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2018年より毎年、エンターテインメントのバックステージに長期密着し、好評を得てきた『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。そのSeason5の第2弾として、Sexy Zoneの特集がスタートした。

番組は、今年の夏に開催されたツアー「セクシーゾーン ライブツアー2022 ザ・アリーナ」のリハーサルや、個々の仕事現場に密着。グループの夢として掲げていたドーム公演までの、激動の8ヵ月を映し出す。

初回、12月2日（金）の放送は、Episode1「前進」。

2022年４月。Sexy Zoneのメンバーは、6月から始まるツアーのリハーサルをしていた。

今年彼らは、80年代を意識したアルバム「ザ・ハイライト」をリリース。そのアルバムを引っ提げて行われるコンサート「ザ・アリーナ」では、初めてジャニーズJr.をバックにつけることなく、4人だけでステージに立つことを選んだ。

メンバーの意見をまとめ、演出を担当する菊池風磨さんは、「4人でみせなきゃいけないことを逆手にとって、（外周の）通路を取っ払って、その分お客さんに入ってもらって。『でも、（ファンの）近くに行きたい』っていう思いが落ち着いた形が、今回の十字（のステージ）」と解説。魅せるだけではなく、ファンのことを思い、ステージを作っていた。

中島健人さんは、プライベートでもメンバーが出演する映像の撮影、編集を行っており、「作詞作曲もするし、去年も60本以上作ってました」と言う。その才能を生かし、ツアーで流す映像を担当することに。

打ち合わせで、「…実はこの4人は、昔スーパーアイドルだったという過去があります」と細かい設定を説明。また、「『彼らが帰って来るそうです。現場の映像に切り替えます』って言って、イントロが始まります」と続けると、菊池さんが「面白い」と言うなど、メンバーも納得の表情を見せた。

さまざまな形で関わり、コンサートを作り上げていくメンバーの姿に、SNSには「仕事人でステキ」「ケンティー（中島さんの愛称）の作った映像めっちゃ好きだったんだよなぁ」「風磨くんの思いがこもったステージングうれしかった！」と、感激するコメントが多数。

また、中島さんの映像に関するプレゼンを聞いた菊池さんが、間髪入れず「面白い」と発言したことに、「ぐっときた」「面白いってシンプルな言葉だけど、なんかいい」と、2人の信頼関係を感じている様子のファンも多く見られた。

Sexy Zoneは、2011年11月にデビュー。当時の平均年齢は14.4歳で、ジャニーズの歴史の中で最年少CDデビューの記録となっている。2018年には松島聡さんが病気療養のため活動を休止し、2020年に復帰。同年、マリウス葉さんが体調不良のため一定期間の活動休止を余儀なくされた。

それ以降、彼らは4人で活動。そうした中でデビュー12年目を迎えたグループについて、中島さんは、「こんなにもいろいろなことがあったグループってないですからね。昔と違って、（今は）みんなそれぞれの活躍をお互いに称えてるって感じ」という。

また、松島さんは「グループに活動の揺らぎが何回もあったから。そうした中でもみんな諦めずに、メンバーがグループを守ってくれた。その歩み方はいろいろな捉えられ方をしちゃうかもしれないけど、11年間やってこれたということに意味を感じています」と、力強く語った。

紆余曲折がありながら、目の前のことに全力で取り組んできたSexy Zone。グループ活動だけでなく、個人でもCMや舞台、ドラマなどさまざまな活動に取り組んでいるメンバーたち。

佐藤勝利さんは、コンサートが控えるなか、最もハードな日々を送っていた。帝国劇場でのミュージカル「Endless SHOCK -Eternal-」に連日出演しながら、その合間を縫ってツアー公演のリハーサルにも参加。

「とりあえずリハ場に来てみて…現時点で、舞台をやっているダメージを抱えながらリハをやっているので、やれるだけやってみて、どう響くかは、響いてから考えるタイプです」と、笑顔で明かす。

同じく多忙な日々を送る松島さんは、初めて単独でCMに出演することに。「復帰させていただいてから、（活動が）安定するまで、こういうお仕事をいただくのは難しいのかなと思っていたのですが、（CMの話を）いただけたのがうれしくて」と、その喜びを語る。

さらに、「ジャニーズをやってきた中で、今が一番忙しい月になっていて。“忙しいって思えるほど充実しているんだな”って、働けることのありがたさを感じています」と、充実感をにじませた。

「昔は、リスペクトし合えるほど余裕がなかったというか、自分のことで精一杯。特に、僕とかマリちゃん（マリウスさん）はそうだった。でも個々の活動も必ずグループの仕事にいきていくし、今置かれている環境は決してマイナスではないかなと思います」と、デビュー当時からの変化も明かす松島さん。

そんな彼の仕事は、とにかく充実していた。地元・静岡の観光大使やドラマ出演などあらゆる現場に挑戦。

初の主演舞台「こどもの一生」では、千秋楽のカーテンコールで涙を見せる場面も。舞台をやり遂げ、自信がついたという松島さんは、「僕は演劇が、演じることが好きなんだなと思った」と言い、「目標を持てたのは、メンバーのおかげかもしれないですね。間近でメンバーが一つずつ実現させていく状況を見て、自分も目標を持てたら、その目標に向かってひたすら努力をすれば、いつかは夢が叶うのかなって（思えた）」と、語った。

ファンから見ても2022年は忙しそうだったという松島さん。SNSにも「本当に忙しかったよね、聡ちゃん」「誇らしくて、でもちょっと心配だったけど、充実しているのが見えてよかった」などというコメントが。

また「いろいろあったけど、本当にメンバーがいてよかった」「目標に向かって頑張る聡ちゃんを私も応援する！」と、改めて誓う声も見られた。

次回、12月9日（金）は、ツアーを控えるSexy Zone。新たな幕開けに秘めた思いとは。

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