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<試写室>唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティック!さらにそれが…とてつもない構成!!

10月28日(土)23時40分~土ドラ『あたりのキッチン!』第3話(SMBC日本シリーズ2023第1戦「オリックス×阪神」延長の場合、放送時間変更の可能性あり)

めざましmedia編集部

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<試写室>『あたりのキッチン!』第3話

ダメだ…。

まだ3話だってのに、「いいお話…」としか言いようがない…。

うん、マジで、見終わったあと、なんて「いいお話…」って、しばらくしんみりしちゃって、ちょうどお昼どきだったことも相まって、近所のスーパーまで“メンチカツ”(=「今週の一膳」)、買いに行っちゃったよね(知らんがな!)。

で、そのメンチカツを食べながら、これはあのメンチカツとは違うんだわ…ああ、食べたい、あの、第3話の、特別なメンチカツを食べたい!…今度、“あのレシピ”で挑戦しよ…みたいなそんなこんながありつつ、いやだけど今回の第3話はとてつもなく「いいお話」だったわ~、なんつったりやんや、もっかい第3話とメンチカツを、噛みしめちゃったよね…(ってなんの話だよ!)

第3話だってのに、何話分も見た!!みたいな充実感

いや、とはいえ、初回も、前回もすっごく「いいお話」ではあったんだけど、普通、連続ドラマってのは、回を追うごとにキャラクターへの愛着がわいていって、気持ちが醸成されていって、それを視聴者全員が共有しているような気持ちになって、だからこそ、「いいお話」以外何か言うことあります??みたいな気分になるわけじゃないですか?(なぜ悪態つく)

だけど、なぜでしょう?このドラマときたら、まだ第3話までしか見てない、まだ正味45分×3=135分くらいしか時間を共有していない、たったの3話だってのに、どうしてもこうも、何話分も見た!!みたいな充実感、「いいお話」!!としか言いようがない気分にさせられるんでしょうか?(しつこい!)

で、よくよく振り返ったみたら、今回のオチは、 “メンチカツ”を食べて、ほっこりしましたとさ…っていう、ただそれだけ…(いや、それだけでは決してないんだけど、体感って意味で)だってのに、どうしてこうも、物語が詰まっているんでしょう?で、なぜ、たかが、“メンチカツ”で!(たかが言うな!)、いや、なんなら前回はたかが、“さばの味噌煮”で!こんなにも「いいお話」に仕上がるんでしょう?ねぇ??なぜ??(ホントに誰に!?)

おっと、結局のところ、“しか言いようがない”とか言いつつ、こんなにもしつこく、わけのわからないことを語ってしまいましたが、とにもかくにも言いたかったのは、この第3話、とっても「いいお話」!ということです!!(知ってた)

<試写室>唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティック!さらにそれが…とてつもない構成!!_bodies

意外性がありつつもドストレートに心へ響いてくるお話

はい、というわけで、今回のあらすじ…(ようやく)。

主人公の清美(桜田ひより)がアルバイトをしている定食屋さん「阿吽」の店主・善次郎(渡部篤郎)の一人息子・清正くん(窪塚愛流)が、サッカー部のチームメイトから決起会を「阿吽」でやろう!と提案されて…というお話。

一見、あんなおいしいものしか出てこない定食屋さんで決起会ができるなんて!うらやましすぎる!!!ハートウォーミングな予感しかない!!!って早とちりしちゃいそうになるんだけど、そこは思春期の清正くん。

<試写室>唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティック!さらにそれが…とてつもない構成!!_bodies

「(「阿吽」は)おっさん向けの店だし…」とかなんとか言っちゃって反抗して見せるわ、それを悲しげにそして料理人としてのプライドメラメラの善次郎が目撃するわ、だけど、早くに母親を亡くした清正くんの“思い”もあるわ、で、そこへ割って入ってくるのが、家族との思い出を知らない清美だわ…で、複雑なようで単純、単純なようで複雑な“親子の物語”を、今週の一膳“メンチカツ”でもって、丁寧にあたたかく物語を紡いでいく…という、そんな仕上がり!

<試写室>唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティック!さらにそれが…とてつもない構成!!_bodies

んでもって、僕が今回とてつもなく感心してしまったのは“伏線”の施し方(急に)。

物語終盤、清美が“ある思い出”を語り出すんだけど、その思い出、一見すっごく唐突で、まだ第3話の序盤だから前回までに小さな“伏線”でも残していれば唐突感は薄れたのにな…ってちょっと頭をよぎるんだけど(もしかしたら僕が気づかないだけで伏線は仕込まれてたかもだけど…)、最後まで見てみると、その“伏線”がない=唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティックさがあって、そしてその“ある思い出”が、清美の特技“絶対味覚”につながって、つまりそれこそが“伏線”で…という、とてつもなく良くできた構成!!

<試写室>唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティック!さらにそれが…とてつもない構成!!_bodies

<試写室>唐突に明かされるからこそ、作為的ではないドラマティック!さらにそれが…とてつもない構成!!_bodies

なんでもかんでも伏線伏線言ってればドラマ語ってる!みたいに偉ぶれる僕へ警鐘を鳴らすような(なわけない!)、意外性がありつつもドストレートに心へ響いてくるお話…とどのつまり、「いいお話」!!(結局な)なので、今週もお見逃しなく!!

追伸。近所のスーパーで“メンチカツ”と一緒に、“マヨネーズ”もつい買い足してしまったことはネタバレになるから秘密です…(って言っちゃってるし)。

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