<試写室>マジで唐突に圧倒的なクオリティで見せるオープニングが後半活きてくる
1月7日(土)23時40分~スタート!土ドラ『三千円の使いかた』
『三千円の使いかた』というタイトルから想像するドラマの雰囲気…。
(視聴前の僕の妄想…)
これは、いかに効率よく3000円を使えるかっていうマネーHow Toものなのかな?ウラ技節約生活を伝授する的な?いや、もしくは三千円という絶妙な金額ラインから見えてくる世相とか?哲学とか?(なんそれ)あー、でも、時勢的に「貯蓄から投資へ」とか、政府も言ってたもんなー、だから、なんつーか、そういう系?(どういう系?)んー、だけど、もっと単純に、ズバリ『三千円の使いかた』を詳細に見せていくミニマム世界系なのかな?(意味わからん!)
うん、とりあえず、よくわかんないから、ひとまず「予告」だけでも見とくかー…。うーん、「予告」が思ってたよかハートウォーミング!…「幸せになるお金の使い方、教えます♡」(by主演・葵わかなちゃん)てか?…葵わかなちゃんがすこぶるかわいい!!ってことしか伝わらん!!…いやいやだけど、見る前からどんなドラマか?想像しても意味がないし、もう事前情報は一切入れないで視聴しよう!!!
だから「土ドラ」は侮れない!!!
ってことで、開始2分…
衝撃のオープニング!!!!!
なんちゅう、オープニング!!!!!
え!!??こんなドラマだったの??“こんな”ドラマだって、事前に言ってた??言ってましたっけ??てか、“こんな”ドラマだって、事前に言うか言わないかで、ドラマへのモチベーションとか、臨み方とか、構え方とか、変わりますよ??ねぇ?わかってる??東海テレビさん?!?!ちゃんと、そのへん、言ってた??事前周知、してました??
…ってことで、ついつい、(検索ワード)「三千円の使いかた ○○」で、ググっちゃったよ!!ググった結果…。うん、全然、まったく、言ってねーーーーー!!!!!!さすが、『恐怖新聞』(伝説の「オトナの土ドラ」。2020年夏の最高の思い出…。って、僕このドラマどんだけ好きなの…。)において、事前予告なしで、唐突に、1話丸々“時代劇”やっちゃっただけのことはある!!!そういうスタンス、僕、嫌いじゃない!!!だから、「土ドラ」は侮れないよね!!!
っというわけで、2023年、まだまだホントに始まったばかりではありますが、連続ドラマの第1話において、最も衝撃的、インパクトを与えた作品に贈られる「2023年テレビドラマオープニング大賞」、見事に受賞いたしました!ぶっちぎりです!!おめでとうございます!!!(もちろんそんな賞ない!)
“こんな”=ひどい、ではありません!!!
はい。そんなことはいいとして(いいのかよ)、なにが“こんな”ドラマなのか、それは、きっとあなたが想像する『三千円の使いかた』の真逆のベクトルに位置する、とてつもない“演出”が施されているからなのです。もしかしたら、すごくググったら“こんな”ドラマだって、事前にどこかでお知らせしているのかもしれませんが、こんなとっておきの、とてつもない“演出”は、事前情報をまったく入れず、何の力も入れず、ボケーっと、見始めてこそ、より一層威力を発揮するのです…。ってこう事前に煽(あお)っちゃったら、フラットに見られないかもだけど…いや、それを必ず凌駕(りょうが)してくる…はず!!…さて、それは、一体、どんな“こんな”、なのか?!乞うご期待!!
あ、誤解を招きそうなので、一つ付け加えますが、“こんな”=ひどい、ではありませんよ? “こんな”を、いきなり、予告も予兆もなしの、マジで唐突に、圧倒的な“クオリティ”で見せるドラマ、ありません。僕も比較的長いドラマウォッチャー人生ですが、この手のドラマ、数作は見たことありますが、ここまで唐突にぶちかましてくるの、初です。そんくらいの“衝撃”の“演出”で、何より“ハイクオリティ”なのです。
で、ちょっとだけヒント。その“こんな”を、前作『最高のオバハン中島ハルコ』の大地真央さんじゃなく、葵わかなちゃんでやるっていうね…。なんという意外性!!うん、とにかく、オープニングから、必見です!!
“えぐみ”をオープニングで蹴散らし、さらに後半ひっくり返してくる巧みな展開
そんなこんなでついつい衝撃のオープニングで字数を費やしてしまいましたが、この『三千円の使いかた』、一体どんなドラマかといいますと…。
“今の自分”ばかりで、“未来の自分”をまったく見据えていない、超“イマドキ”女子の主人公・美帆(葵わかな)が、自分自身を“お金”を通して見直し始める…という物語。僕が想像していたお金に関する“How To”もあり、“今”もあり、“哲学”もある…。で、新卒2年目なのに手取り“25万”で、家賃は都内 “9万8千円”で、躊躇なく“650円”のドリンクをテイクアウトしちゃう主人公…という、生々しさ=リアルも描かれる、そんな作品。
なんだけど、その“お金”で人物を描こうとすると、どうしても出てきてしまう、“えぐみ”、みたいなもの、ありますよね。だけど、その“えぐみ”を、さっき言及した“衝撃”の“オープニング”によって蹴散らして、その蹴散らしたテンションを、さらに後半ひっくり返してくる…。そのオープニングがあったからこそ、後半の物語が活きてくる…そんな巧みな展開を見せるのです。
で、そんなこんな、“前半の衝撃”を語ったというのに、後半、それを忘れさせてしまうくらいの、強烈なキャラクターとして登場するのが、アン ミカさんが演じる謎のセミナー講師・黒船スーコ(なんちゅう名前)。これが凄(すさ)まじい好演で、「8×12は魔法の数字」という、キャッチー過ぎる講演タイトルを引っ提げて颯爽と現れるんだけど、その字面だけでは意味不明な(むしろ怪しい)はずなのに、黒船スーコ=アン ミカさんが演じることで、“説得力”しか生まれないという不思議!!それが何かはまったくわからないんだけど、圧倒的な、謎の、説得力!!あなたもきっと、ひれ伏します…。
始まる前、ドラマにアン ミカさん??だったもんで、“出オチ”でしかないと思ってたのに(失礼)、まさかこんなにもアン ミカさんがこのドラマにマッチするなんてね…。このアン ミカさんの黒船スーコに説得力がなかったら、ただの怪しいセミナードラマになるとこでしたよ…。いや、それもこれも、あの“衝撃”の“オープニング”があったからこそ、アン ミカさんを受け入れられたのだろうか…。
とはいえ、とにかく、あなたが想像してる『三千円の使いかた』を絶対超えて来る衝撃のオープニング!!ではあるんだけど、“今”をちゃんと描いたリアリティもたっぷりで、タイトルから想像できるタメになるお話でもあるし、なんだか最後はやる気まで出てきちゃう!!!そんな年はじめ、2023年の幕開け!!に見るからこそ!!のスタートダッシュにふさわしいドラマに仕上がっています!
今回の第1話の時点では、『三千円の使いかた』のとっかかりに過ぎないので、まだ全体のドラマ像は見えてきませんが、ついつい見てしまった30秒の予告によると、今後は主人公の姉(山崎紘菜)やお母さん(森尾由美)お父さん(利重剛)、おばあちゃん(中尾ミエ)にも何やらドラマが隠されていそうだし…1月クールも楽しく過ごせそうです!
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