旅立ちのとき…速見（波瑠）と“お嫁くん”山本（高杉真宙）が出した答え＜『わたしのお嫁くん』最終話完全版＞

速見穂香（波瑠）は、山本知博（高杉真宙）からプロポーズされる。しかし、山本の言葉を遮り、「ちょっと距離を置いたほうがいいかも」と告げてマンションから出て行く速見。

山本は突然のことに動揺。するとそこに、古賀一織（中村蒼）が尋ねてきて、「俺んとこ、嫁に来ん？」と告げる。

＜ドラマ『わたしのお嫁くん』これまでのあらすじ完全版＞

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古賀は、「ラクーン・エレクトロニクス」が福岡に立ち上げる調理家電の開発に特化した子会社への移籍がすでに決まっており、それに伴い、営業部からもう1人、立ち上げメンバーとして子会社に連れて行く人物を選ぶことになっていた。そこで白羽の矢を立てたのが山本だった。

古賀は速見を連れて行くつもりだと勝手に思い込んでいた山本。それを知った古賀は、山本のことを一番よく知る速見に相談していただけだ、と打ち明ける。

そのとき速見は、「山本くんなら大丈夫」と答えたのだという。

夢を諦めてほしくない、という速見の思いを知った山本は、彼女に謝った。そして、福岡には行きたいが速見のことも諦めない、と言って行動を開始する。それは、福岡に行くまでに間に、速見の家事スキルを底上げしようというものだった。

速見も、山本の思いに応えようと、仕事と家事の両立を目指して奮闘。だがあるとき、家事の最中に仕事に取りかかったものの、連日のハードスケジュールがたたって居眠りしてしまった速見は、鍋を焦がしてしまう。

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速見のことを心配していた山本は、もう頑張らなくてもいい、と言いだす。毎週末に福岡から東京に戻り、掃除や1週間分の食事を自分が用意する、というのだ。

そんな山本の言葉に反発した速見は、「一緒にいるために2人とも無理して苦しくなるなら、知博くんは私のお嫁さんなんかやってる場合じゃないし、私ももうお嫁さんはいらないよ」と言って彼に別れを告げてしまう。

速見は、友人の高橋君子（ヒコロヒー）や、父・健一（宇梶剛士）、母・良子（富田靖子）に、山本と別れたことを伝えた。

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古賀と山本が福岡へ旅出す日、速見は、引っ越しをするために荷物の整理を始める。そこで、以前捨てられずにいたペアグラスを「いらないもの」の箱へ。荷物を分別する度に、よみがえる山本との思い出。速見の目から涙が溢れた。

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すると、山本家の長兄・正海（竹財輝之助）と次兄・薫（古川雄大）が訪ねてくる。正海は、弟から渡してほしいと頼まれたという封筒を速見に差し出した。

中身は、部屋の鍵と「いってきます！」とだけ書かれた1枚の紙。それを見た速見は、部屋を飛び出して空港へと向かった。

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正海たちが速見のマンションを出ると、そこに派手な車に乗った山本の同期・赤嶺麗奈（仁村紗和）と速見たちの後輩・花妻蘭（前田拳太郎）の姿が。速見は必ず空港に行くはずだから自分が送る、と赤嶺が言いだしたらしい。

速見がすでに空港に向かっていることを知った花妻は、古賀に連絡し、山本を待たせておくよう頼んだ。

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ギリギリのところで出発に間に合った速見は、どうしても言いたいことがある、と言って、「いってらっしゃい！」と山本に告げた。

拍子抜けする山本に、自分にとってのお嫁さんは、家事をしてくれる存在ではなく山本そのものだ、と伝える速見。そして速見は、「いつか本当に2人で特別なお祝いが出来る日まで、あの部屋で待っている」といって、ペアグラスの一つに部屋の鍵を入れて手渡した。

すると山本も、嫁だから家事をしたのではなく、大好きな速見と一緒に生活するのが楽しかったからだと返し、「ずっとずっと大好きです！」と続けた。

速見はそんな山本とキスをして彼を見送った。

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1ヵ月後、山本が帰省してくる。申し訳なさそうに部屋が散らかっていることを伝える速見。「今から片付けますよ、一緒に！」と笑顔を見せる山本に、速見は「うん！」とうれしそうに応えて……。

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