毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集いトークを繰り広げるフジテレビ『ボクらの時代』。9月29日(日)の放送は、それぞれ劇団の座長を担っている、三宅裕司、佐藤B作、柄本明が登場。
40年以上にわたり芸能界で活動し、舞台のみならずテレビやラジオ、映画と幅広く活躍するベテラン俳優が、仕事について、家族について語る。
気心の知れた3人。三宅は登場するなり「なんかお葬式みたいな感じ」と、自分たちの年齢をネタに笑わせ、同世代ならではの遠慮のないトークからスタート。
佐藤:お葬式近いよな(笑)。
三宅:2人はお会いしてすぐ、いきなり白髪の話になりましたもんね。
佐藤:柄本っちゃんは昔から白髪だったよな。
柄本:白髪、ですね。白髪だし薄くなってるし。
三宅:俺、全然老けないから。
柄本:そうだよね、あなた若いよね。
三宅:中途半端なんです。早くもうちょっと老けたいんです。
柄本:髪の毛も染めてないんでしょ?
三宅:染めてないです。
三宅は「劇団スーパーエキセントリックシアター」を、佐藤は「劇団東京ヴォードヴィルショー」を、柄本は「劇団東京乾電池」の主宰を40年以上続けている。
なぜここまで劇団を続けてきたのか、それぞれの思いを語るが、その中で佐藤が「大儲けしたいという気持ちはある」とこぼすと、柄本は「芝居は全く儲からない」と断言、その理由を語る。
また、それぞれがこの道に入ったきっかけや、当時盛んだった学生運動の思い出、「芝居」と「暮らし」の両立について語り合う。
三宅は、自身が売れたときに劇団員にアルバイトをやめさせて給料制にしたことがあったと振り返るのだが…。
一方、柄本が「お客さんはありがたい存在ではあるけど、同時に敵でもある」と言うと、佐藤は「俺なんかずっと(観客は)敵だと思ってる」と舞台と観客との関係についても言及。
ほかにも、天然すぎる三宅の妻のエピソードや、昨年亡くなった柄本の妻・角替和枝の話、俳優として活躍する柄本の長男・柄本佑の反抗期があることがきっかけでおさまったなど、家族の話題で盛り上がる。