その年の各分野において圧倒的な活躍を見せた男性を称え、表彰する『GQ MEN OF THE YEAR 2019』。14回目を迎える今年は、昨年のテーマ“THE NEW MASCULINITY(新しい男性性)”を引き継ぎつつ、新たなテーマ“THE GLOBAL IDENTITY(国を超えるアイデンティティ)”を加え、受賞者が選出された。

11月21日(木)、俳優の横浜流星、賀来賢人、ムロツヨシ、草刈正雄が授賞式に参加した。

『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、『あなたの番です 反撃編』(日本テレビ系)をはじめとする話題作に立て続けに出演し、大ブレイクを果たした横浜は、ニュー・ジェネレーション・アクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞。

横浜は、「今年はありがたいことにこういう賞をいただく機会が多く、この状況に自分が一番驚いています」と戸惑いつつもニッコリ。「この状況になったことは、本当にたくさんの方に支えられた結果だと思うので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と、喜びを語った。

受賞者が一堂に会して行われた写真撮影やクロストークでは、隣に立つムロと談笑する姿も見られた横浜。「自分が一番驚いている」と言いつつも、授賞式という場にはすっかり慣れたのか、笑顔も多く、自然体でいられている様子だった。

賀来は、2007年のデビュー以来、さまざまな作品に参加。昨年放送されたドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でのコメディアクトが話題を集め、再び注目を集めたことでブレイクスルー・アクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。

「生まれてこのかた、こういう賞には縁がなかった」という賀来。「歴代の受賞者を見ると、男が憧れる男性が多いイメージ。自分も、男に憧れられるような、ステキな男性になれるよう精進したいと思います」とうれしそうな表情を見せた。

数々の福田雄一監督作品への出演で大ブレイクを果たしたムロは、昨年出演したドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』で、コメディだけでなくシリアスな芝居で視聴者を引き付けた。その後は、それまで以上にドラマや舞台など引っ張りだことなり、アクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。

「このような賞がいただけるような男になるとは、まったく思っていませんで。本当にありがたいという言葉に尽きます」と感謝のコメント。しかし、事前に公開されていた(『GQ JAPAN』 の)紙面の写真を見た友人からは「(頭を抑えるポーズをしていたため)頭が痛いのか?」や 「頭痛薬を買っていきます」と言われたと言う。

そのため、「僕も、あの写真は頭の痛い人が着飾ってるだけに見える(笑)」と冗談を言いつつ、「今日は素晴らしい格好をさせていただいて。ラルフローレンですよ。学生の頃はワンポイントのポロシャツしか着れなかったのに、今はGQ MEN OF THE YEARで全身!」と、うれしそうに語った。

俳優人生50周年を迎えてなお、輝き続ける草刈は、レジェンダリー・アクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞。 「普段、なかなかお目にかかれない方とお会いして、ドキドキしています」と、にこやかに挨拶。

クロストークでは、ともに授賞式に参加していた賀来賢人から「俳優として長く活躍してきた中で、大切にしていることはなんですか?」と質問が。草刈は「僕の場合は健康ですかね。あとは、せっかくこの仕事に就けたのだから、思いっきり楽しむことだと思う」とアドバイスしつつ、ダンディな笑顔を見せた。