純愛モンスターを演じる高岡早紀「何かに癒されないとやっていけないかも」

10月5日（土）スタート！オトナの土ドラ『リカ』

めざましmedia編集部

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10月5日（土）にスタートする、高岡早紀主演のフジテレビ系オトナの土ドラ『リカ』の制作発表が、2日都内で行われ、主演の高岡早紀、小池徹平、大谷亮平が登壇した。

本作は、第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した、五十嵐貴久のベストセラーが原作。純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・リカ（高岡）の、愛情への渇望を描くサイコスリラー。リカが周囲を破滅に追い込んでいく戦慄のエピソードを2部構成でドラマ化するが、リカに追い詰められるターゲットを小池（第1部）、大谷（第2部）がそれぞれ演じる。

28歳と年齢を詐称する純愛モンスターのリカを演じることについて、高岡は「このような役は初めてだったので、私がリカを演じることによってどのような科学反応が起こるか想像がつかなかった」と明かし、「“今までにない高岡早紀”を見せられたらと思い、役を中に入れるのに悩みました」と振り返った。

リカは、自分が運命の相手だと思ったら、相手がどう思おうが突き進むキャラクター。高岡は「相手が拒否しても追い詰めちゃうんです」と語ると、追い詰められる側の小池は「（撮影では、リカと）目が合いすぎて。ずっと僕の方ばかり見るので、直視できなくなって、色々大変でした」。また、「リカの圧が回を重ねるごとにエスカレートして。周りを巻き込んでまっすぐ突き進んできましたね」と回顧した。

そんなリカを演じる高岡だが、素顔は全く逆の性格だそうで、小池は高岡について「めちゃめちゃいい姉さん。現場では気配りがすごくて。たくさん差し入れをしてくれたり、現場明るい雰囲気で盛り上げてくれたり。ホラードラマを撮ってるのに、高岡さんがいらっしゃったら華やかな雰囲気になるし、すごく助けられました」と絶賛。

高岡は、ホラーサスペンスでリカを演じると現場でストイックになり、変なわがままを言うなど現場で迷惑をかけてしまうのではないかと不安だったそう。だが、「全然そんなこともなく、私って意外と大人だったんだなって気づいて（笑）」と明かし、「こういう作品にも関わらず、現場はすごく明るく楽しくて。切り替えが上手にできるるからこそ、いい作品につながっていると思う」と胸を張った。

第2部の5話から登場する大谷は、まだ撮影前。高岡とは初共演だが、準備稿を読んだり、ポスタービジュアルを見て、リカを演じる高岡の顔を見るのが最初は怖かったらしく、「フイルターがかかって、高岡さんの笑顔全てに裏があると勝手に自分で思ってビビってました」と苦笑いし、「（今日は）裏で気さくに話し掛けてくださり、小池さんが現場の話をしてくれたので」と、不安が消えた様子だった。

会見では、純愛モンスターでもあるリカにかけて、「自身は何モンスターか？」を披露する一幕も。大谷は「姪っ子モンスター」だといい、初めての姪を溺愛しているそう。「送られてくる動画を毎日のように見てます。可愛くて可愛くて。何かねだってきたら、買うようにしてます」と、ニヤケ顔でエピソードを披露。

それを受けて、最近、父親になった小池も「現場で（自身の）子供を見てる」。その動画を見たという高岡は「かわいいの」と笑みを見せ、「この作品は、何かに癒されないとやっていけないかもね」と語った。

小池は「サウナモンスター」。本作の撮影でもサウナが癒しになっていたそうで「中空きがあったらすぐに行ってました。メイクさんに迷惑かけましたね」と苦笑いし、「サウナがないと始まらない」と明かしていた。

高岡は「こだわらないモンスター」と回答。「生きてる上でも持ち物にしても、何もこだわりがないんです」といい、「何かこだわりがあると、こうでないといけないってなってしまうのが怖い」と、その理由を説明。そんな性格から、リカのように何かに執着する気持ちは理解できないと言いつつも、「誰かに必要とされたいっていう気持ちは、共感できますね」とコメントした。