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「第15回TAMA映画賞」鈴木亮平、黒木華、目黒蓮、山田杏奈らが受賞

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第15回TAMA映画賞の受賞作品と受賞者が発表されました。

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「TAMA映画賞」は2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品・監督・キャスト・スタッフを対象に、市⺠ボランティアの実行委員が選考しています。

「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力あふれる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するものです。

「第15回TAMA映画賞」の受賞者と選考理由は、以下の通りです(敬称略)。

【最優秀作品賞】

「怪物」(是枝裕和監督およびスタッフ・キャスト一同)

 声に出せない思いを抱えるこどもたちが解放された光溢れる世界を映すことで、「怪物」を生み出す実社会の生きづらさを描き出した。 

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©2023「怪物」製作委員会

「雑魚どもよ、大志を抱け!」 (足立紳監督およびスタッフ・キャスト一同)

 少年たちは、友の危機にそれぞれの覚悟で立ち向かう。その姿は大人へと成長する逞しさを感じさせ、観る者の胸に熱く迫った。 

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©2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

宮崎駿監督、上田誠、山口淳太監督らが特別賞を受賞

【特別賞】

宮崎駿監督およびスタッフ・キャスト一同 (「君たちはどう生きるか」)

あふれ出るイマジネーションと細部のリアリティを表現したアニメーションは、主人公同様、観客にも創造の積み木を持ち帰らせてくれた。 

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©2023 Studio Ghibli

上田誠氏、山口淳太監督はじめヨーロッパ企画およびスタッフ・キャスト一同(「リバー、流れないでよ」)

時の牢獄で翻弄される人間模様を、唯一無二のグルーヴと時間SFの尽きぬアイデアで描き出し、軽妙な笑いと発見の喜びを与えてくれた。 

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©ヨーロッパ企画/トリウッド 2023

佐藤浩市、鈴木亮平が最優秀男優賞を受賞

【最優秀男優賞】

佐藤浩市(「春に散る」「せかいのおきく」「仕掛け人・藤枝梅安2」「大名倒産」「キングダム運命の炎」「ファミリア」「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」)

俳優・佐藤浩市ならではの、にじみ出る渋さと颯爽と放つ華が、若手俳優の魅力も最大限引き出し、作品を輝かせ続けている。 

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©2023映画『春に散る』製作委員会

鈴木亮平(「エゴイスト」「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室」)

「エゴイスト」において、愛とエゴの狭間で葛藤しながらも献身的にそそぐ愛は繊細で切なく、実在感あるものとして観る者の心に刻まれた。 

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© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会

菊地凛子、黒木華が最優秀女優賞を受賞

【最優秀女優賞】

菊地凛子(「658 ㎞、陽子の旅」)

故郷への旅のなかでさまざまな人と出会い、自身の孤独な人生と向き合って、静かに奮い立つ瞬間を表現した。

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©2022「658km、陽子の旅」製作委員会

黒木華(「せかいのおきく」「ヴィレッジ」「映画 イチケイのカラス」「ほつれる」)

凛とした所作が美しい武家の娘であり、気っぷがよいおきゃんな娘でもある「おきく」の創出により、爽やかな青春ドラマに昇華させた。 

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©2023 FANTASIA

【最優秀新進監督賞】

福永壮志 監督(「山女」)

村社会を離れ山に入って解放される凛の姿は現代にも通じる。そして自然を前にした人間の弱さと自立する姿を鮮明に描き出した。 

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©YAMAONNA FILM COMMITTEE

金子由里奈 監督(「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」)

ぬいぐるみに話しかけ、思慮深く他者と関係を紡ぐ姿を絶妙なバランス感覚で描いた。あふれ出す優しさが私たちに寄りそってくれた。 

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©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

目黒蓮、奥平大兼、山田杏奈、髙石あかりが新進賞を受賞

【最優秀新進男優賞】

目黒蓮(「わたしの幸せな結婚」「月の満ち欠け」)

キャラクターを華がある演技でスクリーンに焼き付けて観る者をとりこにし、美世への想いの移ろいを繊細な感情表現で演じきった。 

奥平大兼(「君は放課後インソムニア」「ヴィレッジ」「あつい胸さわぎ」「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」)

物語に溶け込み、役柄を的確にとらえる優れたバランス感覚と素直な表現力は、映画の未来を担っていくことを予感させる。 

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©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会

【最優秀新進女優賞】

山田杏奈(「山女」)

逆境に屈せずに、たくましく凛と存り続けた姿に圧倒させられ、その強い眼差しには観客の心を揺さぶるエネルギーを感じた。 

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©YAMAONNA FILM COMMITTEE

髙石あかり(「ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー」「Single8」「セフレの品格 決意」「わたしの幸せな結婚」ほか)

言葉にせずとも目で訴えかける静の佇まいから、おさえきれない感情の抑揚を全身で体現する躍動感まで、変幻自在に役に入り込んだ。 

「第15回TAMA映画賞」鈴木亮平、黒木華、目黒蓮、山田杏奈らが受賞_bodies

©2023「ベイビーわるきゅーれ2」製作委員会

なお、「第15回TAMA映画賞授賞式」は、11月25日に行われる予定です。

詳しくは「第33回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」公式サイトまで。

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