、吉岡さんと会って話をしながらできた作品です。20年くらい前に『ドラマをやろう』と言ったときから、今まで皆さんといろいろ話をしたことが結集したものが作品になっていると思います。変なことで泉谷さんも捕まったりすることなく、同じメンバーが元気で揃ったことが奇跡で、1つの見どころだと思います」と語りました。
MCより「『Dr.コトー』の続編を想定していましたか?」と聞かれ、吉岡さんは「ありません。監督と会う度に五島健助の火をなかなか消してくれず、その火をまた僕に焚きつけてくれたという感じです」と回答。
16年ぶりの本作について「僕も頭(髪の毛)も真っ白になってしまって、随分時間が経ってしまって、もう1度戻れるのだろうかという自問自答の日々と、同じスタッフキャストの方達と、同じ汗と涙を流した人たちが常にいてくれたので、コトー先生に戻してくれました」と明かしました。
柴咲さんは「コトーの世界って、自分が出ているんですが、自分ではなくて。島も人も『フィクションではなく、今もいるんだろうな』と思っていたんです。そこに関しての不安はありませんでした」と説明。
「きっと自然な流れで彩佳さんも、コトー先生と一緒になったんだろうなと想像できました」とコメントしました。
吉岡秀隆&柴咲コウ 16年経ち、印象の変化は?
16年ぶりとなった本作で、再共演した吉岡さんと柴咲さん。
印象の変化について、吉岡さんは「柴咲さんはまったく変わっていないと思います。観音様のような優しさがあるんですけど、目を見開いている観音様のような、怖いところもあり。側にいるとホッとするところもあれば、近付き難いところもあり、一言が重く感じることもあれば、一言に救われることもあって。それは、20年近く前から全然変わっていない」と伝えました。
これを受け、柴咲さんは「ということは、20代の頃から太々しかったんでしょうね。失礼しました」と謝り、吉岡さんは「太々しいとは言ってない」と返答しました。
一方、柴咲さんは「吉岡さんは、久しぶりにお会いして本読みしたときには物語の中に入っていて。そういう作り込み方とか、誠実さなど何も変わっていないなと思いました。変わっているとしたら、コトー診療所への周りへの期待や、コトー先生の積み重ねた日々による重さは更にのしかかっていたんじゃないかなと思いました」と語りました。
<映画「Dr.コトー診療所」概要>
ストーリー
日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島。本土からフェリーで6時間かかるこの絶海の孤島に、19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡秀隆)。以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。
長い年月をかけ、島民はコトーに、コトーは島民に信頼をよせ、今や彼は、島にとってかけがいのない存在であり、家族となった。
数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヵ月。もうすぐ、コトーは父親になる。二人と共に暮らす彩佳の両親・正一と昌代、漁師の原剛利、元漁労長の重雄や漁師仲間、スナックを営む茉莉子、今も診療所を手伝う和田らが、今日もそこで静かに暮らしている。
2022 年現在、日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進んでいる。それでも「まあ、コトーがいるから大丈夫だろう」そんな風に、皆心のどこかで思っていた。
コトーも今や52歳。蒼く広がる海や水平線、波の音、夜空の星の輝きは変わらないが、島は少しずつ変化している。そんなコトーの穏やかな日常にもある変化が忍び寄っていることを、誰もまだ気づいてはいない──。
製作 :フジテレビジョン
制作プロダクション :アットムービー
配給 :東宝
Ⓒ山田貴敏 Ⓒ2022 映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会
12月16日(金)全国公開
最新情報は、映画「Dr.コトー診療所」公式サイトまで。
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