12月10日(火)21時~にいよいよ最終回をむかえる、フジテレビ系『まだ結婚できない男』。
さまざまな女性との出会いを通じ、桑野の日常にも少しずつ変化がもたらされてきたが、果たして桑野はどんな未来を選び、どんな結末を迎えるのか。
最終回を前に、クランクアップを迎えた阿部寛に話を聞いた。
<阿部寛インタビュー>
――クランクアップを迎えて、どのような手ごたえを感じていますか?
前作も、視聴者の方の反応は、最終回まで分からなかったですからね。さらに言ったら13年経ったからこそ、前作がどう愛されたかがわかったので、今回も時間がかかると思います。
―― 阿部さんにとって『まだ結婚できない男』は、どのような作品でしょうか?
前作の時は、人間的に深みのある役をしっかり演じきり、自分にとって確たる作品がほしいなと思っていた時期でした。
だから当時、この作品が世の中に受け入れられ、たくさんの方が見てくださったことで、明らかに自分の代表作にもなりましたし、桑野を演じきったことで自信がついた作品でもありました。
今作はチャレンジですね。50代に入って、前作から時間が経っていますから、僕自身新たな視点から描いていったらどういうものになるかな?っていう。
続編が制作されるのがもっと早かったら、そういう思いにはならなかったと思います。同じように演じなきゃいけないって思ったはずだし、13年経ったからこそ、新しいドラマを作る気持ちで臨めました。
――パグのタツオとのシーンはいかがでしたか?
幼いころから犬を飼っていたので「タツオは僕に任せてください!」と言ったくらい、自信はありました。だから撮影現場でも、半分は任せてもらっていました。
――最終回の見どころを教えてください。
もう何も言うことはありません。桑野の恋の行方はどうなるかをぜひ見ていただきたい。
――最後に、視聴者のみなさんに一言お願いします!
どんな形でもいいから、この作品、そして桑野を見て、みなさんに楽しんでいただきたいし、救われるような気持ちになってほしい。いろんな意味でプラスの気持ちになってくれることを一番に望んでいます。