民間放送の優れた番組を表彰する、2023年日本民間放送連盟賞の審査結果が発表され、テレビ報道部門で『ザ・ノンフィクション「たどりついた家族2~戦火の故郷と母の涙~」』(前編:2023年2月26日/後編:2023年3月5日放送>が、優秀賞を受賞しました。
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日本民間放送連盟賞(民放連賞)は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、CM制作や技術開発の質的向上と、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟が1953年に創設。
これまでにも『ザ・ノンフィクション』は、2020年に「おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~」(2019年6月2日放送)が、テレビ教養部門で、最優秀賞を受賞。
2021年にも「生まれてくれて ありがとう~ピュアにダンス 待寺家の17年~」(2020年6月7日放送)が、同部門で優秀賞を受賞。テレビ報道部門での受賞は、今回が初となる。
今回受賞した『ザ・ノンフィクション「たどりついた家族2」』は、2022年5月1日(日)に放送した前作『ザ・ノンフィクション「たどりついた家族~海の向こうの戦火と涙~」』の続編にあたり、まったく言葉のわからない異国の地で、いつ帰れるのかもわからない不安を抱えながら、故郷の戦火に翻弄される家族の姿を描いています。
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2022年5月、東京・東新宿の都営住宅で2人の親子が暮らし始めました。母・マーヤさん(45)と、レギナちゃん(6)、マトヴェイくん(4)のきょうだいです。
親子は2ヵ月前、戦火の中を脱出し、日本へ逃げてきたウクライナからの避難民。日本人の和真さん(35)と結婚した長女・アナスタシアさん(22)を頼り、遠く離れた日本にたどり着きました。
日本語もわからないまま、始まった東京での暮らし。小学校や幼稚園に通い、日本での生活になじんでいく子どもたちを見守りながら、母・マーヤさんは、どうしても戦火の故国に帰らなければならない理由を抱えていました。
それは、残してきた兄の存在。障害のある兄を一緒に日本へ連れてくることはできず、今は亡き夫の母が面倒を見ています。
義母も高齢で、ずっと兄を預けておくわけにはいきません。しかし、激化するロシアによる攻撃。マーヤさん自身も、幼い子どもを残して帰国するべきなのか、平和な日本の暮らしの中で大きく揺れていました。はたして、彼女が下した決断とは…。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年…東京の片隅で、愛する故郷の戦火に翻弄される家族をみつめました。
今回の受賞は、戦争の愚かさと、避難生活の苦しさや戸惑い、深い悩みだけではなく、地域とのつながりなど光の部分も丁寧に追ったことが高く評価されました。
また、今年から、民放連賞の受賞作品を半年間、無料配信する特設サイトを開設。
『ザ・ノンフィクション「たどりついた家族2」』前・後編は、フジテレビが運営する動画配信サービスFODとTVerで特別無料配信。
2024年3月31日(日)まで、会員登録なしで視聴が可能です。
FOD特別無料配信
期間:9月21日(日)14時~2024年3月31日(日)23時59分まで
前編:https://fod.fujitv.co.jp/title/3254/3254820021/
後編:https://fod.fujitv.co.jp/title/3254/3254820022/
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