6月2日（金）、『全力！脱力タイムズ』（フジテレビ）に、俳優の仁村紗和さん、お笑い芸人・とろサーモンの久保田かずのぶさんが出演しました。
進行は、アリタ哲平（メインキャスター）、キャスターの小澤陽子（フジテレビアナウンサー）が務め、全力解説員として、吉川美代子先生、出口保行先生、齋藤孝先生が登場しました。
久保田かずのぶはギャルに悪態をついてもイメージは不変
今回は「メタ認知能力」がテーマ。
メタ認知能力とは、自分自身を客観的に認知する能力のことで、人が犯してしまうミスの多くは、このメタ認知能力の低さが原因とも言われています。
そこで、自分を客観視する能力が低いといかに危険か、どんなミスが起きてしまうのかを徹底的に実験・検証しました。
この「メタ認知」、同じことを言っても、セクハラやパワハラに聞こえる人と聞こえない人がいて、それは自分を客観視できるかどうかにかかっているとのこと。
キャスターアリタの「『不倫はダメだ』ってめっちゃ怒られる人と、許される人いますもんね」という説明に、久保田さんは「確かに」とうなずきました。
ということで、“最低”のイメージが強い！？久保田さんが、番組が用意した人たちと対面することで、そのイメージがどう変化するかを見てみることに。
楽屋に移動した久保田さんの前に、最初にやってきたのは、ギャルのかとみかさん、今井アンジェリカさん、あおぽんさん。
3人がからんできますが、久保田さんが悪態をついても、嫌悪感がないかをチェックしました。
今井：私たち、お金持ちになりたいんだよね。どうやったら、お金持ちになれるかなー？
久保田：汗を流して、人よりも労働して、1日に感謝することじゃないですか。
かとみか：そういうことじゃない。労働したくない！
久保田：は？労働したくない？じゃあ、日本から出ていけ！
スタジオ：（笑）
かとみか：なんか怒ってるけど、視線がチラチラ（私たちの）足元に入ってくるの、怖い！
あおぽん：わ、最低！
久保田：なんで見ちゃダメなの？じゃあ、スカートはくなよ！キレイな脚を見られたいからスカートはいてるんだろ？
今井：見られたいけど、テメェじゃねぇんだよ。イケメンに対してやってんだよ！
久保田：……。
今井：（久保田さんの顔を見て）それ何？おしゃれ眼鏡？
久保田：そうだろうな。
あおぽん：花粉症かと思った！
ギャル：ぎゃはははははは。
終始この調子で噛み合わないトークに、久保田さんは「おい！生まれて初めてこんな汚い言葉使うけど…お前の顔〇〇〇で殴ったろか」とブチギレ！
ここで、キャスターアリタからストップがかかりました。
スタジオに戻って検証してみると、仁村さんは「（セクハラ、パワハラには）全然感じなかったですね。いつもの久保田さんらしいこと言ってるなって」と感想を。
誰もがうなずき、もともとイメージがよくない久保田さんがどんな悪態をついてもマイナスにならないことが判明しました。
初対面＆他事務所のベテラン芸人X-GUNに困惑するも…
次は、楽屋にやってきた悩みを持つ後輩芸人に、久保田さんがやさしくアドバイスすると好感度が上がるかをチェック…するはずだったのですが、やってきたのは、若手のお笑い芸人・YOFUKASHI（アレハンドロ幹弥さん、ジェイさん）。
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「あーざーす！シュ！お返ししま〜す」と、テンション高めにあいさつした2人。
「僕たちは、どうやったらサクっとM-1チャンピオンになれるか、教えていただきたいです」などとチャラく迫り続け、久保田さんはやさしくするどころか「ちょ、お前、殴るぞ！マジで」とプンプン。
これでは実験にならないと、キャスターアリタの提案で人を変えることに。
そして、“悩める若手芸人”として登場したのは、X-GUN（西尾季隆さん、さがね正裕さん）。
初めて会った他事務所のベテランに、戸惑い気味の久保田さんでしたが、のっけから「初めて会ったけど、そんな老けてる顔しとるんかい！」と先制攻撃。
X-GUNの2人は「もう一回売れたい」「すぐ売れたい」とお悩み相談しますが、実は久保田さん、新宿・歌舞伎町のサウナでさがねさんをよく見かけるそうで…。
「すぐ売れたい、すぐテレビ出たい、すぐヒーローになりたい。で、何十年か経って、今何してるかっていったら、サウナで髪乾かしてるだけでしょ？」とバッサリ。
その後も、やさしいアドバイスどころか痛烈なダメ出しを連発し、キャスターアリタから「いい加減にしなさいよ！」と止められました。
先輩・野々村友紀子に「きっしょ！」と睨まれ疲労困憊
なかなかうまくいかない今回の実験。
最後は、久保田さんの要望に応える形で、同じ事務所の“後輩”を登場させることに。そして、「お久しぶり」と現れたのは…“先輩”の野々村友紀子さん！
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野々村：私、すごい毒舌キャラを求められるわけ。それがしんどいというか。もっと、綺麗でおしとやかっていうのを出していきたいのよ。どうしたらいいかな？
久保田：いやもう、気づいてくださいよ。（あなたは）毒ですよ！むちゃくちゃ気が強いんで！
野々村：（即ギレして）おまえ、しょうもないな！コイツ、しょうもないな！なんなん！？
久保田：あと、「しょうもないな！」。それ、流行らないですよ。普通の言葉なんで。そういうところを直した方がいいと思いますよ。
野々村：なんで、そんなんおまえに言われなあかんねん！
スタジオ：（大笑い）
久保田：「アドバイスしてくれ」って言ったからちゃうんかい！
野々村：調子のんなよ、ホンマ。
久保田：じゃあ、俺、ホンマに言っていいですか？俺、（野々村さんのこと）ムチャクチャ綺麗だと思うんですよ。もうちょっと…セクシーな感じがあってもいいのかなと。
野々村：おまえ、そんな目で見てたん？
久保田：そうだよ。
野々村：きっしょ！きっしょ！
スタジオ：（大笑い）
久保田：（思わず笑い出す）
スタジオに戻ってきた久保田さんは「初めて言うんですけど、もう帰っていいですか？」「冷や汗かいとるわ」と疲労困憊（こんぱい）の様子。
結局、最後まで久保田さんの好感度は上がらずじまい。キャスターアリタから、「これからも、クソ野郎一本でやっていただきたいと思います」という言葉がスタジオに響きました。
次回、6月9日（金）の『全力！脱力タイムズ』は、ゲストコメンテーターとして、上川隆也さん、盛山晋太郎（見取り図）さんが登場します。
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