上島光、夫・竜兵さんに「なぜいなくなっちゃったんだ、ばかやろう」

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ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんの妻・上島光（芸名：広川ひかる）さんによる書き下ろしエッセイ「竜ちゃんのばかやろう」（KADOKAWA）の出版記念メディア向け発表会が8月10日に行われ、光さんが胸中を語りました。 

＜上島光、夫・竜兵さんに「好きだった。いなくなって本当に寂しい」生前の素顔も明かす＞

竜兵さんは、2022年5月11日に61歳で急逝。

光さんは、生前の竜兵さんについて「昔から性格がコロコロ変わるほうですが、コロナの影響で世の中が暗くなるのと同時に、“どんより、しょんぼり”する日が多くなって、2022年2月くらいからその回数が多いなと気になっていました」と振り返りました。

そして、本の執筆について「難しくないと思っていましたが、亡くなった現実に向き合うので、とてもつらいものがありました」と回顧。

「筆が止まって、PCの前にただ座り続ける日が続いたり、前向きにはしていますが、何もしたくない日もたくさんあって、“前向きな今日”と“後ろ向きな昨日”の繰り返しでした」と明かしました。

そんな日々でも、光さんは、ほぼ毎日お墓参りに行っているそうで、「ご住職とお話をしたり、いただいたお花をお墓に手向けたり、何気ない日常でリラックスできたことが、心を癒してくれました」とコメント。

訃報から1年3ヵ月経ったいま、竜兵さんに伝えたいことを聞かれると「『私、がんばったよね？』って言いたいです。竜ちゃんは『がんばってね』って言ってくれますかね」と微笑み、次のように語りました。

「ことあるごとに、竜ちゃんからメッセージがほしいんですよね。何か私へのメッセージがあるのではないかと、空を見たり、音楽に耳を澄ませたりします。空に、竜の形に見える雲を探してしまったり。（見つけると）竜ちゃんが応援してくれているような気がします」

そして、本書のタイトルに込めた思いについて、「悲しいとか寂しいという感情が強いですが、いろいろな手続きをするなかで、『なんで私にこんなことさせるの、こんな思いをさせるの』という怒りの感情が巡ってくることが多いんです。『なぜいなくなっちゃんだんだ、ばかやろう』という思いです」と明かしました。